水無月紅蓮さんからの投稿・ターゲットを絞ったギャグ

　初めまして。水無月紅蓮と申します。
　弟との会話で面白かったものを聞いていただきたいと思います。

　弟と私は同じ部屋で寝ているのですが、弟はぬいぐるみが好きで、
　ぬいぐるみが弟の布団の上にたくさん乗っています。そんなある日の話です。
　弟の布団からペンギンのぬいぐるみがはみ出ていたので、
「あ〜あ〜、こんなにはみ出して。ペンちゃん(注・ぬいぐるみの名前)がかわいそうだよねぇ、ペンちゃん」
「いいから返して」
「ラスカルだってこんなところに置きっぱなしでかわいそうじゃない。ねぇ、ラスカル？」
「あ、いや、ごめん。ここ俺の寝床だから(弟裏声)」

　……え？
　ラスカルが、あの可愛いアライグマが、「あ、いや、ごめん。ここ俺の寝床だから(弟裏声)」って！
　爆笑しました。次の日友人にも話したら、笑ってました。
　しかし、です。
　母に話したらいまいちな反応でした。

　これは私の勝手な解釈ですが、笑いのつぼには年齢差があるようですね。

　たとえば今人気の小島よしおは、弟(二歳下)やその同級生にはうけているようですが、
　私の同級生ではうけない人が多いです。
　そのほかにも、問題集の注意点に「文字は惜しみなく使え」と書いてあったのが、
　私や同級生にはうけるのですが、母や弟にはうけません。
　
　以上のことから、「万人受けするギャグ」というのはなかなか無いと思われるので、
　「ターゲットを絞ったギャグ」というのも重要な要素なのではないかと思います。

真由さんからの投稿・三つ巴の戦い

　「パイレーツオブカリビアン」の一コマなのですが、笑ってしまったものを紹介します。
　海賊のジャックと、彼に逃げられた罰でただの水夫に成り下がった元海軍提督ノリントン。
　そして、ジャックを逃がした上に、ノリントンの片思いの女性を奪ったターナー(通称・ウィル)との
　三つ巴の戦いの真っ最中です。
　ちなみに民家（？）の屋根の上です。

ノリントン
「ターナー君。　私がこの男を殺すまで少々休戦してもらおう」

ジャック
「ちょっと待った。　じゃあ聞くが、苦労して捕まえた男を逃がした上に、
　あんたの女をとったのは誰だ？　あんたが海賊にこき使われてる理由を作った男は？」

ノリントンが無言でジャックを屋根から突き落とす。

ノリントン
「ターナー君……。　悪いが彼は正しい！」

ノリントンがターナーに襲い掛かる。

ジャック
「ぜーんぶウィルが悪いんだ」

彩都さんからの投稿・『銀魂』の作者が語るギャグのコツ

　具体的な例ではありませんが、宜しいでしょうか？
　私のお気に入りのギャグ漫画「銀魂（週刊少年ジャンプ）」の作者・空知英秋さんの言葉です。

「キャラの長所ではなく、短所を強調する」という言葉が印象に残っています。

　例えば、死んだ魚のような目をした主人公、ドS（サド）の真撰組隊員
　（この漫画では新撰組ではなく"真"撰組）、ドMのくノ一などなど。
　どれも、人間として誇れるものではないと思います（笑）
　銀魂には、これらの短所を使ったギャグが多いと思います。
　もう一つ「銀魂」から。

「人の気にしている部分をズバっと言う」です。

　例えば、眼鏡を掛けている人なら「ダメガネ」、ちょっと毛深い人になら「ゴリラ」など。
　実生活で言ったら問題ですが、作品の中でならギャグとして使えると思います。

　勿論、これだけでは面白いギャグは書けないと思いますが、
　参考程度にはなるかと思い、投稿させていただきました。