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夕暮れの校庭に二つの影が伸びている。一つは俺で、もう一つは吉野のものだ。
十八歩の距離をとって、吉野は立っている。オレンジの夕陽が吉野の顔を右から照らしているが、耳の下まである黒髪が陰を作り、顔はほとんど見えない。 二人だけの世界。陽光に染まる十八歩の空間には、何も入り込めない。 吉野が胸の前にグラブを構え、静止する。 投手と打者。一人が投げた球を、もう一人が打つ。打てれば打者の勝ちで、打てなければ打者の負け。なんて分かりやすい構図だろう。この単純な行動に特化した勝負が、二人の間の空気をここまで張り詰めたものにさせるなんて。 吉野がグラブを引き付け、投球動作開始。ここから先、投手の動きが止まることはない。 俺はバットを握り直す。持つ位置を変えるためじゃない、汗ばんできたためだ。短く持つなんて真似だけは、意地でも出来ない。 吉野の右足がステップを踏み、体をひねりながら左足を上げる。体はすでに真横を向き、太陽に対峙する形になっている。日光が眼に入るのを防ぐためか、うつむいていて表情は分からない。 俺は右足に少し体重を移す。 投手の左膝が腰の高さまで上がる。――あと四秒。 バットを強く握る。負けられない。 太陽へと体を開いていく。――あと三秒。 始動開始、腕を引く。絶対にこいつには負けられない。 肘は俺のほうを指す、右手は殴りつけるように振り上げられていく。――あと二秒。 瞬きは出来ない。眼に力を入れる。 左足が地面につく。――あと一.五秒。 俺は吉野を見る。顔は強い光に照らされている。 軟球を握った右手が肩の向こうから出てくる。――あと一秒。 そのとき初めて、吉野の顔が見えた。 短くそろえられた髪を振り乱し、猫のような瞳をまん丸にして。 女は、球を投げた。 「だからさ、そこそこでいいんだ。そこそこの投手がいればあそこの打棒なら勝てるんだよ」 テスト前と言っても特に勉強をするでもなく、弁当の中身をだらだらと胃に送り続ける俺に、根元は舌を振るい続ける。少し太めで体格がよく、朴訥とした雰囲気を持つ根元の口調が激しくなるのは、野球の話をするときだけだ。 「昨日の試合見たか? エースが四回五失点って、どんなエースだよ」 根元の辛口評論を流しながら、俺はミニトマトを口に運ぶ。ちなみに昨日の試合は見ていない。 「相変わらず守護神は不在だし」 そもそも俺は野球にあまり興味がない。根元の野球評論を毎日聞いているのも、正直退屈だ。 それでも一緒に居るのは、そのほかの部分で何かとウマが合うからだ。それは何事も楽に行くというスタンスであったり、韓国ドラマに溺れるおばさんを見て何故か大受けするという笑いの観点だったりする。 今ではお互いの表層的プライバシーは駄々漏れ。俺がこの間の数学実力テストでクラス最低レベルの八点を叩き出したことも、根元ががストローを咥えたまま喋る女子に異常な興奮を覚えるのも知っている。二週間前には、これ以上被害が広がらない様にと、相手情報保護法が出来上がった。 「だからここで関根の出番なんだよ。あのチームにはベテランが必要なんだ」 弁当を食い終わった俺は、席を立った。うがいをしに水飲み場へ向かう。 「関根って、あの超遅いボールを投げるおっさんだろ?」 「そう、百十キロのストレートとスローカーブだけで、のらりくらりと投げきってしまう、球界屈指の軟投派だよ! 今こそ関根の超絶投球術が必要なんだって!」 俺が関根を知っていたことがそれほどまでに嬉しかったのか、根元は小走りで俺の横に追いついてくる。 「百十キロだろ? そんなの俺だって打てるっての」 これ以上野球の話は耐えられない、俺はその話をぶっきらぼうに切って捨てた。 それより今はうがいである。何を考えたかうちの母親、弁当の四分の一をキムチで構成していたのだ。貧乏性の俺にとって、お残しは許さることではない。歯ブラシはないが、何もしないよりはましだろう。 「はあ?」 お前何言ってんだというニュアンスを込めた非難の言葉は、予想外の人物からだった。 「あ?」 俺も根元もあっけに取られてその人物を見ている。 百七十は越すだろう長身と、短く切りそろえられた黒髪、つり目気味の健康優良女だ。 「あんた、生きた百十キロがどんだけ速いか分かって言ってるの? 」 健康優良女、吉野はいきなり突っかかってきた。 困惑である。吉野はさっぱりした性格で男女問わず友達が多く、俺にとっても話しやすいクラスメイトの一人だったはずだ。 その吉野にいきなり廊下でお説教を食らうとは、誰が想像したシチュエーションだろうか。吉野はまだ俺に対して百十キロのすごさを熱弁している。根元はといえば、やっちまったなぁと言わんばかりにニヤニヤしながら俺を見ている。 「ちょっとあんた、聞いてんの?」 「あ、ああ、聞いてる」 正直聞いていなかった。 「じゃあ、放課後グラウンドだからね!」 「は?」 何の話だ? 問いただそうとしたときにはその姿は既にない。まるで猫のような奴だなんて考えながら、俺はうがいも忘れて廊下に突っ立っていた。 「いやー、大変なことになったなぁ」 セリフの割りに嬉しそうに根元は言う。当然だ、こいつは傍観者なのだから。俺だって逆の立場なら間違いなく相手の不幸をネタに5時間目の休み時間を過ごす。 「それにしてもいきなり勝負とはなぁ。大変だなぁ」 全然大変じゃなさそうに根元は言う。 「こんな漫画みたいな展開が本当にあるなんてなぁ」 本当に嬉しそうに根元は言う。段々とむかついてくる。こいつは何を喜んでいるんだ、友人のピンチなんだぞ。 「しかし実際、どうするんだよ」 俺が呆けている間に吉野がドカドカとまくし立てていたのは、どうも百十キロのストレートのすごさだけではなかったようだ。 俺の意識が飛んでるうちに「百十キロの球を打てなければ、私の言うことを一つ聞くように!」というようなことを言っていたらしい。わけが分からない。 何故だ、どうして平穏無事だった俺の高校生活は急展開を迎えた。 吉野は関根の大ファンで、俺の発言が吉野の逆鱗に触れたというのか? アナウンサーだって言っていることだ。何故俺がという疑問の答えにはなりえない。 当たり屋よろしく因縁を吹っかけて大金をせしめようと言うのか? それはない、機嫌のよしあしで他人に八つ当たりするような人間ではない、吉野と知り合って一ヶ月だが、それくらい理解しているつもりだ。 まさか――。 「まさか吉野は俺のことが好」 「それはないな」 早いな。 「何で言い切れるんだよ」 言い切られても全然問題は無いが。 「俺、吉野のお願いが何だかだいたい予想つくし」 この男は分かってて楽しんでたのか。 「ま、何だろうとかまわないか。そこのバッティングセンターは地元でな、ホームランのボードに当てて、ジュースをもらったこともある男だぞ、今更百十キロなど、恐るるに足らん」 ホームランを打ったときは端にある八十キロのコーナーだったが、それは言わなかった。 ちょうど話も終わったところで授業開始のチャイムが鳴る。俺の席を離れる根元は気味悪くニヤニヤし続けていた。 テスト前だと言うことでだいたいの部活は休みである。気持ちの良い五月の風が校庭の隅にある杉を揺らす。校庭には俺と根元と吉野の三人しかいない。吉野は制服の下にジャージを着て、何故かアキレス腱を伸ばしている。 そして俺達は何故か野球グラウンドの端にいる。おかしい。何故ならここは校庭だ。バッティングセンターではない、ピッチングマシンもない。そもそも何故吉野がジャージを着ている。 「ワンアウト勝負ね、ヒット性の当たりが出たらあんたの勝ち、それ以外は私の勝ちね。私が勝ったら言うことを一つ聞くこと」 吉野は何故かグラブをはめながら良く分からないことをまくしたてる。 誰が、誰と勝負するというのだ。この場には俺と根元とつり眼で長身の女子しかいないのだが。 そうか根元か。根元が投げるのか。 俺の不幸を味わいにに着いてきたのかと思ったら、そんな意図があったなんて。おそらくお願いというのも根元が言い出したことなのだろう。願いは何だ、NDSか、PSPか、純良なクラスメートを利用して俺から身銭を剥ぎ取ろうとは、根元……恐ろしい子! しかし甘い。 確かに根元は野球部員だ。だが知識が豊富な奴に限って実力が伴わないというパターンのご多分に漏れず、守備位置は主にベンチ。俺が打てないほどの速球を投げるわけじゃない。 俺の想像通り、根元はミットをはめ準備運動を始めた。俺をはめようとした報いだ、ここは一つ俺の方からも条件を出しておこう。 「なあ、俺が勝った場合は、もちろん俺の言うことを一つ聞いてくれるんだよな? 」 タネは挙がっててんだ、高圧的に根元に話しかける。 「わかった。かまわないよ」 答えたのは吉野だった。不思議なことに、根元とキャッチボールをしながらである。かなり上手い。 「根元には普段からお世話になってるからな、PSPを買ってもらうことになったら、お前にも匂いくらいならかがせてやるからな」 「やっぱあんたたち仲良いんだね。いいね、男の友情って奴?」 またしても答えたのは吉野だった。さらに不思議なことにキャッチボールの相手である根元は座っている。 「さて、私はもう肩出来てるよ、はじめようか」 さて、これはどういう意味だろう、吉野は根元の座っている場所から、一歩一歩数えて歩き出した。 「十八歩っと。ほら、早くバッターボックスに立ちな」 「ちょっと待ちたまえ」 「何? ああ、フォアボールは無効試合扱いで良いよ」 ずいぶんと的外れなことをおっしゃる。 「違うわ。えっと、つまりあれだ、お前が投げて、俺が打つってことでいいのか?」 「他に誰がいるって言うのよ、それとも何? 他の奴が投げるのを想定してたの?」 クラスの女子と野球で勝負するということを想定する方が難しいわ。 けれどそれも先ほどのキャッチボールを見るまでの話ではあった。今は吉野がピッチャーであることに何の疑いも無い。あれは本職のピッチャーの投げ方だ。野球をやっていたとしても投手でなければ出来ない動き、それを先ほどの吉野は自然に行っていた。 吉野はこちらを向こうともせず、靴の裏で地面を整えている。誰もいないとはいえ、勝手にマウンドを使うわけにはいかない。職員用の駐車場と野球用グラウンドを分けるネットを背に根元は座っている。 俺はバットの先で書かれたバッターボックスに入ると、ここまで聞かないでいた疑問を投げかけた。 「で、俺に勝ったら何をさせようって? 関根さんに謝罪の手紙でも送るか?」 「そんなんじゃ、ない」 短く答える吉野の目はすでに本気だ。これ以上は聞いても教えてくれないだろう。俺は腹を決めると構えをとった。 「はじめるぞ」 ここまでずっと黙っていた根元が口を開く。一気に緊張感が増す。 吉野は無表情にグラブの中でボールを握りかえると、動作を開始した。 とても滑らかだ。美しくすらある。思わず見とれる程に。 吉野の手からボールが離れる。 ――パァン! 網膜に残る白い軌跡と、鼓膜に響く破裂音。 俺は思わず飛びのいていた。 「ストライク」 審判が告げる。 球を受け取り、吉野は2球目を投げ始める。 長身が弓のようにしなり、球が放たれる。 空気の壁を突き破って、硬球が根元のミットを鳴らした。 「ストライク」 何だこのスピードは。腕を動かすことすら出来ない。かなり体に近い位置を通過したのか、風を切る音まで聞こえたようだ。 「ど真ん中だ」 俺の思考を読んだのか、根元はにこりともせずに言う。 「インコースギリギリじゃなくて?」 「ど真ん中」 俺はど真ん中のボールにびびったのか、それも女の投げるボールに。だいたい何なんだこの女は、いきなり勝負を吹っかけてきて、剛速球を投げる。エロゲーのヒロインにもありえない設定だ。 「五人そろうと部として認められるんだそうだ、それが男だろうと」 吉野の話だろう。俺は手を上げて吉野にタイムの意思を伝えると、バッターボックスから離れて素振りを始めた。 「吉野が女子野球部を作るために色々動いていたのは、野球部連中なら誰だって知ってる」 「俺を野球部に入れて頭数にしようってのか」 このままじゃかすらせることも出来ない。バットを短く持ち直す。 「どうだろうな。吉野がこんな強引な手を使っているのは初めて見たからな」 どうやら俺はインコースに弱いらしい。プレートから少し距離をとって、バッターボックスに入りなおす。 「あの性格だからな、俺が誘われた時もかなり積極的だったが、ちゃんと女子野球部の署名と言うことで迫られたよ。野球部があるから断ったけどな」 吉野を見る。猫のようだった印象は、もはや豹へと変貌していた。 ワインドアップで吉野が動き出す。 ――カッ! ボールは一瞬にして目の前にある、必死に出したバットの上をかすめて後ろのネットを揺らした。 何故だろう、自分でも集中力が増しているのが分かる。 吉野を見る。当てられたと言うのに表情を変えもせず、淡々と次の投球動作に入っている。 またバットはボールの下を叩いた。振り後れている。このままじゃまずい、何とかして修正しなくては。俺はまたタイムを掛けると、さらにバットを短く持つと、素振りをはじめた。 「今のはだいたい百十キロ強ってところだ」 あれで百十キロだと? だったら地元のバッティングセンターは何だ。体感速度はバッティングセンター最速の百四十キロに劣らない。 「普通マウンドまでは六十フィート。だいたい十八メートルある。ボールが百十キロで飛んでくるとして、およそコンマ六秒。素人の反射神経では、見てから振ってたんじゃ間に合わない」 無言のままバッターボックスに入る。吉野の動きを見ろ、腕が上がった直後にバットを振れ、念じながら次の球を待つ。 吉野の腕が上がる。今だ。 振りかぶって投げられた吉野の球は、バットの芯で捕らえられた。 大きく右へ弧を描きながら低い弾道で跳んでいく。 「ファール」 校庭のど真ん中をてんてんと転がるボールを見ながら、吉野の顔に初めて動揺が生まれた。無表情が壊れた瞬間だった。 いける。タイミングは合っている。 続く二球は連続して低めのボール球だった。真芯で捉えられたことで平常心が保てないのだろう。 平行カウントからの三球目、これをはずすとフルカウントだ、絶対にストライクを置きに来る。 そう読んで振りかけたバットを、すんでのところで止める。 ピッチャーの手を離れたボールは根元の頭上をはるかに越える大暴投だった。 「ボール」 ハーフスイングがカウントされなかったことを告げる声が、夕方の校庭に空しく響く。 この様子では、次の打席も突っ立っているだけでこの勝負は終わりを迎えるだろう。 しかしそんな幕切れでは、もう満足できない。うまく言葉に出来ないが、このまま終わるのはもったいないのだ。 吉野を見ると、風景の一部になったように地面に陰を落としていた。 「何でよ」 小さく、だが確かに呟いた。右手を見つめうつむく表情は、泣いているようにも見える。 駄目だ、フォアボールでこの勝負が無かったことになるのだけは我慢できない。俺は声を張り上げた。 「よしのぉ、俺が勝ったら、何でも言うことを聞くんだよな!」 ビクッとしてこちらを向く様子は、今はもう子猫にしか見えない。 「あ、うん。」 こくりと頷く、百十キロの剛速球を放るとはとても思えないほど、女の子な仕草で。 「で、お前が勝ったら何を聞かせるつもりだったんだ!」 十八歩先にいる相手に、叫んで話しかける。うつむく頬が赤くなっているのは夕陽のせいだろうか。 「だから、それは言えない……って、私が負けると決まったような聞き方をするな!」 「なら、負けると決まったような態度とってんじゃねえぞ、吉野」 頬が見る見るうちに赤くなっていく、今度は夕陽のせいではない。 「とってないわよ! 絶対言うこと聞かせてやるんだから」 戻ってきた、短い黒髪が似合うしなやかな長身、さわやかで男女両方に好かれる性格、百十キロを投げる際の堂々とした態度。これが吉野だ。 バットを長く持ち直し、夕焼けに向かって予告ホームランのポーズ。 「言っとくが、俺の要求はものすごいぞ」 胸を張り、腕を大きく振り出すフォーム。 「私のだって、半端じゃないからね」 指先からボールが離れる。 結果がどうなるにしろ、これだけは間違いない。 あと〇,六秒で、世界が変わる。 |
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●感想
遠藤敬之さんの意見 スポ根小説読んだの初めてですね(笑) いやぁ、お見事です。勝負の臨場感がひしひしと伝わってきました(ちなみに経験者です)。 まさに青春! あぁ、私もこんな青春時代を送りたかった……(シミジミ) かなり面白かったので、細々とした批評は止めときます(オイ)。 南鳥昇暗さんの意見 面白かったです。 話の展開が少し早すぎと思いましたが、綺麗なまとまった作品だと思います。 嵯峨 襲さんの意見 はじめまして。嵯峨 襲といいます。HNの読みは音読みで。 自分は野球大好き人間で、プレイもしますし、小説も書きます。 野球ゲームのひどい二次創作を見たことがあるので、この作品の印象がよりいっそう際立ちました。 少々客観視できないかもしれません。 まずしっかりとテンポを心得ていると感じました。文章の流れが上手いですね。読みやすいです。 動きの描写が現在形になったり、冒頭のシーンに緊張感を出すのにも成功しています。 猫が豹に変わった。うわー、いい発想ですね。参考にさせていただきます。 冒頭部の最後。 >女は、球を投げた。 いい意味で裏切られた。男だと100%信じてました。 >吉野が胸の前にグラブを構え、静止する。 キャッチャーかと思いました(吉野が)てっきり主人公が投げるのかと。 まぁ、次の文を見れば分かるのですが。先に、主人公が打者であるという描写をしてほしかったです。 も う一つ擬音について。 これはもう自分が(自分も野球小説を書くので)意見を求めたいくらいなんですが、 擬音はどう使うか悩んでいます。擬音を使うか、描写 (地の文)を使うか。 個人的には、その作品内で統一されていればいいのではないかと思います。 擬音だと緊張感は出しにくいですが、わかりやすいです。 meshiさんぐらいのスキルがあれば、描写で統一していいのではないかと思います。 あくまで個人的なので、参考にとどめていただければ。 百十キロは、リアリティのある数字だと思います。 プロ投手の遅い球であり、女性の全力のストレートはおそらく百十キロくらいです。 野球オタク手前の自分が言うだから間違いありません(笑) 長文失礼いたしました。少しでも参考になれば幸いです。 リモコンさんの意見 野球が分からないとどうしても無理です。 野球漫画引っ張り出して比べたんですが。スポーツは嫌いなんです。やるのも観るのも。 漫画は読みますけどね。闘争本能感が好きで。 ラストの鋭さが好きです。緊張感が高まったままだらけないのがいいです。 あと『相手情報保護法』…語呂悪い気がします。 『相手』の代わりに両者、相互、…なんか他の言葉なかったでしょうか? 私はこの間「150キロの球ってそんな速いの?」と聞いて親に呆れられたぐらい野球のことは知りません。 Eiさんの意見 はじめまして。読ませていただきました。 まず、全体的に背景描写がキレイだったので読みやすく、見習いたいと思いました。 野球の知識は人並みですが、人並みの人間が呼んでも大丈夫でしたので、 用語の心配は特に要らないかもしれません。 終わり方も個人的に好みです。 蛇足ですが、自分も韓国ドラマにハマっているおばちゃんを見て爆笑する人間ですw ですから根元氏には親近感が持てましたw まっけぇさんの意見 うは、話の運びが綺麗。僕も野球が好きなので好感持てます。 もう少し110キロのストレートの迫力が欲しかった。それが惜しい所。 その為、肝心の対決シーンが少々肩すかしに。 この勝負の行方で二人の力関係が決まってしまいますね。 日本ハムファイターズ頑張れ。 オジンさんの意見 うん、面白い。プロローグの最後に一行が効きました。 吉野がくってかかる気持ちはよく分かる。後の展開も無理がない。 俺が呆けてなくても、挑戦は受けざるを得ないでしょう。最後の決着がつかないのもいいです。 タイトルにはコンマが欲しい。 一言コメント ・題名の意味が最後、ようやくわかった。その時、面白いなと思いました。 ・まるで目に浮かぶような描写。面白く、甘酸っぱいスト-リーです。 ・おもしろく、読みやすかった ・短編で分かりやすく人物がよく描けていたのでタイトルの意味もよかったです。 |
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