第1研究室 ライトノベルの書き方  トップへ戻る

投稿、ユーモアのネタ・コツ

さんからの投稿おかしなキャラ同士を掛け合わせる

 みなさんこんにちわ。今回が初投稿となる麻と申します。
 少しでも皆さんのお役に立てれば幸いにおもいます。
 どうぞよろしくお願いします。
 今回私が紹介したいものはアドベンチャーゲームと呼ばれる部類のゲーム、
 「それは舞い散る桜のように」です。
 このゲームは数多あるアドベンチャーゲームの中でも1,2位を争うギャグの面白さで有名です。
 では具体的にはどのようなギャグかといいますと、
 このゲームはボケツッコミでいうところのツッコミをするキャラクターが、
 ボケをするキャラクターに比べて圧倒的に少人数なのです。
 ですのでギャグは必然的にボケとボケ同士となるわけです。

 ツッコミ役がいないとどこまでも暴走し続け終わりがないようにおもえるでしょうが、
 それをうまい具合に纏めあげているのが最大の特徴といえるでしょう。


 それとこのゲームには奇人、変人が多数登場します。
 といいますかまず主人公が極度の変人です。
 これを越える変人は未来永劫現れないと確信できるくらい凄いです(笑)
 他にも主人公を追いかけ北海道からはるばるストーキング? してきた女の子や、
 金髪で不良口調の保健室の先生(男)など一筋縄ではいかない人たちばかりです。
 ですが逆にこのゲーム、変人が多数でなければまったく面白みのないものへとなっていたでしょう。

 変人が普通に行動することは私たちからみれば「ボケ」ているようにみえるのです。
 その変人同士が会話を始めると私たちにはまったく予測不可能な状態へとなってしまいます。
 なにせ「ボケ」と「ボケ」が次々と折り重なっていくわけですからね。

 しかしながらその訳のわからなさ、予測不可能さが笑いを生むのです。
 その後の展開がわかってしまったりオチがみえみえでは笑いは生まれません。


 自分の予想を遙かに上回り良い意味で裏切られたとき、人は笑うのです。
 ようするになにが言いたいのかといいますと、

 『変人同士の掛け合いはそれだけで十分なギャグになり得る』

 ということです。
 ですからギャグをいちいちゼロから組み立てていかずとも、
 変人キャラクター二人分の人物像、行動パターン等を綿密に組み立てておけば、
 あとはそのキャラクターを設定通りに動かせばそれがそのままギャグへとなっていくのです。

 しかしこの方法を主人公に使うのはお勧めできません。
 ギャグ小説を書く方ならば問題はないのですがミステリー小説などはもってのほかです。
 作品のシリアスさが完全に消えてしまう恐れがあるからです。
 使うとするならば脇役に使うのがよいとおもいます。

 長々と駄文を書き連ねてしまいましたが最後に一つ、
 「それは舞い散る桜のように」から面白いと感じたシーンを載せておきます。
 ある晴れた休日、暇で暇でしょうがない主人公「桜井 舞人」は通りへと飛び出す。
 そこで一つ下の後輩「雪村 小町」に出会う。
 小町に暇なのではと指摘された舞人は意地になり頑なに否定をし続ける。
 という場面からです。ちなみに二人とも高校生です。

小町「要するに、せっかくの日曜なのに暇をもてあまして困ってたんですね」
舞人「ばっ、馬鹿を言うんじゃありません」
小町「違うんですか?」
舞人「あたりまえだ、この超過密スケジュールのびっしり書きこまれた
   スケジュール帳が目に入らぬか」
   手帳を一瞬だしてすぐに引っ込める舞人。もちろん手帳の中身は白紙。
小町「うわあ、本当に目に入りませんでしたけど、せんぱいがそうおっしゃるんだから、
   きっとご多忙に違いないんでしょうね」
舞人「そのとおり。浜辺で空き缶を拾ったり、巣から落ちた雛鳥の手当てをしてやったり、
   もろもろの課外活動がこの身を煩わせているのだ」
舞人「ちなみに今は、献血で十リットルほど抜いてきたところだ」
小町「うわあ、せんぱいって博愛精神の塊みたいですね。
   じゃあさっそく、雪村にも奉仕活動してください。ちょうどおなかが減ってたところなんですよ」
舞人「残念だが、俺はさっき献血車でオレンジジュースを腹に入れたばかりだから、充分満たされている」
舞人「予定も詰まってるしな。ああ、次は老人ホームの慰問だ」
    真っ白な手帳をみて眉間に皺を寄せる舞人。
小町「せんぱい、せんぱい。もしよろしければ、膝をかかえ孤独にうち震える一人の美少女にも、
   救いの手を差しのべてはくださいませんか」
舞人「なに、孤独な美少女だと? そんな希少種がまだこの桜坂(地名)にも現存していたのか。
   それは死ぬまでに一度、肉眼で拝見しておきたいものだな」
小町「ほらほら」
    その場にしゃがみこみ、両腕で膝を抱き込む小町。
    体を小刻みに揺すりながら口で『ぷるぷる、ぷるぷる』と言っている。
舞人「なにせ美少女は近年、絶滅の危機に瀕しているからな。
   数少ない生きた個体も、そのほとんどがすでにハンサム種とのつがいだ。
   単体で生息する例は実に貴重だぞ」
舞人「ん? なにやってるんだ雪村。便所だったらそこのパチンコ屋で済ませてこい」
小町「美少女はトイレなんか行かないんです」
舞人「いいから早く立ちなさい。まったく、最近の若い者は、往来だろうとコンビニだろうと、
   ところ構わず座りこみおって嘆かわしい」
    雪村の首根っこを舞人が掴むと小町が『うにゃー』と謎の奇声をあげる。
舞人「うわ、なんだこの珍獣。気色悪いもん捕まえてしまった」
小町「せんぱい、せんぱい、おめでとうございます。
   あなたはいま、幻の生命体・美少女の捕獲に成功しました。末永く飼育してあげてください」
小町「ちなみに雑食性だから餌はなんでも食べますけど、
   とりわけ飼い主の愛情だけはたっぷり与えないとすぐに寂しくて死んじゃいますよ」
舞人「なんだかしつけにくそうな生き物だな。
   ワシントン条約にも引っかかりそうだから、野に返してやるか」
   キャッチアンドリリースの精神で舞人は小町をもとの人並みに放すのであった。



 こんな感じです。ゲーム中ではこの二人の掛け合いが随所に見受けられます。
 みなさんも機会があれば是非やってみてください。
 ただし18歳以上の方限定ですが(笑)

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さんからの投稿・定型句・口癖を使う

 初のこちらに投稿です。
 ギャグかどうかわかりませんが定型句を利用する。もしくは口癖的なものを使うというものです。

 例えば『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズに出てくる「朝比奈みくる」という未来人が、
 主人公「キョン」に自分が未来人だと告白する時のことなのですが、
 未来人の立場からキョンには教えられないことが出てきます。

 それを全て朝比奈さんは「禁則事項です」と答えて一切教えてくれません。

 そして最後にキョンが朝比奈さんに質問します。

「朝比奈さん」
「なんですか?」
「朝比奈さんって本当は何歳なんですか?」
「禁則事項です」


 と彼女は微笑みながら言うのですが、こんな感じで使えると思います(笑)。
 (詳しい台詞は少し忘れました)
 ちなみに現代では朝比奈さんは1歳年上の17歳ということになっています。
 この方法でキャラクターのお決まりの台詞みたいなのも作ってみるのも良いですね。

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匿名希望さんからの投稿同じ悪態で切り返す

 初めての投稿です。
 本当にあったことなのですが。
 友達に言わせると笑いを誘うらしいです……

 前の席の女子に問題集の答えを借りようとしたときのことです。
 なぜか斜め前の男子がしゃしゃり出てきました。

私「ねぇこの問題集の答え持ってる?」
前の男子「持ってねぇよバーカ!」
私「お前に聞いてねぇよバーカ!」
男子「……」
私「……」
 他の男子の笑い声が聞こえてきました(汗)

 友人いわく同じ悪態を使ったことがツボなんだそうです。

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