第4研究室 創作に関するQ&A 271P | トップへ戻る |
団子さんからの質問
 キャラの口調
 
 こんにちは。鳥の糞にあたりかけた団子です。
 さっそく本題ですが、皆さんキャラの口調ってどうしてますか?
 キャラの書き分けのためある程度変えてるんですが、今現在キャラは六人。
 差別化すると、どうしても現実的でない口調になります。気にしすぎでしょうか? 
 まあ、少しぐらい現実離れしたほうが、楽しそうですけど……。
 と、いうわけで、皆さんはキャラをどんな口調でしゃべらせているのか参考にしたいんです。
 くだらない質問ですけど、答えて下さる余裕のある方、お願いします。


戌子さんからの意見
 こんにちは。そろそろ勉強始めないと本気でやばい戌子です。

 口調は大きく分けて「普通の口調」「偉そうな口調」の二つですかね。
 あとは狂った話し方。男口調、女口調。
 最初の二つは「され竜」でいうガユスとギギナみたいな感じです。
 シリアスものを書いているので、基本的にはっちゃけた口調は使いません。好みの問題ですが。
 
 口癖や特徴的な話し方、という意味では。

 名言や格言、諺などを多用する。
 人格が二つあり、主人格がもう一方に乗っ取られかかっているので、普通の口調と狂った口調が混ざる。
 昼と夜で人格が違うので、昼は弱気だけど夜は自信に溢れている。
 諺などを多用するが、大抵間違っている。
 語尾が「そうデス」などのようにカタカナになる。
 事務的に話す。
 カタカナ(ブラボー、エクセレントなど)を多用する。
 「……」を多用する。
 説明、解説が多い。
 擬音を口にする。
 
 人格が崩壊しているので「アハハハハハハハ」など狂った笑い声しか上げないが、
 特定の条件がそろうと「やめろ!」などと叫ぶ。
 基本的に「そうだねぇ」「あーあ、また来たよぉ」などトロいような話し方だが、
 切羽詰ると「やめろ! 戻って来い!」など真剣な口調になる。
 基本的に話さない。
 
 などでしょうか。ありきたりですね。
 おそらく団子さんが一度は考えたものばかりでしょう。お役に立てずすいません。
 
 六人もキャラがいるということは、一人くらいは無口キャラがいるのかなぁ、と邪推してみたり。

 ちなみに、上の「人格が」や「昼と夜で」などは
 魔術師・異能者ものを書いているため発生した特殊型なので、
 そういうのが出てこない作品には使えないでしょう。
 
 では、この辺で失礼します。


Dr.ウニボンさんからの意見
 特徴的なもののみ挙げてみます。
◇「拙者」「〜ござる」「○○殿」などのいわゆる武士っぽい口調。
◇「……。」「〜デス。」というある程度"狙った"口調。
◇「〜ですわ」「〜ますわ」口調。
◇「ワシ」「〜じゃ」「〜だのぅ」などの老人口調。
◇丁寧+嫌味っぽい口調
◇関西弁もどき
◇抑揚の少ない説明口調
◇「あたち」「〜でちゅ」などの舌足らずな口調
◇常に絶叫
◇人種が違う為か、かなりメチャクチャな口調(例:「ち、地球人ん、あ、相手、わ、わる、悪かた」)

 他は、ボクっ娘、オレっ娘、乱暴、丁寧、普通、
 「〜ですぅ」「〜なのぉ」などの伸ばす口調など色々ですね。


サワラさんからの意見
 サワラと申します。こんにちは。掲示板にお邪魔するのは初めてです。
 キャラの口調、ということですが、確かに書き分けにおいて重要ポイントですよね。
 とりあえず現実的な雰囲気・性格のキャラたちの口調の書き分け、
 という前提で私のやり方を申し上げますと、

○自称の表記を変える
 「おれ、オレ、俺」「ぼく、ボク、僕」「あたし、わたし、私」など。
 男の子は普通「おれ」と自称すると思いますが、
 ひらがな、カタカナ、漢字を使えば三人書き分けられます、とりあえず。

○逆接の使い方を変える
 逆説−−「しかし」「だが」という言葉ですね。これもいろいろあります。
 たとえば「でも、いいのか?」というセリフ。
 これを書き分けると「でも、いいのか?」「けど、いいのか?」「けれど、いいのか?」「だけど、いいのか?」
 「しかし、いいのか?」「だが、いいのか?」など。
 キャラの性格や口調の方向によってどんな逆接を使うかを変えています。

○語尾
 ま、これが主眼ですよね。では「行こう」という台詞で例を。 
 「行こう」「行こうよ」「行きましょう」「行きましょうよ」「行くぜ」「行こうぜ」
 「行くか」「行くぞ」「行くとするか」「行きますよ」など。
 男の子の場合は語尾を「〜だぜ」と「〜だぞ」で書き分けることが多いです。

○否定系の使い方
 「〜ない」書き分けです。
 「行かない」という台詞なら、「行かない」「行かねぇ」「行きません」……
 これに語尾を足すことでバリエーションが増えます。
 「行かない」「行かないよ」「行かねぇよ」「行かないぞ」「行かねぇぞ」
 「行かんぞ」「行かないわ」「行かないね」「行きませんよ」
 
 ……という書き分けを踏まえて、こんな感じで言葉をしゃべらせてます
「しかし、いいのか? 俺は行かないぞ」
「けど、いいのかよ? おれは行かないぜ」
「でも、いいのかよ? オレは行かねぇよ?」
「でも、いいの? 僕は行かないからね」
「だけど、いいの? あたしは行かないよ」
「けれど、いいの? わたしは行かないわ」
「しかし、よいのですか? わたくしは行きませんよ」
「だが、いいのか? 私は行かない」
 などなど。


石野 叡洸さんからの意見
 車から降りた瞬間鳥の糞がクリティカルヒットした過去を持つアキヒロです、どうも。

 キャラの口調は、できるだけ非現実にならないよう気をつけてます。
 文章で説明するよりも、実際書いた方が早いと思いますので、いくつか例を挙げますね。
 尚、「相手の意見を肯定する」
 「罪の無い子供を殴った悪役を見て」というシチュエーションで。

中性的
 「うん、それでいいんじゃないかな?」
 「なっ、この子が何したって言うんだ!」

適当
 「んー……別にいいんじゃね?」
 「おいアンタ、堂々と酷いことしてんじゃねーぞ……っ!」

ハイテンション
 「おっ、それいいねっ、それぇっ!」
 「てんめぇぇ! ぜってぇ許さねーぞっ!」

引っ込み思案
 「あ、えと、私は賛成……です」
 「そんな……ひ、酷い……」

堅そう
 「別に、俺は反対しないが?」
 「貴っ様ぁ、何をしている!」

西日本な女子
 
「ウチも、問題ないと思うよ」 
 「アンタみたいな奴は、ウチが許さん!」

倒置法が多い
 「いいと思うよ、それで。賛成だな、俺は」
 「てめぇは俺がぶっ飛ばす。絶っ対な!」

垢抜けた感じ
 「悪くねぇな、やってみよーぜぇ」
 「おいおいお前、ガキ虐めて楽しいのかよ? ったく胸糞悪ぃな!」

明るい子
 「うん、あたしもさんせーっ!」
 「こんな小さな子を……酷いっ!」

なんか暗い
 「まぁ……比較的悪くはないかな……」
 「はぁ……厄介なもの見ちゃったなぁ……でもほっとく訳にはいかないし……」

一言多い
 
「アンタにしちゃ、いい案だね」
 「アンタみたいな屑野郎、一発殴んないと気がすまないんだよね……!」

 途中被った奴が居たかもしれませんが、
 俺は「まぁ、不自然だよな、完全に違うっていうのも……うん」と割り切って書いてます。
 ……尚、倒置法が多いタイプです、俺自身のリアルでの口調は(笑)

 参考になれば幸いです。それではまたー。


卯月餅さんからの意見
 こんにちは、卯月餅です。

 ええと……私は基本、口調を変えているという意識はありません。
 キャラを書くというよりは人間を書きたい(というのは言い訳で、単にキャラを意識する、
 ということが苦手だからなのですが)ので、参考程度に…何かを見つけたときの反応では、

「ねえ、あれ何?」
「おい、あれ」
「わーあれ見てーすごいよー」
「……うわ」

 という風に性格によって書き分けをします。というかそれがすべてです。
 ……正直言って性格の下地が無いので上の文書くのかなりきつかったりしました。

 ぶっ飛んだ喋り方もまた面白いのかもしれないですし、上手く言えないのですが…
 意図的に無理に口調を固定してしまうのも、もったいない気がします。

 参考にならないですね…ではこれにて失礼致します。


千里さんからの意見
 キャラは「です」「ます」を使う子が男女問わず多いので、
 自然と書き分けの必要に迫られる千里です。

 前に書いたように、私の物語には「です」とか「ます」が語尾につくキャラが異常に多いので、
 そこの書き分けを書いてみます。一人称などについては、他の方が述べられているようなので。
 ……それにしても皆様、説明上手い……。

 同じ「です」や「ます」でも、その前後で印象が変わります。
 例文を作りやすい、「食べる」がらみで書いてみたいと思います。

○「ら抜き」や、「ん」を使うことによって、少し砕けた感じを出す。
 「食べれるんですか」

○とことんていねいな感じ。
 「食べられるのですか」
 「〜るのでしょうか」になると、少し女の子っぽくなると思います。

○ごちゃまぜ。
「食べられるんですか」
 などなど、砕けた感じと、ていねいな感じが共存している状態。

 これを組み合わせると、けっこうな数のしゃべり方ができますよ。
 あと、性格によって話の内容が穏やかだったり、事務的だったり、
 いろいろ特色もでますので、そうすると、かなりの数ができると思います。

 参考になれば幸いです。


んぼさんからの意見
 書き分けの差はすっごい微妙、んぼです。
 一人称が同じである場合は、もはや長文じゃないと区別できない(〃゜ω゜)

 というかですね、わざわざ口調で書き分ける必要って、そんなにあるんですかね?

 もちろん、キャラの差別化という意味で有効な手段であることは事実なのですが、
 尖った口調というのは、普通は多くのキャラの中でごく一部にのみ適用すると思うんですよ。
 「変わった口調」というアイデンティティとして、ですね。
 全キャラで同じことをやったら、さすがに煩いと思います、字面が。

 少しぐらい現実離れしたほうが、楽しそう……×
 少しぐらい現実離れしたほうが、楽そう……○

 書き分けという点で言えば、お嬢様言葉やら異性的口調やら狂人口調やら、
 普通に考えたらあり得ない喋り方の方が、書き分けが楽です。

 が、そんなもんはバリエーションとしては非常に限られているので、
 十人以上(脇役含め)出てきたらもうお手上げ、
 そういう意味では実用に適しているとは到底思えません。

 また、一作だけなら何とかなっても、他の作品で同じ口調のキャラが登場すると、
 作者のキャラデザ技術が疑われます。

 無理に口調で書き分けるより、その内容や地の文のフォローなどで書き分けていくほうが、
 より建設的であると考えます。


 もっとも、そちらの方がかなり高度な技術が要求されますが。


蔵神紫苑さんからの意見
 どうも。高校時代、通学中に肩に鳥糞がクリーンヒットした蔵神です。(いや〜、あん時はあせったね)

 キャラの口調。うん、これは大事ですね。
 現実・創作問わず、しゃべり方はその人がどんな人かをイメージする重要な部分です。

>どうしても現実的でない口調になります。気にしすぎでしょうか?

 てか団子さんの言う「現実的でない口調」ってどういう口調です? 
 それがわからないことには具体的に意見できませんが……?
 まあなにはともあれ、基本はそのキャラにあった喋り方を設定することなんですが。
 
例(自作品から抜粋);
 「ですが○○様、どうするのです?」
  ↑おしとやかなお嬢様キャラ

 「ああ? あんたその首切り落としてほしいの?」
  ↑男勝りかつ好戦的な少女。

 「ええ〜、いいじゃん。楽しそうなんだし」
  ↑子供っぽい年上キャラ。

 なんか微妙にダサい感じになってしまいましたが……。
 まあこんなありがちなものでもOKなんですよ。

 大切なのは↑でも言ったとおり、そのキャラの性格やイメージと一致していることなんですから。


ななつさんからの意見
 こんにちは、ななつです 私は喋り分け(?)は結構がんばりたい方です。
 やっぱり一人称がひらがなとカタカナと漢字ではかなり違う印象になります。
 
 ぼく、ボク、僕 違います。雰囲気が あと、面白いと思ったのはキノの旅のキノですね。
 あるきっかけで一人称が変わってます。
 ちょっと憧れてますが、理由もなしにやるのは難しいと思います。
  ぐだぐだいってても分かりにくいので、うちのキャラで例を。

○頼りになるお姉さんタイプと「みんなのお兄ちゃん」タイプの会話
「でも、ふふ。○○くんに恋敵!この展開は見逃せないわよ!」
「おれはお前の行動のほうが見逃せない」
 お姉さんのほうは多少はっちゃけが入ってますね。

○小さい双子
「おっけー」 「いくよー」
 このふたりは喋り方を全く分けていません。
 というか同じにしてます ・・・こういうのもどうでしょうか?

 6人いると、いろんな喋り方をさせられて調度いいんじゃないでしょうか。
 あとは二人称を変える 二人称を使わずに名前で呼ぶとかもいいと思います。
 参考になりましたら、どうぞ。


獅子兵さんからの意見
 初めまして。
 作家志望のぐうたら学生、獅子兵です。

 キャラの口調はたまに困りますよね。
 私も一人称や口調の被るキャラを作ってしまい、
 その人物を抹消したり、人格をほうk…もとい改造した事があります。

 私を意見は『口調は性格について来るもの』だということです。
 そして、話を作るうえでは同じような性格の人格はあまり必要なく、
 よって口調が被るという事態は『練習を 重ねる』事で少なくなる筈です。

 それでも口調が似てしまう場合は『一人称を変える』事をお勧めします。
 例えば
・ヘェー と
・へぇ〜 では同じ音なのにニュアンスが変わります…よね?

 これと同じ様に
・僕はピーマンが苦手なんだ。
・ぼくはピーマンが苦手なんだ。
・ボクはピーマンが苦手なんだ。
 と、一人称だけで印象が変わります。

 それでも同じ音が嫌だというなら
・おれ
・おら
・おれっち
 など似た一人称を使えば口調が似ていても誤魔化せます。

 なんだか堅苦しい駄文になってしまいましたが参考になれば幸いです。

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