第4研究室 創作に関するQ&A 103P | トップへ戻る |
鮪のエーラさんからの質問
 小説内におけるケモノキャラクターについて
 
 はじめまして 以前からこのサイトでROM専を続けていました。

 早速ですが質問です。
 ラノベには色々なケモノキャラクターが出現します。
 それはマスコットであったり、共に会話を楽しむ仲間であったり、
 遥か彼方に存在する神格的なものであったりと様々です。

 ですが、やはり「ケモノ」よりも「人間」のほうが遥かに馴染みやすいし、
 下手にケモノを出したところでも「何で人間で出さないの?」と聞かれたらアウトです(つAT)
 もし主人公がケモノ、周りもケモノ、人間はごく一部のみ
 こんな小説を書いても読者は受け入れてくれるのでしょうか?

 今回、何故このような質問をしたかと言いますと、
 周りにケモノ関係の趣味を持つ方がいないのです……
 もし、そういった小説を書いている方がいるならば、
 詳しい話を聞かせてもらえれると、非常にうれしいです。


● 答え ●

鈴忌さんの意見
 こんばんわ、鈴忌です。

> もし主人公がケモノ、周りもケモノ、人間はごく一部のみ
> こんな小説を書いても読者は受け入れてくれるのでしょうか?


 「アニマル横町」を小説にしたような感じでしょうか?
 (まぁ、アレの場合は主人公だけが人間なわけですが……)
 読者が受け入れてくれるかどうかは分かりませんが、個人的には読んでみたい気がしますね。
 何となく楽しそうな雰囲気です。
 ただ、とある友人筋から聞いた未確認情報なのですが……

1,某ラノベ作家が作品中にケモノキャラを出した。
2,出版社はOK。で、絵師に挿絵発注。
3,挿絵が出来上がったのを見ると何故か「ケモノ娘」に……。
4,作家は「唖然」、しかし時間がないのでリテイク不可。
5,そのまま出版。作者、大ショック!

 という事例があったそうです。何となく、この事例は出版社の確信犯的な行動の気がしますが、
 こういうこともあるそうです。
 なので、是非デビューされたときは出版社との打ち合わせは綿密に……(苦笑)。

> 周りにケモノ関係の趣味を持つ方がいないのです……

 鈴忌もその趣味に関してはよく分かりませんが、
 作者の「好き」がしっかりと描かれていれば新しい流れを作れるかもしれません。


 どうぞ、頑張って下さい。失礼します。 


馬野鹿麻呂さんの意見
 お仲間です! 私もケモノ大好きです! っていうか愛です! 恋です!
 ずっと見つめてると心臓がバクバk(ry
 これ以上言うとヤバイので、テンション下げて真面目に行きます。

> 下手にケモノを出したところで――

 下手にケモノを出さなければOKです。
 自分の駄作を例にとりますが……。
 ドラゴンと人間が出てくるお話。
 
「昔、人間とドラゴンは仲良かったが、人間が戦争してしまって、ドラゴンは戦火に巻き込まれた。
 それをきっかけにドラゴンが憤怒して、人間の皆殺しを計画、実行。
 だが、一人(一頭?)だけ、人間を殺せなかったドラゴンが、何人かの人間を助けて、
 なんとか人間という種族をもちなおさせようと、ひとつの村を作らせる。
 だけど、そんなこんなで村は、一人の少女を残してドラゴンに全滅させられる。
 村を育ててきたドラゴンはその少女を守るため、ほかのドラゴンから離れるように隠遁生活を送る」

 ↑これ、「ドラゴン」が「人間」だったら、インパクトに欠けませんか(欠けないかもしれないけど)?
 ドラゴンだからこそ、人間の皆殺しができた。
 ドラゴンの知能があったからこそ、人間が救われた。
 だが、ドラゴンの知能があったからこそ、しぶとく追い回されて全滅させられた。
 ……という系図になってるつもりです。
 ケモノの場合も応用すればいけるんじゃないでしょうか。
 ケモノだからこそ、ご主人様に対する従属信が強い。とか。
 これは個人のアイディア次第ですね……

> もし主人公がケモノ、周りもケモノ、人間はごく一部のみ――

 それもありです。ありですが、大きなハンディキャップを背負っていることは間違いないです。
 ごくごく一部のところでしか書かれていないと思います。そういう系統のやつは。
 そこまで人間が少なくなっちゃうと、あまりにも異世界の雰囲気が出て、さすがになじみにくいです。
 何より難しいのは「ケモノの心理学」を考えるやつです。
 四足歩行の生き物たちが二足歩行の人間と同じ考え方しますか?
 服という文化がない生き物たちが、衣服動物の人間と同じ考え方しますか?
 答えは、言わずもがなです。
 
 ケモノ中心の社会だったら、
 主に口と尻尾だけで扱えるような簡単な道具しか発明されないでしょう。
 服という文化がない以上、常に裸体をさらしているわけですから、
 性に対する意識は、人間よりも緩和されているでしょう。
 となると、人間とはぜんぜん違う考え方をするはずなんです。
 そんな彼らに感情移入するのは、結構難儀です。
 ケモナーにはどうってことないですけどね☆
 ので、私の場合、主人公は人間、ケモノの場合も人の姿をとれるヤツにしています。
 こうするだけで物語のとっつきやすさが二・三段階アップします。

 以上、私からの意見です。
 ケモノ万歳!


ペットボトムさんの意見
 それはそれでいいと思いますよ。
 僕はケモノ趣味ではないのですが、今構想を練ってる作品はヒロインを除き、
 人間は一人も出さないつもりです。
 
 それに実際、獣しか出てこない作品で大ヒットしたものはあります。(漫画ですけど)

 「銀牙・流れ星銀」っていうんですけど、最初の方こそ人間も出てきますが、
 第2巻の中頃から人間は完全に脇役で犬が主役です。
 続編の「銀牙伝説ウィード」なんか最初っから犬サイドで物語が始まります。
 北斗の拳も真っ青の超人的(この場合、超犬?)バトルを繰り広げるんです。


美紗さんの意見
 こんにちは、みさです♪
 ええと、ぶっちゃけケモノ趣味はないです(笑)←ぶっちゃけすぎ
 ので、何かとんちんかんな発言等ありましたらごめんなさい!

 で、思ったのは、ポケモンとかデジモンは大ヒットしているけど? ってことです。
 ちょっと年齢層低いかな〜とは思うものの、需要はまず間違いなくあると思うんですよね。
 探せばもっとケモノキャラがメインの話はいろいろあると思いますよ。
 う〜ん。なんか頭の中ではアニメのキャラがしゃべっているのだけど、
 どうにも名前が思い出せません(汗)
 ああ! 「レジェンズ」だ! 思い出しました(笑)

 他にも、ケモノとはちょっと違うかもしれませんが、
 「星のカービー」とかもそれ系統だと思うんですよね。
 「ドンキーコング」もケモノですよね?
 あ、あと私の大好きな「ぼのぼの」!! 
 主人公“ぼのぼの”がラッコであるのに始まり、アライグマくんやシマリスくんなど、
 登場キャラクターは全て動物、ケモノしかでてきません!
 ああ、レンタルビデオ屋で借りまくった思ひ出が……!!(笑)

 まあとにかく、需要はあると思いますよ?
 少し年齢層を下げればいいだけです。


 もちろん、例に挙げた作品に子供ファンしかいないかというと、そうではないですけど、
 小学生とかの方が食いつきがいいと思います。
 なにはともあれ、執筆お互い頑張りましょう!!


マサヒトさんの意見
 はじめまして。今までは投稿作品にとんちんかんな感想・批評をしてきたマサヒトです。
 掲示板、初上陸です。をぉっ……、緊張するぅ。
 えと、質問の意味を聞き(見?)間違えている可能性大だと思いますが、
 お答えさせていただきます。


> もし主人公がケモノ、周りもケモノ、
 人間はごく一部のみこんな小説を書いても読者は受け入れてくれるのでしょうか?


 僕的には、良いと思います。というより、受け入れられるかどうかは読者によりけりですし、
 「獣ラヴー(はぁと)」な人もいれば、「獣? そんな下等生物興味ないわ!」
 という人もいることでしょう。『萌え』もそうであるように、獣もそうだと思います。
 僕個人としては興味ありますね。
 ただファンタジーなのか現代なのかSFなのかわからないので、
 それ以上なことはなんともいえませんが……。

> ですが、やはり「ケモノ」よりも「人間」のほうが遥かに馴染みやすいし、
 下手にケモノを出したところでも「何で人間で出さないの?」と聞かれたらアウトです(つAT)

 
 確かに人間のほうが馴染みやすいですが、それはつまり逆をいえば、
 獣は神秘的なイメージをもつ存在、ということにもなりますよね? 
 日本では絶滅してしまった狼は神秘的に生き物と言われていたそーです。
 またウサギは月に居る(ように見える)と言われているゆえに、
 これも神秘的に見なすこともできます。
 獣キャラの立ち位置を上手く設定すればそういったイメージを引き出せるのではないでしょうか?

> もし、そういった小説を書いている方がいるならば、
 詳しい話を聞かせてもらえれると、非常にうれしいです。

 
 すみません、僕はそういう小説書いたことないです。
 大体はラブコメもどきしか書いたこと無いので……orz
 長文駄文、失礼しました。それでは鮪のエーラさん、ともに精進してきましょう!


悠菜さんからの意見
 ラノベではありませんが、自分がハマっている本は名前がある奴全部動物ですヨ。
 「ウォーリアーズ」という奴です。自分ブックオフで出会いました。

 まず主人公が猫で、その周りを取り巻くのが山に住む「部族」と呼ばれる猫たち。
 ちなみに人間の描写は一冊につき1ページ分の描写もありません。
 てか人間は「二本足」と呼ばれ、猫の皆さんに煙たがられてます。

 それでも面白いのは、破れぬ掟への疑問、仲間内での裏切り、
 許されぬ他部族への愛など内容の濃く、深い描写があるからです。

 例え描かれるモノが人でなくても、感じるものは一緒だと思います。
 そこに獣の特徴を付け加えていけば問題ないと思います。

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