ライトノベル作法研究所
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  4. 客観的視点で自分の小説を読む公開日:2013/08/09

客観的視点で自分の小説を読む

 推敲って、聞いたことあります?
 おそらく、初心者の方には耳慣れない言葉だと思います。
 しかし、これが、小説を書く上で、ひじょ~~~~~~~に重要なモノなのですね。
 これをやるのとやらないのとでは、作品のデキに雲泥の差がつきます。
 推敲とは、詩文の字句や文章を十分に吟味して練りなおすこと。
 簡単に言うと、

 一度作った文章を悪いところがないか読み返して、修正することです。

 小説を書き上げたときは誰でも、書いたという達成感に酔って自分の作品が輝いて見えます。
 苦労して生み出した物語は、誰しも客観的視点を欠いた色眼鏡で見てしまうのです。

 でも、数日して読み返してみると、赤面するほど下手、
 つまらないということに気づいて愕然とすることがあります。
 それこそ、一昔前の文豪のように「うがー!」と叫んでびりびり引き裂いた上に、足で何度も踏みつけたくなるような心境です。
 どうして、このようなことが起きるのでしょうか?

 それは、小説を書いているときは、誰でも夢中になっているからです。
 夢中になっている状態では、自分の作品を客観的に見ることができません。
 それこそ、最高傑作に思えてしまいます。
 しかし、時間が経ってから読み直すと、冷静になっているため、粗に気づくことができるというわけです。
 作者の視点ではなく、読者の視点で作品を読めるようになるということですね。
 これは非常に大切なことです。

 書き上げた小説は、そのままネットにアップしたりせずに後で必ず読みかえして、推敲してみてください。

 日をおいて読み返したとき、恐るべきほどに自分の弱点が見えてきます。
 これから目を反らさず、きちんと向き合って1つずつ潰していきましょう。
 小説を作ることは、自分との戦いです。
 特に誤字脱字はよくあることなので、見つけて直すようにしましょう。

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