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情景描写の量について (No: 1)

スレ主 鬼の王の墓標 投稿日時:

どうもこんにちは。本サイトには毎度お世話になっておりますマリン・Oです。
今回は情景描写について聞かせてください。
私の拙作は情景描写が少ないというご指摘をよくいただきました。それで改善のために練習をしようと思うのですが、どれくらいの量を入れるべきなのかが良くわかりません。
場面変更の度に原稿用紙一枚丸ごと以上を費やして風景描写をしなければいけないのか。それとも今の原稿に少量ずつ描写を継ぎ足すだけで大幅に改善されるのか。
個人的に前者は地の文のバランスが崩れそうなのであまりやりたくないです。
後者が正しい場合はどのような描写を継ぎ足さなければいけないのか。
個人的には風景描写と容姿描写が足りないと思っているのですが、他にも足りないものがあるなら教えて下さい。
本サイトの第4研究室でも、情景描写に関する書き込みは少ないので、どうかお願いします。

拙作のURLですhttps://ranove.sakura.ne.jp/1story_system/public_story/02913.shtml

カテゴリー: 文章・描写

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人気回答!情景描写の量についての返信 (No: 2)

投稿者 サタン : 5 No: 1の返信

投稿日時:

描写は表現なので、説明が難しいものです。
イラストで考えてみましょう。
「鬱蒼とした森の中」という絵をイメージしてみてください。
たぶん、木の幹も苔むして一面が緑に囲まれた森で、奥へ行くに従って暗くなるような風景をイメージしたでしょう。
良い風景画かもしれませんが、これは木々を描いてるから森ってことが説明されてるだけで、奥へ行くに従って暗くなるので鬱蒼としてることを絵で説明してるだけ。
では、その森のイメージに「不確かな人のようなモヤ」を描き足したら、どうでしょうか。
一気にホラーで不安な感じになります。
では、逆に「美しく神々しい天使のような存在」を描き足したら、どうでしょうか。
一気に神秘的な感じになります。
極端に言えば、この「雰囲気を付け足す」ことが描写です。

うーん。断言しちゃったけどちょっと違うか。言葉や文字で書くものじゃないよ、って話をしたかったのですが。まあいいか。

文字で説明するのではなく、物語や場面で説明するのが描写(説明するっていうか、誘導するって言ったほうが正しいと思うけども)。
文字での説明は、イラストで言えば「絵で説明してる」という状態。どれだけ文字を飾って美文を付け足しても、それは「文章表現」なだけで、小説の描写というには一歩遠い。
ーーというのも。
「文章で」というのは、なにも小説じゃなくても出来るんだよね。エッセイでもブログでも文章を飾って風景を書いてくことは出来るでしょ。
でも、「物語で・場面で」というのは物語が存在する媒介でなければ出来ないんだよね。

例えば。
学園モノで、主人公が毎朝徒歩で学校へ通学してる、というシーンを考えた場合。
絵でわかるアニメや漫画を思い浮かべてみてください。
周囲に同じ制服を着た生徒が画面一杯に映ってたりしませんか? でもコレ、普通に考えるとおかしいんですよね。
全生徒が同じ通学路を通るわけでもないし、あと10mで学校って距離でもなければ漫画みたく大量に生徒が同時に歩いてるわけないんですよ。
少なくとも私が高校の頃は、学校が視界に入るほど近づかないと見回しても数名いるかなという感じでした。
駅から来る生徒もいるし、反対方向からバスで来る生徒もいるし、徒歩や自転車で別ルートから来る生徒もいる。
でも、このシーンは「通学路であるという事の描写」のためには最適な場面と言えるでしょう。
同じ制服の生徒が大量にいれば説明不要で「通学路」ってことがわかりますよね。
これが「場面で」という事で、「描写できる場面を作る」ことで風景は描写していきます。

なぜイチから持論とも言えない話をしてるのかと言うと。
文章で説明してる以上「描写を継ぎ足せば」という話ではないためです。
「場面そのもの」を「描写できるように変更する」という必要が出てきます。
描写というのは表現です。
文章で書くのは説明。それを表現してこそ描写。
故に、すごーく軽く言えば「それっぽい場面を書けば良いんだよ」という事ですね。
難しそうに言えば「それを表現できる場面・展開を作らなきゃならない」という事です。

手軽に「継ぎ足す」ことが出来る範囲で言うと、小物を扱う事でしょう。
例えば「通学途中にコンビニに寄った」と簡単に済ませるよりも、「友人に部活用のスポーツバッグを預けてコンビニへ入った」とすれば、「バッグ」が見えてきます。
自分の荷物と友人の荷物を持たされ待ちぼうけしてるキャラの姿も見えてきます。
待ちぼうけしてるキャラは不満そうな顔をしてる事でしょう。
そんな生徒がコンビニの外でケータイでもいじって友人を待ってる姿というのはなんとなく想像できてきませんか。
コンビニの外観は書いてないけど、セブンでもファミマでも、適当にイメージしませんでしたか。
これは「友人の荷物を預かって不満そうに待ちぼうけを食ってる姿」があるので、それに合う情景を読者が自由にイメージしてるためです。
「荷物を預かって待ちぼうけ」というシチュエーション(場面)が背景をも描写してるわけですね。
……まあ、ここまで書いておいて、そんなイメージできませんでしたよと言われたら何も返せないんだけども。

情景描写の量についての返信の返信 (No: 5)

スレ主 鬼の王の墓標 : 2 No: 2の返信

投稿日時:

遅くなりましたが返信を書かせていただきます。
イラストで考える例、特に森に関してはかなり上手い例ですね。
付け足すものが変わるだけで印象は別物。この雰囲気を付け足すというのは私の方ではあまり行っていなかったですね。
バトル系のジャンルだと風とかが特に使えそう……これなら吹く風の種類を変えるだけで希望も絶望も表現できるかな。(無論、風自体が情景描写における汎用性が高いものなのでバトル以外にも応用できると思いますが)
学校の話でも同じ制服を着た生徒の描写をするだけで、登校中であることを直接書かなくても説明できるというのがキモだと思いました。
ただの風景の説明をストーリーに関係のあることと融合させる。ここがポイントなんですね。

恥ずかしい話、今私はこんな基本的なことを新鮮に感じてしまっています。この程度で目から鱗が落ちているということは今までずっと惰性だけで文を書いていたみたいです。
いつもありがとうございます。

情景描写の量についての返信 (No: 3)

投稿者 のん : 0 No: 1の返信

投稿日時:

こんばんは。リンク先の作品をさわりだけですが読ませて頂きました。

ガンダムの二次創作とあるのですが、原作を知らない者からするとプラモデルの形がイメージ出来ませんので、その描写か説明は欲しいですね。
あとは、全体的に説明ばかりで描写が少ない印象を受けました。描写を付け足すよりは、説明を描写に書きかえた方がいいでしょう。

書きたいことは既に決まっているのですから、説明の軸になっている其をストレートに書かず、遠回りする意識を持つだけで変わるかと思います。
例えば、眠るとこにした。→欠伸をかみ殺し布団にもぐる。のような感じです。

情景描写の量についての返信の返信 (No: 6)

スレ主 鬼の王の墓標 : 1 No: 3の返信

投稿日時:

>>ガンダムの二次創作とあるのですが、原作を知らない者からするとプラモデルの形がイメージ出来ませんので、その描写か説明は欲しいですね。

原作を知らない人のために機体の説明は出来る限りしたつもりだったのですが、どうやらプラモデルの造形の描写という一番大事なポイントを抜いていたようですね。
このことに関しては、当分修正を入れられないので、お手数ですがネットで画像検索をしてください……

>>描写を付け足すよりは、説明を描写に書きかえた方がいいでしょう。

確かに付け足す場合だと地の文が増えてせっかくキチンとできたバランスが崩れかねないですね……
私の作品は地の文とセリフの割合が7:3というラノベにおける最もバランスがいい(ということにされている)数値になっていますので、そのバランスを崩さないで改善するには説明を描写に置き換える方が良さげと思いました。
さっそくストレートに書く癖を直さなくては……

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情景描写の量についての返信 (No: 4)

投稿者 ヘキサ : 0 No: 1の返信

投稿日時:

私の場合は、視点人物の気持ちを第一に考えるので、その人の気持ちになった時に「見慣れすぎているのでどうでもいい風景だけど当たり前に存在しているのでいちおう書いておく」「ものすごく重要で注目しているのでしっかり書く」くらいの差をつけて書いています。

ストーリーと視点人物の注目度により、ってことになるのかな。
それらが決まっていれば自然に適切な量は決まると思っているので。

情景描写の量についての返信の返信 (No: 7)

スレ主 鬼の王の墓標 : 0 No: 4の返信

投稿日時:

hexa様はどうやら一人称メインで書かれているようですね。(あくまで文面からの推測です)
この方法は三人称の場合でも応用が利きそうです。カメラマンがどんな気持ちで取っているか、それが一番大事なのですね。
特別重要じゃない描写は薄味で、山場に入ってから濃く書くべきということですね。了解しました。

情景描写の量についての返信の返信の返信 (No: 8)

投稿者 ヘキサ : 0 No: 7の返信

投稿日時:

ああ、そういえば前回の一人称・三人称に関する話題に触れてませんでしたから、そう思ってしまったんですね。
私はおもに一人称か、三人称一元(視点人物の主語を「私」にすると一人称になる)か、三人称一元のシーン毎の視点切り替えで行っています。つまり、これはどれも視点人物の気持ちを最も尊重する書き方です。そしてこれは、ほとんどの小説の書き方で推奨されています。

つまり、三人称にしたからといってむやみやたらに視点って変えるものじゃないんですよ。
わたしが言いたいのは、それだけ視点って大事なものなんだよってことです。
視点を固定するって、その人の認識を深く掘り下げる行為だから。「その人がどれだけ真剣にその世界を生きているのか」てことなの。だから私は視点ぶれが怖いんですよ、ぶれるとそのキャラクターがいいかげんに生きていることが丸わかりになってしまう。イコールキャラヘイトに繋がります。

視点は漫画やアニメ、映画などの映像にはない小説特有の概念です。
ある作家さんは「視点は小説の全てである」とも言ってるくらいです。
そういえばマリンさんの前作はやや視点の概念が曖昧な感じがしましたね、すこし他作の視点に注目してご覧になってみてください。

情景描写の量についての返信の返信の返信の返信 (No: 9)

スレ主 鬼の王の墓標 : 0 No: 8の返信

投稿日時:

>>そういえばマリンさんの前作はやや視点の概念が曖昧な感じがしましたね

確かにそのような気もします。戦闘シーンで主人公メインかと思ったら急に悪役の方に描写が移ったり……と。
場面転換を多用するのも悪いのでしょうか。
前作を書いていた時は悪役同士の絡みを書くことにハマっていました。主人公が登場しないシーンを多少多めに構成するというのが初めてのことだったので、よくわからない興奮状態にでもなっていたのでしょう。
(もしhexa様の言いたいことと関係のないことを話していたらスミマセン)

あと三人称の地の文にセリフがかった文(というか登場人物の独白)を書くのもあまり良くないのでしょうか。
既存作を例にすると太宰治の走れメロスは三人称だけどメロスの独白みたいなものが平然と書かれていたけど……
(例の知人氏が「そんなものを使わずに丸かっこにしろ」と異常なまでに強要してくるので、少し気になりました)

情景描写の量についての返信の返信の返信の返信の返信 (No: 11)

投稿者 ヘキサ : 0 No: 9の返信

投稿日時:

>場面転換を多用するのも悪いのでしょうか。

私は、必要ならガンガンやりますよ。どうでもいい場所の移動中とか、一段落ごとに場所を変えたりしましたし(ようするにダイジェスト化ってやつです)ただ、その時は主人公の視点に固定してましたけどね。
私はけっこう短めの文体なので、必要なことが書けたと思ったらさっさと切り替えます。ただ、視点は……そんなに変えないかな、全くないとは言えないけど。
視点ってのは、カメラとイコールではないです。

>前作を書いていた時は悪役同士の絡みを書くことにハマっていました。主人公が登場しないシーンを多少多めに構成するというのが初めてのことだったので、よくわからない興奮状態にでもなっていたのでしょう。
(もしhexa様の言いたいことと関係のないことを話していたらスミマセン)

初心者が多視点やりたがる、小説あるあるです。
ただ、そのせいで主人公から見て「どうしてカンプラ娘たちの戦いに巻き込まれているのか」を考える機会がなかったですよね。そういうのが「登場人物の気持ち置いてきぼり」ってやつです。またTRPGの話を持ち出して何ですが、そんな感じにPC達の気持ちを置き去りにして(もしくは、置き去りにされたままなあなあで話についていって)結局最後まで盛り上がらず、後悔したことが何度もありましたからね。そのへんの気持ちに整理をつけることは重要視しているほうです。

>あと三人称の地の文にセリフがかった文(というか登場人物の独白)を書くのもあまり良くないのでしょうか。
既存作を例にすると太宰治の走れメロスは三人称だけどメロスの独白みたいなものが平然と書かれていたけど……
(例の知人氏が「そんなものを使わずに丸かっこにしろ」と異常なまでに強要してくるので、少し気になりました)

地の文での独白は、一人称もしくは三人称一元の特権です。やっちゃって構いませんよ。
ただし、それはそのシーンがはっきり誰かの視点だとわかっている時の、その視点人物のみです。
あと、三人称一元で多用しすぎはおすすめしないかも。あくまでポイントをおさえて。
独白が多すぎる場合は、一人称のほうがいいかもしれません。
個人的にはカッコ書きの思考描写は好きではありません。何故なら、私の場合地の文ほとんどすべてが視点人物の思考描写だからです。このへんは他の方の意見も聞いてみてください。

情景描写の量についての返信の返信の返信の返信の返信の返信 (No: 12)

スレ主 鬼の王の墓標 : 0 No: 11の返信

投稿日時:

前回の書き込みから間が空きましたが、返信を書かせていただきます。

多視点を多用すると主人公の心理描写が疎かになるようですね。これはプロット段階での問題ですから、次回からはまた主人公中心の物語に戻します。

そういえば私のものは三人称一元視点というよりかは三人称神視点に近い構成なのですが、神視点があまり奨励されていないのはどういうことなのでしょうか?
前作は神視点が一番相性のいい視点だと判断して採用したのですが(途中一元とどっちつかずになったりしていましたけど)あまり良くないなら完全に一元にシフトチェンジしようと思っています。

ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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情景描写の量についての返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信 (No: 13)

投稿者 ヘキサ : 2 No: 12の返信

投稿日時:

うん……それはね、マリンさんのもとのイメージがアニメという映像媒体からきてるから、神視点がたぶん適切だろうなと思ってしまったってことなんだと思うよ。

直近のトピックの「主人公が意識を失っている時の描写はどうしたらいい?」のところで皆さん思い思いに意見を述べていますから、どうぞそちらをご覧ください。

私の意見としては、文章媒体ってのは言葉で構成されている。言葉は人の意思によって生み出されるものだから、人の内面から出てくる。だからどんなに客観的に見える文章を紡いだところで、その人の主観は免れない。それが登場人物のうちの誰でもない場合、それは一体誰なの?そこで横で見ている部外者に、登場人物の真剣な胸の内がどれだけわかるっていうの?てところ。

実際、多視点を乱用したがる人(注:プロで多視点を扱っている人ではない)のキャラクターは、無責任だったり、他人事感が強かったり、他者を思いやれなかったりKYだったりってことが多い。キツめのいい方をすると作者本人が「やたら他者の思考を覗き見したがる出歯亀趣味」か「その人の視点では表現しにくいことを他者の視点に切り替えて押し付けようとする無責任な人」だったりする。「登場人物ごとの心情のおいしいところだけをつまみ食いしようとしている」とも言える。だから、似たような趣味の読者の受けはとりやすくて、序盤~中盤の読者受けはそこそこよかったりする。

でもこれが中盤~終盤になってくると、その移り気さ、無責任さが悪い方向に出て、事態の収拾がつかないまでに放っておいたりして、完結を目指すのがぐっと苦しくなってくる。そんでもって破綻したり作者の意欲がなくなってエターなることも多い。だから、読み手としては「いいんじゃない、面白そうだからやれば?」って無責任に言えるけど、書き手としては「終わらせる自信や気力がないならやめとけ」って感じ。もしくは「終わらなくてもいいって考えているんならいいんじゃない」かな。途中までは楽しいから。次を期待している読者の前では口が裂けても言えないけれど。

マリンさんくらいの単行本1冊以内で済むボリュームだったらなんとかなったりするよ。
あとは登場人物にどれだけ思い入れられるか、かな。
その人の一生を背負うくらいの覚悟がなければやめとけって言いたい気分。

蛇足で申し訳ないが (No: 14)

投稿者 ヘキサ : 1 No: 13の返信

投稿日時:

……実はずっと言いたかったことなんだけど、マリンさん、マルテナはハマーン様の見せかけのいいとこしか取ってないので薄っぺらく感じた。

しかも部下を見る目がないって、男を見る目がないハマーン様よりどうしようもないですよ!
彼女は「強い男が好きだけどその人を支えることができないから振り向いてもらえない」可哀想な人なの……だからシャアと破局したんですってば!あのマザコンロリコンシスコン三拍子揃った残念なイケメンは、どっちもお互いが相手に依存したいタイプなのわかってたんですってば。だからララァだけが特別なの!このへんは「逆襲のシャア」見てればわかることね。

そして、彼女の内面はZZのほうがよく描かれている。彼女のインナーチャイルドとして表現されているのがキュベレイMk2のパイロット、エルピー・プルね。ZZのOP見たことある?ハマーンから分離するようにプルが飛び立とうとしているの。そんでもって彼女がメンタルの強いお兄ちゃんキャラのジュドーに懐いたり、後でハマーンもジュドーを気に入ったりしてるのはそういうことなの!ジュドーはマザコンがないだけシャアよりマシだけど、それでもロリコンのシスコンだからやっぱり年上の女性に興味ないだろうけどね。実際、年上のお姉さんキャラだったルーとは破局したみたいだし。彼は「自分が世話を焼ける妹キャラ」でないとダメみたいだしな。

だからハマーン様はそんなに強くないんです、むしろ必死に弱さを隠してた人。
……すまん完全な蛇足でしたね。まあとにかく、理想ばかりでキャラを作らないほうがいいかもよって話でした。

蛇足で申し訳ないがの返信 (No: 15)

スレ主 鬼の王の墓標 : 0 No: 14の返信

投稿日時:

うーん、そういった指摘はできれば鍛錬投稿室の方で書いていただきたかったですね……
hexa様御自身も蛇足と認めているから、深くは言いませんが。

>>ハマーン様の見せかけのいいとこしか取ってない

実はその指摘、例の知人氏にも似たようなこと(というかもっとひどいこと)を言われました。
粗悪品だの、劣化コピーだのと言った具合です。マルテナに関して私はあくまで「ハマーンと似ているだけの別人」と解釈しています(そのため戦いを好むなどといった独自要素を多めに入れました)。
もっともそれが功を奏することはなかったですけど……というか、むしろ拙作の(キャラクター関係における)一番の問題点を作る要因になってしまいました。

>>しかも部下を見る目がないって、男を見る目がないハマーン様よりどうしようもないですよ!

そのことに関しても後から見返すと自分でも変に感じるポイントを多く感じますね。
まず腹の中で嫌っているリンファを積極的にこき使っている(しかも無能でクズだと知っていていながらも結構重要なポジションである中間管理職に置いている)ところ、ここに関しては後から見返すと自分でも何を考えていたのかが良くわかりません。
ブラック上司として部下を苦しめていると知っているなら、さっさと追い出すなり粛清するなりすればいいのにとも思いました。
(ちなみに部下を見る目がないという問題に関しては、感想への返信でも書きましたが元々の原稿ではマルテナがリンファを粛清するシーンを入れていました。後になってあまりの文法の乱雑さやキャラクターの死の描写があるといった要素から黒歴史認定して投稿の際は削ったのですが、部下を見る目がないと思われるくらいなら入れておけばよかったなと後悔しています……)

ZZは見ていないですね……
私が旧作ガンダムが好きな理由は、実は父親もガンダムが大好きでファーストやZを小学生の頃から見せてもらっていたからなんですよね(逆襲のシャアやSEEDなども父親に見せてもらい、00に至っては本放送世代という親子そろってヘビー級ガノタです)
ただ、ZZは父親自身があまり好きじゃないという理由で見せてもらえなかったため、私自身もZZに関しては思い出補正がZよりも弱いです。
ゲーム作品もよくプレイしている(それもガンダムバーサスシリーズみたいなアクションよりも、Gジェネやギレンの野望などといったストーリー要素が強いものをよく遊んでいます)のですが、宇宙世紀中心のゲームでもファーストやZと比べると扱いがイマイチなせいでパッとした印象が浮かばないです。

OP映像は見ました。hexa様の言っているものは後期OPのことですね。あの映像にそこまで深い意味があるとは……
マシュマーみたいな(少なくとも彼女にとっては)どうでもいい部下からは慕われるのに、本当に求めているシャアやジュドーからは拒絶される……よくよく考えたらハマーン様はすごくかわいそうな人なんですね。

最後に仰られた「理想ばかりでキャラを作らないほうがいいかも」というのは、アンジーにも当てはまる問題なのかもしれませんね。
個人的にアンジーは「自分はこんな風に育ちたかった」という思いを投影して作った、女の子に生まれたもう一人の自分だと思って設定を組みました。その思いが強かったから尚更、誰にでも好かれるヒロインとして作ろうという意識を持って書いていた訳です(所詮はそれも日陰者の幻想に過ぎなかったのですが)

hexa様のご意見にはいつも本当にお世話になっております。
返信数が十件を超えるスレッドにおいては、全てのスレッドで誰よりも多くレスをしていただいており大変うれしく思います。
新参者の私にここまで親切にして下さったことには感謝しきれません。これからもよろしくお願いします。

本題の方に返信するのを忘れていました…… (No: 22)

スレ主 鬼の王の墓標 : 0 No: 13の返信

投稿日時:

今更ですが返信を書きます。

>>やたら他者の思考を覗き見したがる出歯亀趣味
>>その人の視点では表現しにくいことを他者の視点に切り替えて押し付けようとする無責任な人

お手厳しいですが、前者は自分にも少し思い当たるフシがあります。
アクセントで少量入れるだけなら全然構わないのでしょうけど、多視点は使いすぎると毒なようですね。
群像劇とか短編連作の要素が強い作品なら全然構わないのでしょうけど

>>その人の一生を背負うくらいの覚悟がなければやめとけって言いたい気分。

基本的に私は自分で作ったキャラクターは(後から失敗したと思ったキャラも含めて)みんな好きなので、hexa様の言った「その人の一生を背負うくらいの覚悟」というものは持っているつもりです。
(あとボリュームに関してもこれ以上増大させたいとは思っていませんね。前作はこう見えても書き上げるのに一年以上掛かっているので、たとえあの程度の出来でもしんどいと思いながら完走した方です)
ジャンプとかで十年以上連載を続けている漫画家の皆様はめちゃくちゃすごいと思っています。編集部が自分の望む形で完結させてくれなくても描き続けるなんて、相当の覚悟が必要だと思いますよ。
(長期化が原因でダレているストーリーに難癖をつける人の気持ちもわかりますが……)

PS
これはなろうにある小説の書き方のエッセイで聞いたことなのですが、三人称でも心理描写はなるべく主人公に限定するべきという記述がありました。
拙作のクライマックスのような「ラスボスの心理描写を思いっきり書く」というのはあまり良くないのでしょうか……?
複数人の心理描写を書けることが三人称の利点だと思っていた(そしてそれを有効活用しないなら三人称の意味がないとも思っていた)のですが、この意見は私の認識と正反対なのでかなり気になっています。

本題の方に返信するのを忘れていました……の返信 (No: 23)

投稿者 サタン : 1 No: 22の返信

投稿日時:

横からですが、
>三人称でも心理描写はなるべく主人公に限定するべきという記述がありました。
「主人公に」というのは一視点でしょう。
しかし、「誰かしらに視点を固定すべき」という意味で言えば、そのとおりです。
技術的に言えば「主人公視点から書いてるシーン」で「ラスボスの心の声を書く」というのは不可能ではありませんし、やっちゃいけない事でもありません。
でも、hexaさんが「出歯亀」と例えてるけど、そういう事になっちゃうというか、そうだよな、という感じです。
つまり、そのラスボスの思考は「誰がどうやって見聞きしているのか」という問題が潜在的にあるんですよ。
主人公視点のシーンである場合、「主人公が覗き見てる」という形になる。
ところが主人公にはそういう特殊能力はない。
すると、「誰視点のシーンなのかわからない」ということになる。
複数の心理を同時(同一シーン)に書くと、「視点」すなわち「何を中心に物語を語っているか」という芯になる部分がフラフラしちゃうわけです。
だから「複数の心理状態を書ける中心」に焦点を当てることが出来れば、マリンさんの考えは問題なく実行可能です。

これもhexaさんが指摘しているけど、「視点」というのは切り替え可能なカメラとは違うので、アニメや漫画のようにコロコロ切り替えることは基本的には不可能です(視点はよくカメラに例えられるが)。
ワンシーン内では1視点で誰かに固定する。別キャラの心の中を書きたければシーンを切り替えて視点を変える。
これを原則と思ったほうが良いです。
もちろん、ルール的に「それが絶対」という話ではありません。

――余談だけど、その原則外となる代表が「神視点」や「作者視点」でしょう。
正確には原則外ではなく、前述した「芯」や「中心」になる視点主が「なんでも知ってる神」に固定されてるので、神の視点から何でも書ける、という形になります。
また、考え方を捻れば「主人公の考えくらいわかる、付き合いの長い幼馴染」というキャラを出せば、「幼馴染視点」で書く場合は「幼馴染から見て主人公がどう思っているか」を書けるので、幼馴染視点から主人公の心情まで書くことができます。
巧みでややトリッキーな手段だと、心を持たない「モノ」に視点を合わせることもあります。そうすることで客観的俯瞰的に全体をほどよく同時に書けます。これは一人称と違って心の声で進行するわけじゃない三人称だから可能な表現で、ほんとにトリッキーですが。
このように、工夫すれば三人称で同時に多数の視点を書くことは可能です。

よって、あくまで私個人の意見ですが、
>「ラスボスの心理描写を思いっきり書く」というのはあまり良くないのでしょうか……?
それを「書ける状況にしてる」ということが前提で、悪くはありません。
三人称だからといきなりラスボス視点で心理状態を書いてしまっていたら、良くない、と言えます。
>複数人の心理描写を書けることが三人称の利点だと思っていた
一人称視点でも、シーンを変更すると同時に視点が変わることってありますよね。
でも、その場合、まるでプレイヤーキャラが変わったようにガラッと雰囲気が変わるでしょう。
しかし三人称視点の場合、視点移動でそこまで強いギャップはありません。
「第三者の語り」という点で統一感が取れているので、スムーズに視点移動することができます。場面移動とほぼ同義なくらい違和感ないでしょう。
この点でもって「視点移動しやすい」つまり「他者の心理状態を書きやすい」という事はあります。
しかし、「他者の心理を遠慮なく書けるのが利点」というのはおそらく認識に間違いがあると思う。
前述したように「神視点」など、元からそれが可能な技法を使っている場合はその限りではありませんが、これは三人称の特徴ではなく神視点の特徴なので、間違いというか誤解があるでしょう。
三人称でも基本的には誰かに視点を固定すべきです。
その視点をシーンによって移動させる、これが三人称はスムーズで違和感が出来にくいため、読者の目からは「複数の心理状態を同時に書いている」と見えますが、そんな事はありません。
これは「どこに視点を合わせるか」という話です。ポイントは「誰に」ではなく「どこに」である事です。
こうしたことが「視点を理解する」という事で、少し厳しいようですが、視点を理解しないと三人称を書くのは難しいです。

本題の方に返信するのを忘れていました……の返信の返信 (No: 24)

スレ主 鬼の王の墓標 : 1 No: 23の返信

投稿日時:

サタン様、補足ありがとうございます。
ラスボスの心理描写に関してはそれを書くことじゃなくて、それを書くことができる状況を作っているかが問題ですか。
それだと拙作の場合は完全に失敗していますね……このシーンは主人公の視点から見ている戦いなので、一元だと「主人公が覗き見てる」という形になってしまっています。
一元視点に統一する場合、このシーンは作り直す必要がありますね。

>>三人称でも基本的には誰かに視点を固定すべきです。

シーンによって移動させるのは構わないけど、一つのシーンでは統一するべき……ですか。
やっぱり神視点を採用した(その上途中から一元視点とどっちつかずになった)のが良くなかったのか……
次回からは一人称か三人称一元のどちらかに統一して書きます。
神視点に頼った結果どっちつかずという事態はこれからは避けたいですね。

本題の方に返信するのを忘れていました……の返信の返信の返信 (No: 25)

投稿者 ヘキサ : 0 No: 24の返信

投稿日時:

うーん、どこから話そう。視点の問題ってホント奥が深いんだよ。
サタンさんが補足してくれてもまだ話題が尽きないくらいに。

まず、視点=カメラと思い込む人にその違いを理解してほしいので、私は「視点」という言葉よりも「認識」という言葉をよく使う。
三人称一元でその人物の心情の奥深くまで書いてはいけない、心の声形式で書いてはいけないと思い込んでいる人も多いんだけど、三人称一元というのは「どんな文体でも形式でもいいから、その視点人物が認識できていることであれば何をどういう形で書いても構わない」と思っている。ほんのちょっとズルして「意識を失いかけている時のこと」「しっかり聞き取れなかったこと」「その時よくわかっていないけど重要なこと」とか、やや余分に付け足すこともあるけれど。

で、「なるべく主人公固定が推奨」はホントの話。「一人の人間が認識できることでまとまった内容になっている」ことが「物語が物語の形を成している」わかりやすい一例であるから。
で、多視点でもブレにくいジャンルの最たるものが「戦記もの」。これはその「戦争」という一大イベントに対して、多くの人間がそれに注目している状態だから。つまり、主人公固定の単視点は「主人公の物語」。戦記ものは「その戦争の物語」。だから、この「お題」がしっかりしていて、キャラクターがちゃんとそれに意識を向けている状態なら多視点でもブレにくい。fateなんかも「聖杯戦争」ですからね。

ちなみに、漫画「エンバーミング」で群像劇のつもりで描いたんだけどなんかうまくいかなかった、よく「主人公は誰?」と言われる、という反省点を作者が漏らしてる。これは「人造人間たちの物語」なんだけれど、やっぱり感想書いてる人達の意見は「なんか視点がぶれてる感じ」。最初に出てくる主人公ヒューリーの復讐劇、愛についての問題提起になっているエルムとアシュヒトの物語、一番よくわからなかったジョン(最後に出てきたくせに真主人公みたいな扱いだった)の物語。みんな同じ場所に集まってくるんだけれど、どこか物語がすれ違っている感じ。おそらく、各々が見てるものが違う→視点がぶれてる、共通点が人造人間というだけでは視点を集中するお題として弱いのではないか、という感じ。なんとも言いにくいんだけれど失敗例として参考になった。

他は……そうそう、単視点でもふつう作者は登場人物全てに「その人の人生を全て背負う覚悟」を持ってるもんだよ。そうそういいかげんなキャラは書けない。ただ、他者からその人を見るのと、その人になりきって「その人の認識」でもって地の文を書くのとはその負担はぐっと違ってくる。漫画はいいの、あれも普段は「外からその人を見てる」状態だから。その人の全てを全部言葉にしているわけではないから。

そしてちょっとキツイ言葉で言った「出歯亀」あたりの発言に関してだけど
「神視点やりたがる→いつまでも傍観者でいたい→無責任」
「多視点やりたがる→視点が定まっていない、文字通り目移りしている→危なっかしい、信用できない」
私の脳内認識はこんな感じ。で、読者はそのままで全然構わない。でも作者はそれだけじゃ作品作り上げることはできないよって話。このあたりは最近の「物語を完結させられない」関連の悩み相談のスレッドにいくつか私見が書いてあるので、ちょっと同じこと書く気力がないので探してみて。

……うーん、質問の拾い落としあったかな。ラスボス関連はサタンさんの意見にわりと近いかも。ひとまずこのへんにさせてもらいます。

本題の方に返信するのを忘れていました……の返信の返信の返信の返信 (No: 26)

投稿者 ヘキサ : 0 No: 25の返信

投稿日時:

あ、まだあったわ。神視点や多視点やりたがる人の特徴。
「情報の入手ルートに頓着しない」「人の心の中に土足で踏み込んでも平気」→「他者の気持ちを平気で踏みにじる」「マナーが悪い」「倫理観が薄い」

これ、そっくりそのままキャラクターに出たりするんだよね。だからけっこう読者の嫌悪感が集中してなろうで感想が炎上した例がありましてね……
つまり視点ぶれの怖いとこって、作者が悪いのに視点の概念がない読者にとっては「このキャラ嫌い」になっちゃうの。あれです、マリンさんが友人さんにキャラを嫌われたのはそういうこと。

私も何度か経験あるけど「このキャラ、なんか好きになれない……」と思って原因を追求してみると視点ぶれに突き当たる。だから「キャラに嫌悪感を感じたら視点ぶれが起きてる可能性大」と思って最近は作品を見るようにしています。

情景描写の量についての返信 (No: 10)

投稿者 あまくさ : 1 No: 1の返信

投稿日時:

私の場合、ファンタジー書きなので、空気感をどう読者に伝えるかに気を使います。
例えば以前このサイトに投稿した拙作に、19世紀の東ヨーロッパを舞台にした吸血鬼の話がありまして。まあ、ルーマニアということになるのですが、実在する地名は明記せずに時代の雰囲気、土地柄の雰囲気を読者に感じてもらいたいと。
そういった場合、時代背景の近い外国映画を観てみるといった方法をわりとやっています。衣装とか、民家の屋根の色とか、食卓の風景とか、街並みの遥か向こうに雄大な山脈が青く霞んで見えるとか、そんなところに注目して。
あと、この時はネットでルーマニア料理の店を探して食べに行ってみたりしました。これをさりげなく盛り込めば何となく雰囲気が伝わるというポイントを探しているわけです。

情景描写の最適な量や比率というのは、少なくとも私は意識していません。
風景なんて長々と書いても読者は退屈するだけだと思うので、何か一つ見せて全体を感じさせるみたいなことを目指してはいます。
どこにそういう描写を入れるかについても、たぶん決まりはありません。効果的だと思ったところに入れます。
山道を歩いていると、急に視界が開けて麓の景色が広く見下ろせる場所に出たりすることがあるんですね。その感じ。ストーリーの流れの中で、不意に気分を変えて読者をはっとさせたいみたいな。ここでそういう感覚を与えたい。そう思った所に描写を入れている気がします。

情景描写の量についての返信の返信 (No: 19)

スレ主 鬼の王の墓標 : 0 No: 10の返信

投稿日時:

二週間以上経ちましたが返信を書かせてもらいます。
外国(あるいはそれみたいなところ)を舞台にする場合は、やっぱりリサーチは濃くしておくべきのようですね。。
基本私のものは現代日本が舞台のことが多いのですけど、私自身は田舎(結構近代化しているのでそう言い切るのも難しいけど)で暮らしているので、都会の詳しい様子とかはあまり知らないです。
これにおいても舞台背景が近い映画などを見るのが有効そうですね。

>>情景描写の最適な量や比率というのは、少なくとも私は意識していません。
>>どこにそういう描写を入れるかについても、たぶん決まりはありません。効果的だと思ったところに入れます。

量じゃなくて必要な場面がどこかを考えるのが大事なのですか……
それが本当なら次回作はもっとプロット段階の時点で細かく作りこむ必要がありますね。
どこの場面に情景描写を入れるか、なんてことを一度も考えたことがなかったわけですから……
これからはプロットの作り方から見直させてもらいます。ありがとうございました。

情景描写の量についての返信 (No: 16)

投稿者 読むせん : 0 No: 1の返信

投稿日時:

あー・・・・・
==========================
 夏のプラモづくりは、ほんともう地獄だ。
接着剤は強烈な刺激臭がするし、細部の着色に使う模型用塗料やカラー・スプレーのシンナー臭は、身の危険を感じるレベル。
 空気の入れ替えのためには、どんなに暑くてもクーラーを諦めて窓を開けなければない。
 気温や湿度も敵だ。直射日光にやられて一部だけが極端に乾きすぎたり、酷いとき変色したり変形したりする。いつかの夏は、ガンプラこそ無事だったが、付属のキャラフィギア(とかあるんでしょうか?)の足が溶けてひん曲がってしまった。あれは泣いた。
 額の汗がプラモに垂れないようにタオルで縛り、塗装したての濡れた表面に鼻息で埃を吹き付けてしまわぬように、ついでにシンナーを吸い込みすぎないようにマスクを装着。
あまりの暑さに朦朧としながら、震えそうになる筆先に意識を集中させる。(作ったことないから完全妄想。ちがったらスイマセン)

「っし、完成ー!!」

その日、(山梨削ってみた)三機のガンプラが命を得た。
 一人の幸運な青年の手によって。

「よし! ついに完成したぜ! 俺のMk-2達!」
 真夏の部屋で、タオルほっかむりとデカいマスクという変質者ルックではしゃぐ(立ちのぼる駄メンズ臭)彼の名は石井亮汰。アニメ機動戦士ガンダムシリーズの熱狂的な大ファンの高校二年生である。
マイブームはプラモデル作りであり、彼が作り上げた三機のガンプラは塗装まで自分で行い、武装の改造 まで施したものだ。
 組み上げた機体は機動戦士Zガンダムに登場した、最強のモビルスーツガンダムの後継機であるガンダムMk-2。
 劇中では主人公達エゥーゴの敵であるティターンズが開発した機体で、開発を記念する式典では『我々の、我々による、我々のためのガンダム』と評された。
三機が生産されたが、その全てがエゥーゴに強奪され、二機が解体、一機が機体色を白に塗り替えられ主人公の愛機として使われたものだ。(ざっくり機体のヴィジュアルや色プリーズ)

・・・・・・・・・・・・・・・・
 しかし、長く作業をしていて時間が経つのを忘れていたのか、今はもう夜の一時を過ぎている。(ここ削ってやった)まだ夏休み中とはいえ、今日は一旦休むことにした。
 完成ハイになりすぎている気持ちを落ち着けたいし、冷静になってからちゃんと確認しないと、パーツシールの貼り忘れや塗り忘れを見落としていることもある。
何より仕上げに塗ったコート剤をしっかり乾かしてやりたい(擬人化)。
うん、明日が楽しみすぎる。(勝手に心情入れれた)

「じゃあな、お休み。俺のMk-2達」

 興奮しつつも石井(そういえば、ここ下の名前じゃなくて苗字なの?)は眠りについた。
 しかし、この時彼は気づいていなかった。朝起きた時、自分に奇天烈な出会いが待っているということに。
 

 夏は朝4時ごろでも充分明るい、5時には鳥たちが賑やかに騒ぎ出し6時にはラジオ体操にいそしむ小学生たちが走りだす。7時には夏休みなどないサラリーマンが頑張って出勤するし、8時ごろからは大学に向かう学生がのろのろ動き出す頃だ。
(地方ならサラリーマンは5時出社が普通だし、大学生の時間なんか知らん、リサーチ任せた)
 だが夜更かしをしすぎた石井は、太陽がかなり高い位置に来てから、ようやく目を覚ますことになった。
(セリフがあるから、あえて具体的な起床の時間描写を切った。ここらへん暗転だろうし、ここから劇的に物語が進行するからこそ、上に露骨な時間経過描写いれたい)

「{(ふわぁぁ)……(よく寝た。)←どっちか削れ、説明がすぎる}もう十時か」
 
石井はいつも通り時計をチェックする。彼にとって休日(夏休みにしたから前を削ったで)の夜更かしは常識的なものであり、一種のよろしくない習慣になっている。(る切りのほうがチャッカリ感が出ると思う)そんな風に部屋を見まわしていると、布団の状態がいつもと少し違っていた。

追記 (No: 17)

投稿者 読むせん : 0 No: 16の返信

投稿日時:

「……なんで膨らんでいるんだ?(説明的すぎぃ!!)」

 石井が布団を出ても、まだ布団は膨らんだままなのだ。まるで彼以外の誰かが、まだそこに(出てるんだから隣じゃないだろ)寝ているように(だ切りが続くの嫌)。

「・・・・・・・・。」(嫌な沈黙の演出)

正直、めくるのが怖い。そういえば換気のためにために窓開けたまま寝てた。
 石井の暮らす街は山梨のド田舎にあり(ここに山梨入れるね)そこそこ自然があふれている。
それこそ昨日みたいに窓を開けっぱなしで寝てしまうと、泥棒や変質者はそうこないだろうが、近所の猫とかハクビシンなら余裕で入って来るくらいには田舎だ(この描写べつに要らん?)
 だが、猫や犬にしてもその膨らみは大きすぎた。良くはみ出さなかったな昨日の俺。イノシシか熊でも入ってんのかマジで。(そういえばガンプラ娘のサイズ、人間大なら×3だし、このシーン布団から絶対はみ出すけど、設定どれくらいなん?)

「まぁ、染みついたシンナー臭を嫌って、なーんも入ってこないけどな」

おおかた脱ぎ捨てた服やタオル、終業式から一度も空けず放りっぱなしにしている通学鞄とかの塊だろう(不真面目キャラづけ)。石井は軽いで布団をめくってみると、そこには見知らぬ少女がいた。

「え?」

そこには、やたら肌色の面積が多い、奇妙な服装の、見知らぬ少女がいた。しかも3人もいた。

「え、え? 何?」

 この不可解な状況に石井は戸惑う。(窓開けちゃったゴメン)朝起きると知らない少女達が自分の部屋で寝ているというこの状況は、いくら何でも普通ならありえないことである。
 しかも3人とも素晴らしくかわいい。
(ここら辺わかんない、テキトー書くで?)3人とも青がかかった黒い髪をしており、髪の長さも同じくらい。顔立ちもまた似通っている。
 よくよく見比べるとちょっと唇が薄めの娘がいたり1人だけ眉が細めだったりと、それぞれ個性があるようだが、それぞれ美少女と呼ぶにふさわしい、目を奪われるような美しさだ。
もし彼女達に町中などでぱっと出会ったら、石井を含むほとんどの人が彼女達に見とれてしまうだろう。ここ俺の部屋だけど。
 
現実逃避気味の石井が、何より目を奪われたのは、彼女達の極めて異質な服装だった。
だ。
 彼女達は青黒い、見覚えのある光沢の鎧を直接に素肌へまとっていたのだ。
むき出しの柔らかそうな二の腕、きゅっとしまった華奢なウエストに小さなおへそ。(鎧セパレートにすんで?)競泳水着もかくやというほど深いハイレグ・カットを施された下肢に至っては、太ももはもちろん、彼女達の形のいいヒップラインのほとんどを見せつけている。
 そんな無防備な部分とは対照的に鎧のデザインはひどく武骨なものだった。(鎧のデザイン、もうちょっと詳しく書きたい)肩の鎧部分にはそれぞれ1番、2番、3番の形式番号が無機質に彫られており、頭にはV字の角が生えた額当てがティアラか何かのように輝いている。

 コスプレとは思えないほど本格的にできているその鎧。

「俺のMk-2?」

そのディティールや特有の輝きは、昨日石井が苦心して夜通し作り上げたガンプラのそれだった。

ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

プロ作家、編集者にアドバイスしてもらえる!勉強会で腕を高めあえる!小説で飯を食べていきたい人のための創作コミュニティ。学生には交通費1000円を支給。

追記の追記 (No: 18)

投稿者 読むせん : 0 No: 17の返信

投稿日時:

とかっすかね?蛇足を通り越してムカデみたいにしちゃいました・・・・・すいませぇぇぇん!!!(-_-;)

勝手な意見としては
1、感覚描写が少ない(臭いとか)
2、時間経過描写を数字に頼りすぎ
3、だ切り連発。た切り連発など、おなじ終わり方をしすぎ
4、布団めくる描写が無機質すぎ(普通なら相当ビビるとおもう。呪怨の加也子が、布団の中からズルゥ…と出てくるシーンとかとか思い出しちゃうかも)
5、ガンプラ娘の描写が分かりにくい(細かい表記まではたどり着きませんでした)
6、主人公のガンプラ愛描写の薄さ

特に1、6、がかーなーり気になりました。
書いている人、そんなガンプラ好きじゃないんじゃね?みたいな描写の少なさ!!もっと書いてもいいよ!?

パテ埋めに発狂したり、塗料あんぎゃしたり、同じプラモを違うコーティング・スプレーでコーティング比較★とかしちゃっていいと思うよ!?バリ取りに誇りと技術を持ってもいいよ。極限状態で仕上げの時に食事忘れが響いて、低血糖起こして手が掘削機か何かみたいな勢いで震えちゃって最後の一塗りが出来ねーってキレていいのよ!!
ガンダム○○っぽい塗り方に仕上げるかアニメ的な雰囲気にするか、よりユーズド感のあるリアル路線にするか悩んでもいいのよ?マスキングテープの買い占めしてもいいのよ?エアスプレーポンプに憧れてもいいのよ

ガンプラ娘の鎧の光沢に自分の塗装の気配を感じてもいいのよ!?
「そういえば俺の力作は!?Mk-2たちはぁぁぁぁ!?」と美少女<ガンプラっていいのよ!?

もちろん主人公がまだまだ初心者とかライトユーザーでもいいとは思いますが、それならそれらしい説明欲しいです。

追記の追記の返信 (No: 20)

スレ主 鬼の王の墓標 : 0 No: 18の返信

投稿日時:

読むせん様

な、なんて懇切丁寧なレスを……エネルギーゲインが通常の1.5倍もある!!(どういう意味だよ)
三つに分けてまで私の拙作を改稿して下さってありがとうございます。
元の原稿と比べると量が大体二倍くらいに膨れ上がっていました。かなり丁寧なところまで作りこまれていますよ、これは!!
正直、私のためにここまでして下さる方がいるとはさすがに思いませんでした。(無論、褒めていますよ)
感謝してもしきれません。ありがとうございます。

問題点として挙げられたポイントはどれもごもっともすぎて反論できません……
3番に関しては、さすがに反省して最近は直すようにしているのですが、それ以外のポイントが重大ですね。
特に6番に関してはもっと作る過程を描写してもよかったかもしれませんね。

4番も意外とは思いましたがこのシチュエーション、後から真面目に考えたらホラーすぎるような感じが……
石井君、変なところで冷静ですね。しかもその後には冷静のれの字もなくなっているから、冷静すぎるのが不自然な……
やっぱり、プロットをもっと細かく書かないとダメかー……(それこそ場面ごとに作るくらいの勢いで)

※ここから余談です(揚げ足取りかもしれませんが……)

読むせん様の改稿案で石井君はすごい重装備でプラモデル作成に取り組んでいましたが、最近のプラモデルは素組み(塗装せずにそのまま組み立てることです)でも再現度が高いため、原作でのカラーリングを再現するだけなら実はあそこまでの重装備はいらないです。
細部の再現ができていないところに専用マーカーで配色するだけでも高い再現度にできます。
(スプレーを使って配色を丸ごと変えるとかならあれくらいで臨まなくてはいけないでしょうけど)
あと、クーラーが使えないなら扇風機を使えばいいような……(扇風機は使い方しだいで換気を促進することもできますし)

完全に揚げ足取りでしたね。すみません……

追記の追記の返信の返信 (No: 21)

投稿者 読むせん : 0 No: 20の返信

投稿日時:

っシャー!! 揚 げ 足 を 取 っ て も ら え た 俺 の 勝 ち !!!

ガンプラ娘?をベースにした【2時創作】において「○○ならこうじゃない?」という指摘が入ることは、ちゃんと好きな読者がガチで釣れたことを現します。しかも、しっかり読んだうえでこうじゃない?と言わせることができたのです。
これで改善だって可能だし、反論を潰すような描写を入れても良くなるわけです(ちな、レジン細工に嵌まった事があり、扇風機の風で浮いた埃とか切り抜いたペーパー素材が飛ばされてレジン中に混入して以降、作業中は扇風機もオフにする派。繊維片も入った事あるから、作業時は服も毛羽立たない物に着替えるようにしています。)

トラップ・カード「それを人に指摘される側じゃないといけないくらい、本来の描写が少なすぎるんやで?わかっとる自分?」発動!!
更に!!トラップ「わかっとるなら、最初の時点で、専用マーカーの描写を、本文に、入れとけ!!」も発動

それこそ「あなたはこう描写したけど、わたし的には、こうでこう、ここはこう。この描写は別にいらんねん・・・不愉快!!」とか延々言われてもおかしくないな・・・とビビりながら加筆させていただきました。
加筆レベルも低いけど。
 山梨の気候知らないし、どんな害獣が多いとかどんな仕事に就いている人が多いとか、時事ネタ収集とかしないまま書いたから描写ペラいです。ガンダムも詳しないから機体の特徴とか言えんかったし、女の子の鎧の描写できなかった。

ガンダムに詳しくなかったから、思い切ってプラモ作成の描写に振り切る戦法でした。
=======================================
質問は他にも。ガンプラ娘、結局どんなサイズだったの?なんかアニメで見かけたやつだと人形サイズでしたけど。とか、髪の長さ同じでよかったん?とか、123のナンバリングって主人公が振ったの?公式でふってあるの?とかもあります。

ガンプラよりガンプラ娘?がメインなら、もっと彼女たちの描写がいりますね。

ホラー描写はけっこう逃げ道があります。ようは【答え】があればいいんです。
1、勝手に潜り込んでくる弟や妹がいる。2、デカい犬を飼っている。3、寝汚い主人公への嫌がらせに、母親なんかがよくデカいぬいぐるみなんかを放り込む。4、掃除の際に主人公の部屋に荷物を勝手に非難させてくる家族がいる。
そういう【過去に似た事例が起こった事がある】なら主人公は脅えません。予想外女の子が出てくるまでは、驚かない。

とかですねー

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タイトル:情景描写の量について 投稿者: 鬼の王の墓標

どうもこんにちは。本サイトには毎度お世話になっておりますマリン・Oです。
今回は情景描写について聞かせてください。
私の拙作は情景描写が少ないというご指摘をよくいただきました。それで改善のために練習をしようと思うのですが、どれくらいの量を入れるべきなのかが良くわかりません。
場面変更の度に原稿用紙一枚丸ごと以上を費やして風景描写をしなければいけないのか。それとも今の原稿に少量ずつ描写を継ぎ足すだけで大幅に改善されるのか。
個人的に前者は地の文のバランスが崩れそうなのであまりやりたくないです。
後者が正しい場合はどのような描写を継ぎ足さなければいけないのか。
個人的には風景描写と容姿描写が足りないと思っているのですが、他にも足りないものがあるなら教えて下さい。
本サイトの第4研究室でも、情景描写に関する書き込みは少ないので、どうかお願いします。

拙作のURLですhttps://ranove.sakura.ne.jp/1story_system/public_story/02913.shtml

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