第1研究室 ライトノベルの書き方 | トップへ戻る |

投稿、ユーモアのネタ・コツ

ごはんライスさんからの投稿・ユダヤ・ブラックジョーク

 あるユダヤジョーク。
 鬼と呼ばれたあるユダヤ人虐殺のドイツ軍人。戦後、ユダヤ人に捕らえられ、処刑されることになった。
 その時、法廷で彼は言った。
「残念でならない。こんなことになってしまうなんて。詫びようがない」
 ユダヤ人の陪審員たちは、ほう、鬼にも良心の呵責があるのだな、と少しほっとした。
 彼は続けた。
「ほんとにどうお詫びしていいかわからない。ユダヤ人を処刑できないなんて」

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みどりさんからの投稿・善意のオチ

 「“It”(それ)と呼ばれた子」の指南編の第八章、「身近な環境こそよく見なおそう」からです。

 毎日必ず、人のためになることを三つしてみよう。ささいなことでかまわない。
 この先ずっと、一日も欠かさずにそれを続けるのだ。
 誰かのためにドアを開けてあげる。
 運転していて割りこまれても、相手をどなりつけずエネルギーを節約する。
 自分の存在価値が見いだせないのなら、まずは人をほめてみよう。

「おはよう、デニーズ。その髪型いいわね!」
「やあボブ、かっこいいネクタイしてるね!」
「ねえ、その靴どこで買ったの?」
「よう、マット。いいカツラだな!」

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Λさんからの投稿・信頼関係で結ばれた口喧嘩

 初めまして。初出現のΛ(ラムダ)と申します。
 これは、僕の友人の男の子と、その幼馴染の女の子の現実にあった掛け合いです。
 友人は細身で背が高く皮肉屋、女の子はお世辞にも綺麗とはいえない容姿をしており、
 背が低く太っています。(気立てはよく、とても優しいのですが……)
 早い話が凸凹コンビといいましょうか……対照的な2人の壮絶な掛け合いを紹介しようと思います。

 あるとき、僕が友人と歩いていると、前方からその女の子が歩いてきます。
 友人は当然のように第一声から嫌味を発します。
「おや、最近のダルマは歩けるのか」
 先手必勝だと本人は言っていました。
「んだとコラ! ふん、私もポッキーが歩けるなんて知らなかった」
 この時点で既に僕は吹き出しています。
「ははっ、スリムで背が高い人になりたいデブなチビのひがみにしか聞こえないな」
「あーそうですかっ、この地味男」
「おや、ダルマはおしゃれに気を使うのか?」
「当たり前だろ、結構お金も服とかに使ってんだから」
「ほぅ、なら良いアクセサリーを教えてやろうか?」
 友人のニヤニヤ顔が更に増します。女の子はブスッとした顔で聞き返します。
「言ってみろよ」
「簡単だ。頭にミカンを乗せておけ。あっという間に鏡餅の出来上がりだ」
「殺すぞコラっ!」
「面白い、やってみろ」
 友人はズイッと女の子に近づきます。
「さぁ、殺せ。その瞬間殺人罪でお前は逮捕。死を持ってお前の人生を破滅させてやろう。
 鏡餅と同じ空気を吸わねばならない世界に未練などない。さぁ、殺せ、そして破滅しろ。歩く鏡餅」
 女の子は無言で友人の側頭部に拳を打ち込んで盛大に罵って去っていきます。
 友人は殴られた箇所をさすりながら勝ち誇った笑みでその後姿を見ているのです。

 しかしながら、この2人はこれ以上ないほどの信頼関係で結ばれており、
 幼馴染という絆の深さを思い知らされます。
 
 要するに、仲の良さを利用した壮絶な口喧嘩です。
 友人は思いつかない様な言動で先手を取りますし、女の子はそれに対して必死で反論します。

 
 やはり、互いを良く知らなければ出来ない芸当だと僕は思いましたね。
 小説にも転用できるのではないかと思って書かせていただきました。
 ちなみにこの2人次の日にはケロッとした顔でまた別の口喧嘩を開始します。
 周囲の皆からは『夫婦喧嘩』と呼ばれ茶化されていますが、その旅に2人は仲良く否定しますけどね……

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