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投稿、ユーモアのネタ・コツ

てんてこまいさんからの投稿・アメリカンジョーク

 アメリカンジョークで 忘れられない一品です。

 大統領が、とある精神病院へ慰問にいきました。
 病室に立ち寄り、ある患者さんに聞きました。
「あなたは 自分が大統領だと いいはってるそうですが、どうしてですか?」
「ある晩 寝てる俺の枕元に神様が立って お前が大統領だっていったのさ」
すると隣に寝ていた別の患者さんが とびおきていいました
「冗談じゃねえ 俺はそんなこといったおぼえは ない!」

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jamingさんからの投稿・適度な速度が大切

 はじめまして。稚拙かつ手前味噌ですが投稿させていただきます。

 やはりギャク・ジョークには適度な速度が大切だと思います。

 一定のテンポを継続したり、溜めに溜めて最後にぽつりと決めたり、イキナリなことを言わせたり。
 テンポの良い会話は読んでいても軽快に進むでしょう。
 そのリズムが噛み合っていなかったり、
 思いもよらず唐突に終わってしまったりするとさらに面白いです。
 問題は、読者をギャグのリズムに乗せられるかどうかですが。

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「あーダメだ、頭の痛みがBメロからサビ入って三十二ビート刻みはじめた」
「頭痛薬あるけど」
「精神病の方だよ」
「安定剤あるけど」
「持ってんなよ」


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「貴方の馬鹿さ加減は無形文化財まさに国宝級ですから、あとで直筆のサインを頂きたいと思います。
 というか、今すぐ欲しいって方がいらっしゃいまして」
「誰が?」
「死神」
「それはどうかと」
「じゃあ闇金・融くん」
「それもどうかと」


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「言いたくないけど、お前さ、毎回やって来るタイミングが劣悪だよな」
「あれ……早かったか遅かったか空気読むべきだったか一発ギャグ必要だったか小道具もってくるべきだったか、事前予約すべきだったか宣戦布告すべきだったか隠喩法とりいれるべきだったか、それとも王者のオーラ出して気づかせるべきだったか。さて、どれ?」
「来なけりゃよかった」

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「少しは言葉をオブラートに包め」
「すぐに溶けるわね」


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「これはこれは。見事に赤いサマードレスですね」
「おかげで貧血です」

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「第一回、担当さんに記事の締切延ばしてもらう方法講座」
「いいから早くして下さい」
「まず担当さんをアタカマ砂漠に風葬します」
「いいから早くして下さい」


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「なあ、言葉のキャッチボールしようぜ!」
「消える魔球とスピットボールしか投げられない奴が言うな」
「え、えーと……じゃあ、言葉のサッカーしようぜ。リフティング勝負だ!」
「それは『ヨイショ』ってことか?」


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「わしは近頃心臓が弱くなったよ、婆さんや」
「わっ!」
「…………」
「あれま、保険金がおりた」


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 等々。手前味噌ですが。
 また、ジョークに関してはラビ・M. トケイヤーという方の書いた『ユダヤ・ジョーク集』という本が
(94年の古い本なのでもう書店にはないと思いますが)
 大変参考になります。

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sakiさんからの投稿・執着しているもの絶対に譲れないもの

 こんばんは、所長の「美少女の書き方」を激しく参考にさせていただいているsakiです。
 先日は私の拙い意見を参考にしていただいて有難うございました。
 そして昨日の今日で厚かましいとも思いましたが、
 先日掘り出した昔の小説で面白いものがあったので送らせていただきました。
 何かの役に立てば幸いです。

 この小説はちょっとした事情から危険な人々に追われる羽目になった男(B)が傭兵(A)を雇って、
 アレコレするお話なのですが、この傭兵がとんでもない曲者です。

例えば
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A「私は傭兵ですよ。金の切れ目が命の切れ目、働きぶりも金次第、昨日の雇い主は今日のターゲット、です。報酬さえいだたければ貴方が世紀の麻薬王であろうと女房子供に逃げられた中間管理職のサラリーマンであろうと、必ずお守りいたします」
B「……微妙に雇用意欲を殺がれる自己PRだな」

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B「だが、いくら傭兵と言ってもいけ好かん奴を守るのは苦痛じゃないのか?」
A「問題ありませんよ。絶えず心の中で『これは札束だ、これは札束だ』と念じ続ければいいんです」
B「そこまでするか!?」


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B「そうは言ってもお前、俺が払ったより高い金額を提示されたら迷わずそっちにつくだろ」
A「失礼な、五秒間くらいは悩みますよ」

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A「で、先月のお給料まだ貰ってませんけど」
B「待て、先月お前働いてないだろうが」
A「あっそうか。……じゃ、手っ取り早くそこらへんのチンピラに喧嘩ふっかけてきてください。大丈夫ですよ。ご主人様はこの私が命に代えても必ずお守りしますから」
B「真顔でサラっと怖いこと言うな!あと都合良くご主人様とか言うな!!」


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 こんな感じです。
 しらっとした顔で金の亡者、給料のためなら主人を危険に放り込む事も厭わない。

 このように「ボケ」役のキャラクターに何か執着しているもの、絶対に譲れないものなどがあると、
 それのために取る行動の極端さ、常識はずれっぷりが笑いを誘うという事もあると思われます。


 発行されている小説で言うと『伝説の勇者の伝説』(富士見ファンタジア文庫)に出てくる
 フェリスというキャラクターがこれに近いです。
 超がつくほど美人で強い彼女は何故か「だんご」が大好きで、
 愛するだんごの為色々と愉快な行動や言動を取ってくれます。

 あと、読者にある程度キャラの執着ぶりが分かってくると
 「あ、コイツが何かするぞー」と期待感を誘ったり、その予測を裏切ったりもできるかと…。
 こんな感じで如何でしょうか…度々失礼いたしました。

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