第1研究室 ライトノベルの書き方 | トップへ戻る |

投稿、ユーモアのネタ・コツ

黒白さんからの投稿・自分は一生懸命なのに笑いを誘う

 毎度、お勉強させて頂いている者です。嘘です。ごめんなさい。今日はじめてきました。
 えと、ギャグ募集ということで、送ってみます。では、早速。

 これは電撃文庫の『がるぐる!〈上〉』の冒頭、カラーページの最初で出ている文です。
 状況は、あるラジオで馬鹿扱いされた探偵姉弟の会話、という感じですか。

弟「姉さん。これ、ラジオで僕らの事を言ってるんじゃない?」
姉「フフフフフ、シャーロック。面白い推理ですが証拠はあるんですか?」
弟「いや、絶対僕らの事だってこれ。現実を見ようよ」
姉「そんなことより、シャーロック」
弟「なに、姉さん」
姉「普通に考えれば勝つのはマイクタイソンですが、
 小学生が武器を持った少林寺とかの猛者だったとしたらどうでしょう……。
 更に、タイソンが核ミサイルのスイッチを持っていたとしたら……!?
 ううん、これは久々に手強い事件ですよ!
 フフフ、勝者を推理できれば、私たちは馬鹿じゃない……
 つまり、DJが言っているのは私たちじゃないという事の証明になりますよ!」
弟「真剣に推理している時点で馬鹿なんだって気づいてよお願いだから……!」


 最後の弟の一言がどうにも……。
 この本のノリって全部こんな感じで続いてゆきます。
 自分は一生懸命なのに笑いを誘う……・そんなものを良くあらわしてはいませんか。
 他にも多々こんな会話があります!!

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ダンケさんからの投稿・一気に畳み掛けるだけがユーモアではない

 自分が参考にしたりするのは、小説よりもマンガみたいな「画像」を有するものが多いです。
 小説を参考にすると、なまじ文章が情報源なだけに、それに縛られてしまいそうなんで。
 それと同じ理由なんですが、あえてギャグ系は外してます。
 (とは言っても読まないワケではありませんが)

 そんな自分がお勧めするのは「湾岸MIDNIGTH」というマンガです。
 簡単に説明すると、首都高速道路を時速300キロオーバーでぶっ飛ばす走り屋の物語です。
 (実際にいるらしいですよ、300キロで走らせる人)
 内容はシリアスなんですが、登場人物なんかのやりとりが結構笑えます。
 作中にも出てきますが、「ルール違反はするけれどマナー違反(事故)はしない」
 という考え方はどうかと……。しかも真面目にそれを言っているんですよ、ギャグじゃなく(苦笑)
 
 そんな人達のやりとりの中に、こんなのがありました。
 24巻の29ページよりセリフを抜粋。


 ポルシェ乗りの島という人が主人公と対決する直前のシーンです。
 島の車の助手席にはポルシェの改造(チューニング)を手掛けた北見が座っています。
 高速道路を走っていると、島の携帯電話に着信が入ります。
 そこで電話に出たのは北見でした。

『どうして北見さんが出るんですか? その携帯に?』(←電話してきた人)
「運転手は出ちゃダメだろ。安全運転よ」(←北見)



 とりあえず、これから公道を300キロで走らせようとする人間のセリフじゃないな、と思いましたね。
 それと同時に、こういうやりとりがあるから肩肘張らずに読めるんだな、と感心しました。

 このマンガ、確かに分かりづらい所が多いです。
 車の専門用語なんか結構出てきます。
 自分も読み始めた時は、「は? アンダーステアって何?」とかよく理解できませんでした。 
 しかし、それでもグイグイ読めてしまうのは、
 所々に散りばめられているキャラクターの軽快なやりとりなんでしょう。
 どの場面で、どういったセリフを出せば面白味が出るか。
 一気に畳み掛けるだけがユーモアではないと、気付かせてくれた作品です。

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ダッグスレーさんからの投稿・非日常から日常へ

「テレパシーっていうと胡散臭いがマジもんか?」
「ああ、量子力学で科学的に説明できる。
 それに遠くの仲間と交換するのは非言語的で純粋な情報だ。機械通信とは違うのさ。でも……」
「でも?」
「テレパシーって使い過ぎると、月々のパケット代が高くなんだよ。」


 真面目にテレパシー能力の話しをしてたところに世俗的な言葉が出てきたので、
 拍子抜けしてウケました。

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