第1研究室 ライトノベルの書き方 | トップへ戻る |

投稿、ユーモアのネタ・コツ

ウミさんからの投稿・主役の特徴を他のキャラがマネる

 主役級のキャラの特徴(ルックス・口癖など)を他のキャラがパクってしまうんです。
 しかも、それに対するツッコミが全くないというのも面白いかもしれません。


 例えば「金田一少年の事件簿」の主人公、金田一 一には、
 「じっちゃんの名にかけて!」という決めゼリフがありますね。
 そのセリフを、例えば剣持警部(「金田一少年の事件簿」のレギュラーキャラ)が、
 「お前を絶対に逮捕してやる! じっちゃんの名にかけて!」
 という感じでパクってしまうとか。
 もしくは、「じっちゃん」を「ばあちゃん」などの別の名詞にしてしまっても面白いと思います。

 また、これは私の学校の文化祭で実際に後輩達がやった劇です。

 主人公はディランとキャサリン(もちろんなだぎ武さんと友近さんのパクリです)。
 キャサリンはもちろん金髪。
 でも、その劇に、キャサリンそっくりの同じく金髪の女の子が出てきたんです。
 しかも、双子の姉妹とかでもキャサリンの偽者でもなく、
 おまけにディランはその事に関して一切触れないんです!

 主役と似たようなルックスの脇役なんて、普通ありえませんよね。
 っていうかタブーだと思ってたんです。でも、それはそれで面白かったです。

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キース・ブルーさんからの投稿・先入観のユーモア

 ゲーム大好きの田舎暮らしの金次郎と啓太はもうすぐ東京に旅行に行きます。
 その前の日の晩のことです。

金次郎「なァ啓太?」
啓太「何?」
金次郎「都会ってどんな所だい?」
啓太「俺の死んだ親父はこう言ってたね。石で出来たジャングルだって。」
金次郎「都会って言っても所詮はジャングルなんだね。」
啓太「まだまだ。都会には秋葉原と言うダンジョンもあるらしいぞ。」
金次郎「何、ダンジョンだって?さすがは都会。モンスターは出るのかい?」
啓太「女子高生の格好をしたぬらりひょんが出るとか」
金次郎「怖っ」
啓太「まだあるさ。別名「眠らない星」こと銀座はもっと恐ろしい。」
金次郎「女子高生の格好をした女子高生とか出るかい?」
啓太「金次郎よ。田舎者はそういうものに興味を持ってはいけないぞ。」
金次郎「じゃあロングコートにブルマー一丁のおじいさんとか?」
啓太「怖っ」
金次郎「えーと、SSサイズのブーメランパンツを履いた身長210cmのおじいさん?」
啓太「怖っ」
啓太「そんなんじゃなくてだね・・・」
金次郎の母「二人ともォ、支度は出来てるの??」
啓太&金次郎「まだでーす。」

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Vedaさんからの投稿・海外のユーモア

 今回はちょっと海外のユーモアをいくつか手に入れてきました。


●世界で最も面白いジョーク(World's funniest joke)●

===2人のハンター===

 ニュージャーシー州のハンター2人が、狩をしに森に出かけた。
 だがそのうちの1人が白目を向いて倒れてしまった!
 彼は息をしている様子はなく、意識もない。
 もう1人の男はパニックに陥った。そして震える手でポケットから携帯電話を出し、病院に電話を掛けた。

『ああ! どうしよう!! 僕の友達が死んでしまった!! ぼ、僕はどうしたらいい?!』
「落ち着いて。大丈夫よ」
 オペレーターは落ち着いた声で、なだめながら言った。
「いい? まず、彼が生きているかどうか【はっきりさせましょう】(Let's make sure he's dead)」
 急に男の声が聞こえなくなり、静かになった。
 次の瞬間。
 パァン――……
 一発の銃声の音が電話の向こうから聞こえた。
『【はっきりさせたよ!】で、これからどうすれば良い?』

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【ちょっと解説】
 「Let's make sure he's dead」は
 「生きているか死んでいるか確認してください」と「確実に殺してください」の両方の意味を含んでいます。

 ハンターは獲物を狙っているため、よく後者の意味のほうを日常的に使います。
 しかもこの男はパニックに陥っていたので、間違って友人の頭を撃ってしまいました。


 「言葉の勘違い」もよく日本でもジョークになりますよね。
 ちなみに日本語のタイピングミスで有名なジョークは、
 「今年中に埋蔵金を発掘したい」→「今年十二枚ぞうきんを発掘したい」
 「海外に住み始めました」→「貝が胃に住み始めました」
 小説内の日常会話でも一番入れやすいジョークのネタかと。


===女性と医者===

 とある女性が大変あわてた様子で、大きな足音を立てながら走ってきた。
 そして、彼女は医者の肩を掴んで叫んだ。
「あぁ、ドクター! 私を診てください!!
 今日の朝、起きた私は鏡で自分を見たんです。
 そしたら髪がまるで凍ったかのように逆立ち、お肌に皺が増え、目が血走っていて赤かったんです!!
 しかもまるで死体のような表情でした!
 ドクター、私に何があったんです? 私の体、どうかしたのですか?!」
 医者は無表情のまま、彼女の頭からつま先まで見ると、静かに言った。
「私が言えることは、今のあなたは寝起きに比べてとても元気です」

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「髪が凍ったかのように逆立ち」=ねぐせ
「肌に皺が増え」=シーツの皺の痕がついた
「目が血走って赤く」=寝起き直後の目
「まるで死体のような表情」=寝ぼけ顔


 個人的にはツボでした(笑)

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