第4研究室 創作に関するQ&A 179P | トップへ戻る |
ギャレンさんからの質問
 一作も書き上げられない
 
 短編はおろか、掌編すら全く書き進めることが出来ません。
 幾つか妄想が浮かんでも、それを文章にすることが出来ず、
 敵の目的、能力等が思いつかないためにプロットすら思いつかず、
 気晴らしに掌編を書こうとしても、自分の語彙力と想像力の低さに絶望するばかり・・・
 本だけは無駄に読んでいるつもりだったのですが本当に無駄だったようです。
 もう諦めたほうがいいのでしょうか?

 
● 答え ●

 もしかして理想を高く持ちすぎていないでしょうか?

 私も経験があるのですが『絶対に傑作を作らなければならない』などと考えていると、
 ちょっとしたミスや欠点にひどく不寛容になります。
 その結果、実際に書き始めると自分の能力の低さに絶望して、執筆を断念してしまいがちです。
 これではいつまでたっても作品を完成できず、実力も身につきません。

 失敗を恐れて小説を描かずに、読書だけ繰り返して努力したつもりになっていると危険です。
 確かに読書は小説を書くための基礎的な能力作りに不可欠なのですが、
 これだけでは片手落ちです。
 
 読書と執筆は車の両輪と言われます。

 片方の車輪だけ回しても、車はそこでクルクル回転するだけで前に進みません。
 この両方を行っていかないと、実力は身につかないのです。

 最初は駄目で当たり前、下手でもしょうがないと、開き直って、
 小説作りを楽しんでみてはいかがでしょうか?


 最初は、自己満足でもぜんぜんOKだと思います。
 まずは自分が楽しめる作品を作り出すところから初めてみてください。


DoZunさんの意見
 諦めるのは早いです。

 まず、作品を書き上げられない典型的な原因として、見切り発車をしてしまっている、
 ということが挙げられます。


 アイディアが思い付いて即それを作品にしようとはしていませんか?
 思い付いたアイディアでそのまま作品を書けるというのは、余程書き慣れている人か、
 天啓じみたひらめきが降りてきたときか、妥協してしまう場合くらいです。
 僕の場合、思い付いたアイディアが十あったとして、
 その中で実際に作品として書くことが出来るのは一か二、最悪十個丸ごと没になります。
 何かを閃いたときは気分が高揚してしまいがちですが、それをぐっとこらえ、
 思い付きをそのまま作品にしようとするのではなく、思い付きをメモに書きためておいて、
 書きためたメモから発想を膨らませるようにしましょう。
 
 一つのアイディアからだけではなく、複数のアイディアを組み合わせるのです。

 また、見切り発車で詰まる理由の一つとして、結末が不確かなままであったり、
 展開が朧気であったりというものがあります。
 小説を書くのは、マラソンに似ています。
 三キロを走るのと十分ただ走り続けろと言われるの、どちらがつらいと思いますか?
 大抵は後者と答えるでしょう。何故なら、ゴールがわからないからです。
 どれだけの距離を走ればいいかわからない。
 ゴールがわかっているからこそペースを配分し、ラストではスパートを掛けることが出来るのです。
 
 小説もそれと同じです。闇雲に書き始めるのではなく、
 ラストの展開(あるいはクライマックスの展開)だけはしっかりと決めてから書き始めましょう。


 このラストの部分は、どういった展開にしたい、というものでも構いません。
 それがあるだけで、大きく違いますから。

 いざとなれば、某少年週刊漫画誌の打ち切り作品のように、
 唐突な超展開で終わらせてしまってもいいのです。
 一作でも終わらせてしまえば、それが自信に繋がりますから。

 敵の能力や目的が思い付かないのであれば、最初は何処かで見たようなものでもいいのです。
 世界征服上等じゃないですか。
 家族を殺されたからその復讐でも、ただの逆恨みでも、なんでもいいのです。
 また、無理してそういった要素を付与せずとも、
 テーマも何もないほのぼの系の短編を書いてみるというのでもいいでしょう。
 放課後の教室でたむろしてお喋りを楽しんでいるだけでも、十分です。
 この場合は最後に誰かが話を締め括ってお別れ、という展開で締められますからね。

 長文・乱文で失礼しました。
 まずは落ち着いてアイディアを温めてあげてください。
 でわでわ。


ダイヤモンドダストさんの意見
 はじめまして、ギャレンさん。
 まだ諦めるのは早いですよ。
 何を隠そう、つい先日までの私がギャレンさんと同じような状況でした。
 長編を書こうと思っていたのですが、ぜんぜん文章にならず、気が焦るばかりでした。
 いろんなエピは思いつくのに、結末に向かって繋がらない等……。

 そして、気晴らしに掌編を書いたのです。
 ただ、「掌編を書こう!」と思ったわけではありません。
 一度頭を空っぽにして、小説のことを考えないで、本を読んだりゲームをしたりしてすごしました。
 そうしているうちに、ふと頭の中にオチが浮かんだのです。
 オチさえ思いつけば、時間を逆算して考えればいいだけなので、
 すんなり完成させることができました。
 とまあ、非常に幸運なケースだったかもしれませんが。
 
 読書は無駄にはなりませんよ。
 すべてあなたの血となり肉となって、いつかいい作品を完成させるのに役立つはずです。


 それでは、頑張って下さい。


めたさんの意見
 どうもーめたと申します。
 とりあえず無駄な読書なんかありません、と最初に力説したいです。
 おそらくギャレンさんの頭の中には、
 今まで読んできた本の情報がかなりストックされていることでしょう。
 ただ、それを上手く外に出す作業に慣れていないだけと思われます。
 
 こればっかりは書くしかありません。

 だれでも初めは下手です(自分は三年かいても未だに下手です)。
 どんなに下手でもいいので、まずは一作書き上げましょう。
 一作書き終った時のカタルシスはとんでもないものがありますし、
 それを糧に次の作品へとつなげることができます。書かなきゃはじまりません!
 そしてそんな風に書き続けていると、今まで本を読んだ経験がきっとプラスになります。
 諦めないで頑張ってください!


蒼井さんの意見
 こんにちは。そしてはじめまして。現在進行形でギャレンさんと同じ状態の蒼井です。
 全く書けないというわけではなく、書けても一日に数行という状態です。
 妄想の方はこれまでにないくらい絶好調ですが、それを文章にできないんですよね。
 いや、しかし私はこれしきのことでは諦めません。

 妄想して頭の中にあるだけの状態の物語というのはかなり大雑把なものでして、
 それ故に文章にするときに考えていなかった細かい部分で躓くんですよね。
 またはアニメやドラマを頭の中で再生しているような妄想だったから、
 それをどう文にすればいいのか。
 そんなところでしょうか。

 とりあえず私は妄想の仕方から変えています。
 映像だけを流すのではなく、音声を流します。
 台詞や効果音だけじゃなくて行動や出来事も音声化してしまうんです。
 ラジオドラマと同じような感じですね。
 そうすると結構気に入った表現が思いついたりします。

 敵の目的や能力ですか。私も最初はすごいことになっていました。
 それどころか、ほとんどストーリーが出来上がっていたのに、
 数ヶ月前になっていきなりラスボスチェンジです。
 ラスボスについて何も考えていなかったのですが、
 そのときはまだ考えたいと思わなかったので別の場面の妄想をしていました。
 結果的にはその場面で起こった出来事からラスボスが決まりました。
 
 こういうことはよくあるんですが、結構関係ない設定や場面を考えていると、
 そこから新しい何かが生まれたりします。



峰しずくさんの意見
 こんにちは。

> もう諦めたほうがいいのでしょうか?

 で、「諦めたほうがいいですよ」と言われて、それで本当に諦めちゃうような方なら、
 悩んでこんなところに相談なんかしませんよね。

 そう、あなたは「諦めたくない」と思っているんです。
 だったら、もう結論は出ているじゃないですか。
 がんばって、書く。
 書けなくても、書く。
 苦しんで、悶えて、頭を抱えて、転げまわっても、書く。

 がんばってください。


ルイさんの意見
 名作と呼ばれる漫画なり小説を読んで引金を探してみてはどうでしょうか?
 妄想力の爆発で一気に進めるのです。
 能力とかは……僕も手を焼いています。


んぼさんの意見
 質問者さまに、質問です。
 あなたは何か、小説以外で、最後まで作り上げることが出来たものがあるでしょうか?

 それはプラモデルでも、日曜大工でも、あるいは料理でも構いません。
 何かを作ろうと思い、準備をし、そして完成させたことがありますか?

 今まで何一つ作り上げられなかったというのなら、
 はっきりと「無理です、諦めてください」と申し上げます。
 しかし、何か一つでも完成させたものがあるのなら、「可能性はある」と申し上げましょう。
 それが小説であっても、完成させるって全然大したことではありません。
 
 完成品と完全体は別物であることを、まずはご理解ください。

 たとえば料理なら、何を作るかをまず考えるでしょう。
 メニューが決まればレシピが決まり、あとは実際に調理するだけです。
 そして完成した料理……果たして、本当に美味しいでしょうか?
 美味しくなければ、料理を作ったことにはならないのでしょうか?

 あなたは調理中に、
 「こんなもの太すぎる、千切りとは言えない」と料理を止めますか?
 「うまくかき混ぜられない」と料理を止めますか?
 「火加減が上手く出来ない」と料理を止めますか?
 「盛り付けのセンスが無い」と料理を止めますか?

 あなたがしていることは、それと同じです。
 もしあなたが、自分の技術に対して絶望すること「しか」知らないのなら、
 諦めたほうがよいかと思います。

 もしそうでないのなら、すべきは……解りますね?


ギャレンさんの返信(質問者)

> あなたは何か、小説以外で、最後まで作り上げることが出来たものがあるでしょうか?

 無い・・・と言ったら嘘になりそうですが、
 自主的にやろうとしたものの中には覚えがありませんね…。
 言われてみて初めて気づきました…。
 実際、PCを起動しても無駄な事ばかりして、ワードを開いている時間など十分も無いような・・・

 あと、料理のたとえについでですが、
 頭で考えている事を文章に書けば書くほど手詰まりになります。
 完璧を求めているつもりは全く無いのですが、
 流石に日本語の文法になってないものを書いて完成したと自身を持つことは無理です。

 放課後の会話シーンですか・・・一番苦手なんですよね。
 個人個人の口調に特徴付けることが出来ませんし、
 それ以前に学生の会話というものが想像できない…
 去年まで現役高校生だったはずなのですが(笑)
 ・・・だからといって人間以外のものを描写しようとしても全然ダメなのですけど。


黒尻尾の駄猫さんの意見

 通りすがりの野良猫です。
 んぼ様にちょいと無駄な解説を致しますね。

 えーっと。プラモデルなら設計図通り組み立てていけば、形には成ります。
 最近のガンプラは色プラと言って、塗装もしない素組みでも丁度良い配色になって、
 とても良いのであります。

 でも、小説は設計図や完成目標が決まっていません。
 すべてフルスクラッチビルドでプラ板やパテやらで1から作って行かねばなりません。

 漠然と「嗚呼!オイラも小説って奴が書いてみたい!!」とか思った時に人によっては、
 アイディアの纏め方とか、書式とか色々事前に調べたりもするでしょう。

 或いは設定を丁寧に作って、世界観から歴史まで事前に作ってから、
 小説を書いたりする方もおられるでしょう。
 でも、世の中にはイキナリ執筆に挑戦される方もおられるのです(オイラも似たようなもんでした)。

 料理で言うなら「おお!白いカレーという物もあるのか!
 じゃあ、オイラは白いハヤシライスを作るぜ!」と、
 料理の経験もないのにイキナリ白っぽい材料を一通り買ってきてしまったようなものです。

 有るのは”おおまかなイメージ”のみ。

 取りあえず、鍋に材料をぶち込んでみたものの、味見をすると予想以上に……否、
 想像を絶する程の不味さ。直すとか何か足すとかそれ以前に、
 これはどうしようもないと途中で諦めるしかない状態。

 そして白米に丸美屋のフリカケをかけながら、
 どうしてイメージ通りにならないのか考えながら涙するのです。

 おそらく、既存の定番の味が決まっている料理を高度にアレンジするには、
 相当な基礎力が必要でしょう。というか、プロ級の腕と経験が要りそうです。

 でも、小説もある程度の大まかなジャンルはありますし、
 完成見本として本屋で出版物は売っていますが、ソレとは違う自分の作品を作ろうと思うと、
 料理経験もないのに白いハヤシライスに挑戦する事に似てませんかね?

 人によっては、既存の作品のSSを書いたり、誰かの作家の真似をしたりする方もいるでしょうが、
 いきなり完全オリジナルを書き上げようとすると、
 最初に何かしら形になるまではもの凄く苦労すると思うのです。

 オイラは未だに数枚から数十枚書いて、そこで筆が止まって放ってしまう作品を量産しております。

 もちろん、んぼさまが諦めるように言っているのではないと理解しています。
 要は、「途中で投げ出さず、失敗しても続けなさい」と、お伝えになりたいのだと思っております。

 が、今回は少々例えに問題があったのか、
 あまり上手く伝わっていないようなので、このような蛇足を致しました。
 ではでは


んぼさんの意見
 解説ありがとうございましたw
 やや言葉足らずであったようですので、少しばかり補足・訂正させて頂きます。

 プラモデルを組むというのは、「組み立ての手順を踏む」ということです。
 それは即ち、「完成までにはどういった手順で行うのか」の「解答(流れ)」を見ているということです。
 これは、既に組み上げられた玩具などを見ていては、絶対に知ることの出来ない内容です。
 これは小説にも言えることで、完成した小説をいくら読んだとしても、
 自分が執筆し完成に至るまでの道のりを知ることは出来ません。
 例としてプラモデルを上げたのは、
 その手順を自ら考える能力を得られるなどと言った意味ではなく、
 「その手順を組み上げる考え方を知る機会があったのか」という意味で用いました。

 それを踏まえた上で(実際には言葉足らずで全然踏まえていませんがOTL)、お料理の例。

> たとえば料理なら、何を作るかをまず考えるでしょう。
> メニューが決まればレシピが決まり、あとは実際に調理するだけです。

 これは、その手順を考える力があるのだという仮定での話でした。
 (手順が正しいかどうかはともかく……)
 逆に言えば、手順も考えずに取りあえず、鍋に材料をぶち込んで
 みるようでは、「プラモデル作りから始めなさい」というアドバイスしか……(´・ω・`)

 ……で、ですね。
 質問者さまがどの程度の「ものづくりの基本」を押さえているかを、
 一度ご自身に確認していただく目的で、最初の問いかけ

> あなたは何か、小説以外で、最後まで作り上げることが出来たものがあるでしょうか?

 をしているのです。
 ものづくりの工程・考え方を知っていれば、
 いきなりオリジナルで600枚を超える長編をプロット無しで書くことだって可能です。
 苦労をするのは初めてでオリジナルを書くからではなく、
 モノを作る基本を知らないからだと思います。

 ……と、脱線しましたw
 別に気分を害した訳ではなく、
 どちらかと言えば言葉足らずをご指摘頂けたのでありがたいくらいです^^;
 失礼致しました。


ぺーさんの意見
 んぼさんと同じような意見です。

 書きたいことがあるのに、書けない。これは書き方を知らないから、と言う場合が殆どです。
 どう書けば言いたいことが伝わるのか分からないのです。


 また、長編書きを目指すなら、最初から長編を書いていくべきだと思います。
 短編と長編は根本的に違う物だからです。
 んぼさん風に言うなら、ご飯をおいしくする炊き方(素材選び、アイデア重視)、
 とおいしいハヤシライスの作り方(調理方、総合力重視)、というぐらい別物です。

 まず、書きたいことがあるなら、どのような手順で書き表せば、
 それが書き表せるか、その方法を知らないと、書けるわけがありません。
 英語を勉強しないとアメリカ人に思いを伝えることはできない、ということです。
 ですから、まず「小説言語」を知らなければなりません。どう書けば、どういう意味になるか、です。

 書きたいテーマに似たテーマの小説を片っ端から調べ、
 どういう順に、どういうエピソードが並んでいるか、書き出して見て下さい。
 そして、こういったエピの後に、こういったエピが来ると、
 こういった意味(演出効果)が出る。ということを覚えて下さい。
 そこが理解できれば、言いたいことを言うには、次はこんな感じのものを持ってこよう、
 という構成がおのずと見えてくると思います。


りゅみえーるさんの意見
 べつに諦めなくても。
 役に立つかどうかはわからないけれど、たとえば、
 小説にはどうして長編や短編や掌編があるのか。
 もっといえば、一行や二行で終わる小説というものがなくて、
 すべての小説に一定の長さがあるのはどうしてなのか、
 というようなことを、答えは出さなくてもいいので、考えてみるのもいいんじゃないかと思います。
 
 映画だってたいてい一時間半から二時間くらいの長さがあるし、
 ロックやポップスの曲だってふつう十秒で終わる曲っていうのはなくて、
 だいたい三分から五分くらいの演奏時間があるっていうのも、
 考えてみると面白いなあと思います。

 登場人物とかストーリーも重要だけど、それ以上に、短いのも長いのも含めて、
 小説に「長さ」があるっていうことを考えるのは、そういうことを考えたからって、
 すぐに書けるようになるわけじゃないと思うけれど、実はすごい大事なんじゃないかと思います。


沼さんの意見
 ダメだと思いながらしたことが上手くいくほど世の中甘くない。

 最初から、おもしろいものを書こうとする気持ちが、
 書けないというブレーキをかけているのかもしれません。


 あとで読み返して落第点をつけたくなるものでいいんです。
 小説を書くというのは奇跡を起こすことではなく塵も積もれば山。努力を重ねていくこと。
 高校生の会話? リアルじゃなくてもいいんですよ、
 リアルかどうかより先ずは会話らしいものを書くことから始めることです。
 完結できないのは何故か? プロットが半端なのかもしれないし、
 今の能力には合わない壮大すぎるプロットなのかもしれない。
 かならず答えはあるはずです。探してください。
 そして、また息詰まったら一人で悩まないで友人やこの場所などでね、相談してください。
 今まで自信が持てなかったからといって、これからも自信を持てないままなんてことは無いです。
 もし、あるとすれば、それは出来ないという思い込み。


ういさんの意見
 いろいろ突っ込みたい個所はあるのですが、
 先ずギャレンさんは何の為に小説を書こうとしているんですか?
 アナタの書き込みを読んでいると「小説を書きたい」という漠然とした動機だけで、
 「こいつを書きたい!」というアグレッシブな印象をまるで感じることができません。

 小説を書く為にネタを考えるというのは本末転倒としか言いようがなく、
 プロットすら思いつかないものを無理矢理書こうとすれば、
 そりゃあ一作も書ける訳ないじゃないですか。

 「小説を書きたい」という言葉は私からすれば抽象的で漠然とした意味不明な動機です。
 「この物語を書きたい」「このキャラを書きたい」という確固たる動機を見つけることから
 始めてみてはいかがでしょうかね。

 最後にひとつ、

>敵の目的、能力等が思いつかないために……

 アナタが何を書こうとしているのか、この文章でおおよそ見当がつきますが、
 語彙力を気にするあたりからしてアナタは小説というものに
 「こうでなければならない」という独り善がりな足枷を設定してませんか?
 漫画だって、絵が下手くそでも作者に「これを表現したいんだ!」という熱意があれば、
 何か伝わってくるものがあるでしょう。

 小説とは何なのか。いや、創作とは何なのか。
 という原点に立ち返って考え直した方がいいと思います。


まいちんさんの意見
 ええと、乗り遅れたかな? まいちんです。

 理想を高く持ちすぎっていうか「自分の能力の低さを認めたくないのかな?」と思いました。

 例えば

> 完璧を求めているつもりは全く無いのですが、
 流石に日本語の文法になってないものを書いて完成したと自信を持つことは無理です。

 えと、文法になってないものしか書けないなら、しょうがないじゃないですか。
 それが今のあなたの実力です。
 もしその「日本語の文法になっていないもの」を小説だと認めないならば、
 あなたが小説だと思っているものは、あなたの今の実力では書けないことになります。

 実力を上げるには、とりあえず何でもいいから書くしかない。
 今の実力では小説は書けない。
 
 その無限ループにはまっているのなら、日本語の文法になっていないものでもいいから、
 とりあえず書いてはいかがでしょうか?



> 放課後の会話シーンですか・・・一番苦手なんですよね。
> 個人個人の口調に特徴付けることが出来ませんし、
> それ以前に学生の会話というものが想像できない……
> 去年まで現役高校生だったはずなのですが(笑)

 揚げ足を取ったりするつもりではないですが、この書き込みなどを読んでも、
 物書き経験に合わない完成度の作品を目指しているんだろうなと感じます。
 こう言い切ると身もフタもないですが、小説を書き始めて間もない人に
 自然な学生の会話なんて絶対に書けません。
 はじめてアイススケート靴を履いて氷の上に乗った人が
 「フィギュアスケートのビデオはたくさん見てるのに一回転ジャンプもできない」
 と言ってるようなものです。

 そして、ある程度滑れるようになれば、今まで見てきたビデオを活かすこともできるのですが、
 氷の上でよちよち歩きしかできない状態ではビデオなんて役に立つはずがありません。
 同じように、ある程度書けるようになれば読書経験も活きてきますが、
 おそらく今のあなたの実力では読書経験を生かすことはできません。
 
 今の段階ではプロの小説を10本読むより、
 日本語になっていない文章でもとにかく1本書く方がよほど実力向上につながります。


 最後に、少しは救いになるかな?
 あなたの質問の文章は、ちゃんと日本語になっています。
 文法も語句も適切に使われています。
 一度読んだだけで意味も理解できます。
 今はと乏しい語彙と貧弱な想像力でしか書けないかもしれませんが、
 小説を書くことに慣れていけば、
 あなたが思い描くような「普通の」小説が書けるようになると思います。
 楽しみはそこからだと思います。
 頑張ってください。

 以上、参考になれば幸いです。


草村さんの意見
 僕もべつに諦めることはないと思います。
 僕もギャレンさんと同じような経験はありますし。僕もけっこう酷いケースかもしれません。
 一行も書きあがらなかったというわけではありませんが、 
 十枚ほどの短編を書こうと思えば五枚、二百枚ほどの長編を書こうと思えば二十枚、
 といった状況――つまり序章しか書けないような状態が五年ほど続きました。

 それからふと、短編を書き上げることができました。
 はっきり言って出来は酷かったですが、一応完結させることができました。
 それから二年ほどはちゃんと書けました。長編も完結させられました。
 しかし、それからまた書けなくなりました。
 こんどの疾病は、「起承転結」の「転」の途中あたりでどれも頓挫してしまう奇病でした。
 三百枚以上書けるのに、物語が完結しない。そんな状況が三年続きました。
 そしてあるときまた書き上げることができるようになりました。
 僕は特異なケースなのかもしれませんが、そんなヤツもいるということを伝えておきます。
 僕にもまたそのうち奇病に罹って書けなくなってしまうときがくるかもしれませんが、
 まあなんとかなるんじゃないかと高を括っています。

 好きな分野と才能がある分野が違う場合というのが往々にあると思います。

 どちらを選ぶかは人それぞれですが、
 追い込まれたとき踏みとどまれるのは好きだという気持ちがある方ではないでしょうか。

 もちろん強制はしませんが、好きならいつまでも諦める必要もないと思います。


わむさんの意見
 自分にも経験があります。
 「○○歳の時に、賞を取ってやる!」と思いついたものの、力の無さに絶望し
 下書き段階で何度もボツにした作品がありました。

 皆様と意見が被りますが、どんどん書いていって下さい。
 足踏みしていてはいつまでも上達しません。

 最初から上手くできる人などいません
 野球も始めのうちは最初から本番の試合などに出ずに、練習を積み重ねないといけません
 それと同じです。

 どんなに短くても、唐突でも書いてください。
 努力に無駄はないです。

 偉そうなことを言ってすみませんが、これで失礼します。


緋蓮さんの意見
 参考になるかは分かりませんが……
 私の体験談です。

 小学生のとき私はマンガ家になろうとしました。
 しかし、いざネームから原稿用紙に書く段階で、あまりの面倒さに挫折しました……
 中学生のとき私はゲームクリエイターになろうとしました。
 しかし、C言語、プログラミングを組むことの大変さを知り挫折しました……

 私は諦め癖、怠け癖が強いのですね……

 しかし、私の考えが変わったのは、高校生のとき、ライバルといえる親友に逢ったからです。
 彼は、皮肉にも自分の挫折してしまった“マンガ家”を目指していました。
 私は、そのとき“シンガーソングライター”を目指していました。
 分野は違えど、同じクリエイターとしてお互いに意識し合っていました。

 22才になった今でも、私はシンガーソングライターの夢を諦めていません。
 ちなみに、小説を書き出したのは、社会人になってからです。

 その親友とは、少し前に“クリエイター”としての在り方について喧嘩をしてしまい、
 まだ仲直りをできていない状態です。

 私は、いつかきっと、自分の夢を実現させて、親友を見返しかつ仲直りをしたいと思っています。
 最後にギャレンさん、諦めるのは簡単です。
 しかし、まだ諦めるのは早いのではないでしょうか?

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