第1研究室 ライトノベルの書き方 | トップへ戻る |

投稿、ユーモアのネタ・コツ

空言さんからの投稿・ユーモアのある切り返し
 
 ギャグと言うわけではありませんが、会話の切り返し方の上手い作品があるのでメールしました。

 攻殻機動隊の中で、バトウという男性が、主人公のモトコを映画に誘うシーンがあります。


バトウ「今度、二人で一緒に映画でも観に行かないか?」
モトコ「私は本当に観たい映画は一人で観にいくの」
バトウ「じゃあ、観たくない映画は?」
モトコ「観ないわ」
バトウ「なるほど(苦笑)」


 モトコは誘いを率直に断るのではなく、バトウとの掛け合いの中で上手く断りを入れています。
 その中で笑いを誘うような演出がなされているので、おもわず感心しました。


 ちなみに攻殻機動隊は、ユーモアのあるセリフが多いので、かなり参考になると思いますよ。

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おんたさんからの投稿・小説の参考になるギャグマンガ
 
 はじめまして、小説はまだ書いてみようかという段階で初心者ですが、
 最近こちらのサイトを見つけまして楽しく読ませてもらっています。

 ギャグのネタをとのことで少し古い作品ですが、
 現在も大手誌で連載中の椎名高志氏の作品を紹介したいと思います。

 『GS(ゴーストスイーパー)美神 極楽大作戦!!』 (単行本全39巻、ワイド版全20巻)

 基本ジャンルはライトノベルにも多いオカルトバトルものなんですが、
 中身はタイトルから想像出来ないギャグ満載のマンガです。
 
 長編シリーズで終盤シリアスになることもありますが、それ以外は万遍無くギャグが散りばめられ、
 内容も漫才を彷彿とさせる掛け合いが多いので小説でも参考になると思います。

 また、私見ですがギャグからシリアスの切り替えも上手い為、その辺も参考になるかと思います。

 ちなみにタイトルが『GS美神』となっていますが、
 実質的な主人公は横島 忠夫(よこしま ただお)という高校生の少年です。
(以下の抜粋でも彼を主人公として扱います)
 物語開始時点の彼は霊能力といった特別な力は一切無く、
 美神の助手(荷物持ち)として超薄給でこき使われるという設定です。
 彼の性格については抜粋でもうかがい知ることが出来ますが、
 詳しくお知りになりたい方は本編をご覧下さい。

=============
抜粋・1 かみ合ってるようで、かみ合ってない会話
(単行本7巻収録 プリンス・オブ・ドラゴン )

 龍神(全て人型)同士の争いに巻き込まれ逃げる主人公達、追う敵のボス。
 そこへ、味方の竜神『小竜姫(しょうりゅうき)』が駆けつけ、敵のボスの姿が判明した直後の会話。
(このシリーズはキャストが多いので、便宜上、主人公(主)とその他(他)へ分ける)

他A「女・・・!?」
主 「しかもええちちしとるやないかっ!! 意外だった・・・!!」
他B「心配いらん!! 小竜姫が勝つに決まっておる!!」
主 「うむ!! なんぼええちちしとっても年増は年増!!」
主 「若く明るい小竜姫さまのミニスカにはかなうまいっ!!」
他C「なんの勝ち負けを解説しとるかっ!!」


 以上、緊迫した情勢をみんなが固唾を呑んで見守るなか、
 主人公だけが別の観点から勝負を観ているシーン。

=============
抜粋2 正直過ぎる告白
(単行本8巻収録 超神合体ヨコシマン!!)

 タイトルで分かる通り、このシリーズ自体がパロディです。
 神同士の争いに巻き込まれ瀕死の重傷を負った主人公を助ける為、
 良い方の神様が主人公に乗り移ります。(どこかで見た設定ですね)
 しかし最後の決戦で窮地に陥った神様は、
 怪我の治療に使っていた力を返してくれるように主人公に頼みます。

神「大ケガをした君を救うため、私は君と合体し、神通力を傷の治療に使ってきた。
 今も君の体には大量のエネルギーが蓄積されている。
 それを使ってあいつを倒すしかない! 協力してくれ!」
主「・・・それはいいけど途中で治療やめて俺は大丈夫だろーな・・・!?」
神「大丈夫! 傷はほとんど治っている! 少し痛みはあるが死ぬことはない。」
主「・・・・・・少しってどれくらい?」
神「両腕両脚がまずボキッと折れて、そこにロッ骨にヒビが入り、ちょっと苦しくてうずくまったところに子錦※がドスンと乗ってきた感じだろーか。なーに、軽い軽い!」
主「いやじゃああアホ――ッ!!」


 以上、いくら神さまでも正直過ぎるのは考えものなシーン
※相撲取り、子錦関=約300s

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木有恵尊さんからの投稿・ブラックユーモア

 ユーモア100%。
 ギャグではないので笑えませんが、ほとんどの人が「なるほど!」と 言うと思います。

 ユダヤ人収容所の外壁に十数人のユダヤ人が並べられている。
 監視官がこう言った。
「この中にニワトリを盗んだ奴がいる!正直に前へ出ろ!出てこなければ・・・」
 監視官は拳銃を取り出すと目の前にいたユダヤ人を撃ち殺した。
「いま撃った奴のように全員を撃ち殺してゆく!」
 そう言われても前へ出ようとするユダヤ人はいなかった。
 それもそのはず。前に出たら確実に殺されるに違いない。
 その時、少年のユダヤ人が監視官にこう言った。
「あなたがついさっき撃ち殺した人がニワトリを盗みました」


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