第1研究室 ライトノベルの書き方  トップへ戻る

投稿、ユーモアのネタ・コツ

manusukeさんからの投稿・ブラックユーモア

 はじめまして、manusukeと申します。
 最近頻繁にきてライトノベルの書き方を研究しているところです。
 で、はじめてのメールがギャグについて・・・というのもなんだかなぁ、と思いつつ投稿です。
 僕の学校で日本史教諭の言ったギャグです。

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 明治期の政治家・大隈重信が右翼の爆弾テロで片足を失い、
 外務大臣の地位も失ったときのことです。
「文字通り失脚したわけですね(笑)」


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 日本語特有の言い回しを応用したシュールなギャグで、
 教室では一瞬の間をおいて大爆笑でした。(普段はギャグを言わない先生ですので・・・)

 それでは、また来させていただきます。いつか自作の小説を投稿したいとおもいます。

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水無月さんからの投稿・毒舌系ウィット

 皮肉や毒舌を学びたいのなら、ぜひ『銀河英雄伝説』 を読んでください。
 超名作なので内容を知っている方もいると思いますが、
 この中で僕が気に入ったセリフをいくつか上げてみます。

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 ヤンがシャルロットに『おじちゃま』と呼ばれた後、

キャゼルヌ 
「不満顔だな、どうした」

ヤン 
「傷ついてるんです。独身の間はお兄ちゃまと呼ばれたい、と思っているんですがね」

キャゼルヌ 
「とんだ贅沢だ。30歳を過ぎて独身だなんて、許しがたい反社会的行為だと思わんか」

ヤン 
「生涯、独身で社会に貢献した人物はいくらでもいますよ。4、500人リストアップしてみましょうか」

キャゼルヌ 
「おれは、家庭を持った上に社会に貢献した人間を、もっと多く知っているよ」


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 勝負あった、という感じですね。同盟側の会話は毒舌合戦のようです。
 ついでにもう一つ。

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 エルウィン・ヨーゼフ2世亡命の後、幹部たちを集めた会議の後で

シェーンコップ 
「この際だから、言いたいことが山ほどあるなら、思いきって言ってみたらよかったのに。
 王さまの耳はロバの耳、とどなったら、すこしは気が晴れますよ」

ヤン 
「公開の席上で、現役の軍人が政治批判をするわけにはいかないな、そうだろう?」

シェーンコップ 
「ハイネセンポリスの阿呆どもは、批判されるべきことをやってのけた、と、私は思っていますがね」

ヤン 
「思うのは自由だが、言うのは必ずしも自由じゃないのさ」

シェーンコップ 
「なるほど、言論の自由は思想の自由よりテリトリーが狭いというわけですか。
 自由惑星同盟の自由とは、どちらに由来するのですかな」


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 これはシェーンコップの毒舌のよい一例です。
 でも皮肉にしてはなかなか核心をついているところがあって、笑えるような笑えないような(苦笑)。

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桃源さんからの投稿・ギャグのパターン

 
過去、ギャグについて考察したことでよければ紹介します。
 元々は、マンガ用に考えていたものでしたので、用語の中にマンガ系の言葉が入っています。念のため。
 何かの参考になれば幸いです。

 ギャグには、いくつかのパターンがあります。
 このことを理解し、上手に組み合わせることで、ギャグ度を上げることが出来ます。

1.古典的ギャグ
 ……とんでもない行動や、キャラクターの変な行為によって笑わせる。
 例)マカロニほうれん荘、浦安鉄筋家族、天才バカボン

2.繰り返しギャグ
 ……ギャグのキャッチフレーズや
 キャラクターの決めポーズ等を繰り返すことにより、ギャグを強化する。
 例)がきデカ

3.突っ込みギャグ
 ……リアクションギャグとも言う。
 古典的ギャグに近い形に強い突っ込みを交え、突っ込み方で笑わせる。
 例)すごいよマサルさん

4.ネームギャグ
 ……言葉の言い回しによって笑わせる。
 例)チャッピーとゆかいな下僕ども

5.発想ギャグ
 ……他の人が思いもしない視点を提示することにより笑わせる。
 例)あろひろし作品全般

6.複合型ギャグ
 ……1〜4の組み合わせ


 例に挙げたマンガは、そのパターンだけを使っているわけではありませんが、
 その要素が特に解りやすく出ているマンガ、ということです。
 知らないマンガもあると思いますが、それはご容赦。

 このパターンを論理的に理解し、自分が得意なパターンを見極めた上で、
 キャラクター特性と組み合わせ、しつこくない程度に他のものと組み合わせると、
 かなり優秀なギャグ作品にできます。

 
 この辺も、研究するとおもしろいですよ。
 んでもって、コメディーとして使う場合。
 キーワードは、「ウィット」と「切り分け」にあります。

 表現として、コメディーといわれるために必要なのは、
 『笑い』と『シリアス』と『涙』の配合割合、つまり『切り分け』方とバランスにあります

 
 この配合バランスは、『シリアス』と『涙』の内容的重さによって変化しますので、
 何%ずつ、とは言えません。
 それを、『ウィット』に富んだ会話等を加えて表現できれば、
 コメディー的、と判断されやすいようです。
 ……ちょっとわかりにくいでしょうか?(^-^;

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