ライトノベル作法研究所
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藍川竜樹さんのインタビュー

 2011年度 コバルト・ロマン大賞受賞

ひみつの陰陽師 ひとつ、秘め事だらけの宮廷絵巻

〈STORY〉
 平安怪奇コメディー!
 お家存続のため、男と偽って陰陽師として出仕した少女・真澄は、先輩陰陽師・玲雅の技に魅せられ、弟子入りすることに。有能だが人嫌いの玲雅にこき使われるが、宮廷を騒がす怪異に巻き込まれて…。
出版社:コバルト文庫(集英社)
発行年月: 2011年11月1日
本体価格 600円

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コバルト公式ページ

■ 藍川竜樹さんからのコメント

 お久しぶりです。そして初めての方には初めまして。
 私、こちらの投稿鍛錬室でお世話になりました竜樹と申します。
 このたび、コバルト文庫様よりコバルトロマン大賞をいただき、藍川竜樹名義にて、文庫「ひみつの陰陽師ーひとつ、秘め事だらけの宮廷絵巻ー」が出版される運びとなりました。
 感想批評をくださった皆様のおかげです。ありがとうございます。
 この場を借りて改めてご報告と御礼を申し上げます。

■ 作家になられた竜樹さんに気になる質問をいくつかしてみました

Q1: 初めてライトノベルに出会ったのはいつですか?
 中学のときです。

Q2: 初めて小説を書かれたのはいつですか? それはどのような作品でしたか?
 こちらに投稿はじめる前の年末からです。洋風ファンタジーで素晴らしく装飾過多な話でした。
 こちらに載せることもできず黒歴史として封印しています。

Q3: 作品はどのようなソフトを使って書かれていますか? あるいは手書きですか?
 ワードです。

Q4: 作品の書き方で(例:クライマックスを先に書くなど)、自分なりの書き方がありますか?
 以前は紙に絵付でネタを書いていましたが打ち込むのが面倒で。
 今では直接思いついたことをPCに放り込んでそれを組み立てています。

Q5: 初めて作品を新人賞に応募されたのはいつですか? 
 こちらに投稿を始めた夏には早速。忘れもしない富士見様でした。

Q6: スランプになった、もしくは作家になることを諦めようと思ったことはありますか?
 恐くてPCを触れなくなったことはあります。なんとか復活できましたが。 

Q7: アマチュア時代に参考になった本はありますか?(ハウツー本など)
 すみません。取扱説明書はトラブルが起こった時に読むタイプで。教科書の類は読むの苦手なんです。

Q8: 尊敬している作家さんはいますか?
 尊敬しているというより純粋に読者として好きで凄いと思う作家さんはいっぱいおられます。
 書ききれない……

Q9: アマチュア時代にどのような方法で筆力を高めていきましたか?
 書いた端からこちらに投稿して批評を浴びてました。

Q10: 執筆は、いつもどのような時間帯にされていますか?
 平日午前中です。

Q11: 一日の執筆速度はどの位でしょうか? また、ノルマを作っていますか?
 ノルマはだいたい一章一週間ですか。速度はムラがあるのでなんとも。

Q12: 一日にどれくらい執筆に時間をかけておられますか?
 その日の予定もありますけど平均四時間くらいでしょうか。
 夜も書けた日はそれにプラス数時間。

Q13: どのような方法でプロットを作られていますか?
 書きながらいろいろ組み立てたり変更するのでまともにプロットって作ってないです。
 完成品が計画したものと全然違うことも多いですし。

Q14: 作品を書く上で何か大事にしている、または心に留めていることはありますか?
 心に留めているというか。
 こう、これを読んだ人がどんな顔をするかな、と想像しながら書いています。

Q15: 「売れるものを書くべきか」、「書きたいものを書くべきか」、
 答え辛い質問ではありますが 、もし良ければ意見を聞かせていただけませんか?

 私が書きたいのは他の人に読んでもらえる話です。
 売れないと読んでもらえないのでそこらはあまり苦悩せずに書いています。
 書いたものがうけるかどうかについては苦悩しまくっていますが。

Q16: プロになれた理由を、ご自分ではどうお考えですか?
 運と物量と思っています。

Q17: プロになって一番嬉しかったことは何ですか?
 確実に誰かに読んでもらえる、ということです。だって少なくとも編集様は読んでくださいますもの。
 読者様がいてくれる。読んでもらえる。これは嬉しいことですよ。

Q18: 最後に、これから竜樹さんに続け!と頑張っている方達にアドバイスをいただけませんか?
 書くことが好きなら何歳になってもチャンスはあります。少なくともコバルト文庫様はそうでした。
 途中回り道したって前に進んでいたらいつかはどこかにつけます。前進あるのみです。

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