第4研究室 創作に関するQ&A 119P | トップへ戻る |
鉢月18条さんからの質問
 忙しい時でも創作意欲を維持する方法とは?
 
 初めまして。鉢月18条と申します。
 創作に興味を持ったのは大学3年の頃と非常に遅いです……
 まあ、創作開始の遅さに関してはあんまり気にしていないのですが、
 現在大学4年であるため、もうすぐ卒論作成に追われ、その後は就職となります。
 就職後だと創作時間も大幅に少なくなり、仕事に追われる事が多くなると思われるため、
 創作意欲の維持が大変になる気がしています。

 実際、絵を描くことを趣味にしていたけれども、
 就職後は仕事が辛いために、帰宅後は即、睡魔に負け、
 いつの間にか絵を描くのが辛くなってしまった、
 という実話を聞いたのでかなり不安。

 やはり、興味を持ったあまりにも時期が遅すぎたかなぁ……
 と少々弱気になってしまう時もあります。
 でも、ここのホームページ管理人の所長さんのように、自衛隊という大変な仕事をしているのに、
 ホームページの運営と研究を続けておられるという凄い方もいる。
 それで質問なのですが、
「忙しくて創作になかなか手を出せない時であっても、
 創作意欲を保ち続けるためにはどうしていますか?」
 よろしくお願いいたします。

 
● 答え ●

Raiさんの意見
 表現のジャンルが変われど、いまだ創作意欲が落ちたことがない、
 私の意見が役に立つかどうか分かりませんが……
 私が思うに、無理にやろうやろうと思うとかえって書けなくなると思います。

 例として挙げている話ですと、まさにそのパターンだと思います。
 疲れているのに描こうと思っている。でもやっぱり描けない……
 の悪循環に陥れば、描くのが辛くなるのは当然のことだと思います。

 私は疲れているときは、無理に書こうとはしません。
 休息が必要な時はきちんと休まなければ、モチベーションは下がる一方だと思います。


 あと、私などは時間があるときは美術館やライブに行ったりしてますが、
 それ以上に気をつけていることといえば、普段から周りのものを観察することでしょうか。
 電車から外を見ていると、結構すごい光景を目にすることもありますし、
 近所でも季節によって光景は変わったりします。
 些細なことでも、自分に刺激を与えることが大事なのではないでしょうか。
 何気ない光景ほど、ネタというものは落ちているものです。
 それを探す楽しみさえ失わないようにすれば、中々書けなくても創作意欲は落ちないと思います。

 興味を持った時期が遅かったかどうかを気になさっていますが、
 それを言ったら、私など大学卒業してからですよ。
 しかも学生時代は散々「文を書くのが下手だな」と言われてましたし(苦笑)


彼方はるかさんの意見
 はじめまして、鉢月18条さん。
 大学でのお勉強お疲れ様です。

 唐突ですが鉢月18条さんにはいつも一日中睡魔が襲ってきますか?
 食べるときも友達と話すときも眠いの感情以外ないですか?
 そんなことないですよね。食べてるときはおいしい、話すときは楽しい、夕焼けを見たら切ない、
 UFO見たらびっくり!ですよね。
 私はそういう一つひとつの感情を大切にして、それを短い文にするだけでもいいと思います。
 例えば本当に辛い時や不安な時、その気持ちを携帯のメモ機能でもいいので書きます。
 その場で考えるだけでも。どう表現すれば今のこの気持ちが伝わるのか?
 そこでオリジナルな表現、比喩が生み出せたりすると楽しいです。

 無理に書かなくてもいいんです。
 感情を普段より少し大切にするだけでもいいと思います。


 私が中3の時、高校受験で自分のレベルより高い高校を受けたので、
 受験勉強はかなりハードで小説も全然書けませんでした。
 そして今でも全然書けていません。高校に受かるまでの辛抱だという私の考えが違ってました。
 なので私の携帯のメモ機能はいっぱいです。
 メモだけじゃたりなくてメールの下書きまで使ってます。
 あと興味を持った時期はそんなに関係ないと思います。
 というか、大人な文が書けそう(大人ですしね(笑)でうらやましいです。
 では乱文失礼しました。


脂さんの意見
 うーん、別に苦行みたいに文章書く必要はないと思いますよ。
 プロになればいやでもそういう状況になるでしょうし。
 プロでなくても締め切りある依頼うけたらそういうこと言ってられないでしょうし。
 仕事に打ち込むのも人間としての一要素が加わりますし、別に悪いことじゃないと思いますよ。
 私は打ち込みすぎて上司に叩かれましたが。

 私は大学時代は演劇をやっていたのですが、
 それに比べたら小説などの物書きはまだ全然ましだと思いますよ。全然合間にできるし。
 社会人になれば新しい人脈も生まれて思いもかけない仕事とかもらえたりしますし。
 風俗レビューとか、街角の声捏造とか、
 ヤクザなんかのルポとか(これが一番ギャラよかったっすね)。
 一年目は大変でしょうが三年目ぐらいから余裕でるんじゃないですか? 
 職種にもよるでしょうが。

 世界にしろ人間にしろリアリティだすにはいろんなリアルを知っておくべきだと思います。
 表現の幅が増えても少なくともマイナスにはならないと思います。
 個人的には事実は小説より奇なりといいますが、まじそう思います。

 プロになったときというか締め切りある仕事もらったときのための予習ということなら、
 どうでしょうねー。
 小説って締め切りきつくなさそうですが……よくわかりません。


蔵神紫苑さんの意見
 俺も皆さんと同意見です。
 無理して書く必要はないと思います。無理に書くと文章が乱雑になったりとかするでしょうし。
 興味を持った時期が遅いというのも関係ないと思いますよ。


どてかぼちゃさんの意見
 初めまして、鉢月18条さん。
 どてかぼちゃです。

 わたしはいちおう社会人なので、ちょっとアドバイスを。
 「自分の時間をコントロールできない人間は、なにをやってもまず成功しません」
 遅刻とか、提出期限を破るとかは当然もとより、
 今日できることを明日に延ばしたりするのもダメです。

 生活も見直してみましょう。ぜひ子供時代に戻ったつもりでスケジュールを立ててみて下さい。
 結構使える時間があるはずです。


 それから、目の前のやることに対して、
 自分はどれだけの時間でそれを終了するのかを決めて動きましょう。
「この書類は五分で片をつける。その後はこっちの仕事を五分で」
「次のテレビまで十分あるから、読みかけの本を読む」
「仕事前の一服の時間を削れば、五分余計に仕事が出来る」
 すべてこんな感じでやることが出来れば、
 たぶん、一日が倍に使えると思います。(わたしも仕事中だけですね)
 これで時間は確保できます。

 意欲を保つのは難しいです。
 皆さんの言うとおり、書く気持ちを大切にしてください。

 
 こういう掲示板に書き込みすると、仲間がいることを感じられるので、とてもいいと思います。
 わたしもここに書き込むようになって、いろいろと発見がありました。

 最後になって厳しいことを言いますが、
 意欲がなくなったなら、そこまでだったということです。
 わたしたちのような物書きの端くれは、掃いて捨てるほどいます。
 書かなくても誰も気にしません。
 それでも、も書かなければと思うから、書くんです。
 その決意が「創作意欲」だと思います。

 「忙しいから」というのは、なにもしないための方便です。

 長くなりました。失礼します。


サクラさんの意見
 初めまして。サクラと申します。
 
 私の場合は、遊びや仕事などに対する意欲を、
 ミスをしない程度に、創作意欲に転換させようと心がけています。
 忙しいときに、作家になろうと想い続けること、願い続けることは容易ではないです。
 ですが、習慣化させてしまえば、難しくはないと思います。
 どんなことでも無駄にしてたまるか!
 くらいの気持ちでいろんなことに挑戦してみてはいかがでしょうか。
 

浜丸さんの意見
 えーと、こんにちわ。浜丸です。
 自分も今大学生で本気で創作したいと思いだしたのがつい最近な身分です。
 なのでスレ主様に非常に勝手に親近感をもったので自分の場合をば。
 大学生って意外とヒマじゃないんですよねー。いや社会人程じゃないんでしょうけど。
 それでもバイトやったり、しかも4年生だったらかなり忙しくてろくに創作が進めれないと思います。
 自分もバイトで創作する時間作れなかったり、
 俺が書いてるやつって本当に面白いのかって鬱になります。
 でもそんな時でもアイデアってふとした時にぽろってでてきます。
 ヒマさえあれば何かネタ探ししてます。講義中だろうが、バイト中だろうがです。
 
 何が言いたいのかと言うと自分が本当にプロになりたい、
 小説家になりたいって思ってるなら創作意欲なんか後から勝手についてくるってことです。


 これは大学生でも高校生でも社会人でも同じだと思います。
 今悩んでいるのならそれはまだ創作に未練があるって事だと思います。
 未練があるうちはまだ辞めるべきではないと思います。
 まだまだ若輩者の上、本題とズレた気がしますがご参考になれればと思います。


鉢月18条さんの返答(質問者)
 皆さん、様々な返答ありがとうございます。
 書き込みすべきか戸惑っていましたが、相談してみて良かったです。

>Rai 様
 『何気ない光景ほど、ネタというものは落ちている』と言われてみれば、その通りかも。
 現に、自分の部屋だけでも強引にネタを探そうと思えば見つからない事も無い。
 強引に積み重なっている本の上にさらに本を載せていく方法とか、
 壁のタイル損傷を効率よく広げていく方法……etc、適当なモノなら意外と見つかりました。
 ただ、発見したネタを面白く展開できるか、というと数多くの経験が必要ですね。

>彼方はるか 様
 普段の生活で気付いた事を定期的にメモって後で独自に組み合わせてみる。
 定期的にメモ帳を取り出すのは難しいかもしれませんが、
 短文日記とかを活用していく等、様々な方向性で考えていきたいです。

 ところで、文章の上手さは必ずしも年齢が比例するわけでは無い気が……。
 現在の私の場合、文章は思い浮かんだ事の羅列中心状態で、慣用句も効率的に使えない有様。
 なぜなら、娯楽行動は漫画、ゲーム、バスケ、CD探しが中心。
 大学で学習していた事といえば、憲法、法律、経済学、等。まあ、文学関係の事とは縁が薄い。
 とりあえず一から学び直しという状態です。

 余談ですが、ここのホームページに書いてありましたよね。
 我らが国が誇る日本国憲法は『超弩級の悪文』だって。
 アレを見た時には、……笑う(嗤う?)しかありませんでした。

>脂 様
 仕事を辛いとばかり思うのではなく社会的リアルを知るための良い経験だと考える。
 リアル社会経験値が上がっていけば高度な創作ネタを書き上げる糧にもなる、という事ですね。

>蔵神紫苑 様
 文章が乱雑になる様な状況なら無理して書く必要は無いですか。
 そういえば、プロットは立っているのにロクな文章が思い浮かばない時って、
 頭が疲れている場合が多い、という話を聞いた事があります。
 自分独自のリラックス方法を考えていく事も大切そうですね。

>どてかぼちゃ 様
 なかなか厳しい意見を有り難うございます。
 『自分の時間のコントロール』は高校時代からの課題だったりします。
 日々の生活を見直してみると意外と無駄になっている時間が多いです。
 特に無駄になっているのは、テンション減少による行動意欲低下状態。
 気が滅入っている場合は、能動的行動ばかりではなく、
 創作方法の研究等の受動的行動によって「書く気持ち」の継続を大切にしていく。
 
 まずは、プロの視点とかのように固く考えすぎず「趣味」として継続していき、
 「趣味」として成立するようになったら次の段階に移っていきたいと思います。
 現段階では、書いても書かなくても気にされない状態なので経験重視。

>サクラ 様
 どんな事でも無駄にしないで創作意欲に転換していく姿勢が大切。
 習慣化というのは意外と難しい気もしますが、短文連発や名言の独自アレンジ等、
 比較的遊び易いモノを探す等、継続していける形の何かを探していきたいと思います。

>浜丸 様
 未練が湧いてくるというのは「諦めが悪い」という風に見られる事がありますけど、
 自分自身では「どこまでも挑戦する意思の表れ」だと考えていこうと思います。
 物事を続けていくためには肯定的思想による行動が大切ですね。


 年齢とか時期とか気にしすぎるのは、
 大人への階段を登っていく時に発生する
 一種の特有な病気だと感じています。
 焦らずに継続して経験を積んでいくことで対策。

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