著作権侵害で、新人作家がデビューと同時に消えるという事件がたびたび起こっており、
どこまでがパクリなのか? という不安が作家志望の間に広がっています。
ネットの発達により、作品の検証、及び著作権侵害の告発をする人が爆発的に増えたこと。
Googleやニコニコ動画などの新興企業のサービスが著作権ビジネスの既得権益の一部を破壊したこと。
著作権の概念に無頓着な中国が、経済発展により国際社会で大きな影響力を持つにいたったこと。
などから、著作権は、大きな変化にさらされています。
著作権侵害の問題が起きると、出版社は、
編集部としても強く責任を感じており、今後は新人作家のモラル向上、作家育成も含め、
再発防止に努めて参る所存です。
などと、謝罪文を出しますが、実際には編集者は膨大な仕事を抱えており、
一人一人の作家の育成や教育など、とてもしている暇はありません。
なにより変化しつつある著作権という概念について、編集者もすべてを理解している訳ではないのです。
このため、若い作家の中には、著作権について、まともな知識を持たないままデビューし、
安易に他作品を参考にして破滅する、という道をたどる人が目立つようになっています。
著作権についての勉強は、自衛のために最低限しておくべきでしょう。
ここでは現代の著作権について、研究してみたいと思います。
1・ネットの発達により、作品の検証に参加し、異議申し立てする人の数が爆発的に増えた。
2・判例の積み重ねによる、ブラックゾーンの増大。
3・著作権法で保護される著作物が、毎年、どんどん増えていっている(減らない)。
4・新人作家の著作権意識の低下(ネット上での緩い著作権管理に慣れすぎた)。
1.有名作品との類似は、盗作疑惑に発展する危険が高い。
2.神話や伝説、童話からパクるのは許される(著作権がないため。ディズニーアニメが良い例)。
3.実在する人物や実際に起こった事件をモチーフにするのは許される(創作物ではないため)。
4.ストーリー、キャラ、世界観の三要素うち、二つが被ると危険。
5.文章のトレースは盗作である。
6.盗作疑惑を持たれるのは、著者の引き出しの少なさが原因(一部の作品から影響を受ける)。
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