ライトノベル作法研究所
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  4. 創造力があると自己暗示をかける公開日:2013/08/07

創造力があると自己暗示をかける

 何かにチャレンジするとき、できないかもしれないと思うことは失敗の原因になります。
 スポーツ選手は試合に勝つためにイメージトレーニングを行っています。
 自分が実際にプレイして勝負に勝っている所をイメージすることにより、スポーツ競技を向上をさせたり、出来なかったものを出来るようにしてしまうのですね。

 また、病人が病にうち勝つためには、なにより自分は治るという強い意志が必要だと言います。
 絶対に自分は治るという自己暗示が、身体の回復力を高めるのです。

 逆に、試合に負けるかも知れない、こんな難病治りっこないと、マイナスの自己暗示をかけていると、身体の能力が低下し、実際にその通りになってしまいます。

 この自己暗示の力は、想像以上に強力です。
 自分は必ずできるとプラス思考で考えるのが成功の秘訣だと、自己啓発本によく書いてあります。
 これは人間が暗示にかかりやすい生き物だからです。
 プラス思考は、脳を活性化させ、あらゆる能力を高めてくれます。

 そのため、アイディアを出したい場合には、自分には創造力があると思いこむことが大切です。

「私はダメだ。アイディアなんて一切浮かんでこない人間なんだ……」
 と下を向いている人間と、
「私には創造力がある! きっと良いアイディアを見つけられるに違いない」
 と考えている人間の創造性には、大きな開きができます。

 いかに様々な発想法を駆使しても、すばらしいアイディアというのはなかなか浮かんで来るモノではありません。
 だからといって、自分には創造力が無いとあきらめてしまったが最後、良いアイディアが出る可能性は永遠に閉ざされてしまうのです。

 ただし、プラス思考は楽観論とは違うので、そのところは誤解しないようにしてください。
 なんの努力もせず、ただ自分は創造力があると思っていても事態は好転しません。

 自己暗示はあくまで補助的な能力アップ法です。

 野球選手がヒットが打てるのは、イメージトレーニングの力もあるでしょうが、なにより今までに厳しい練習を積んできているからです。
 くどいようですが、本を読んでたくさんの知識をインプットしておきましょう。
 プロ作家の作品を読むと、彼らがいかに博識であるかわかります。

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