エンターブレイン×pixiv「次世代ボカロ小説コンテスト」受賞
何度かこちらのサイトを利用したことのあるクジラと申します。
以前、短編の間に投稿した作品がエンターブレイン×pixiv「次世代ボカロ小説コンテスト」にて受賞しました。タイトルは「海辺の街の人々」、ペンネームは北生見理一と言います。2014年5月30日に「クロライドに没む」というアンソロジーとしてファミ通文庫から出版されました。
お世話になったので、報告させていただきました。
Q1: 初めてライトノベルに出会ったのはいつですか?
中学生の頃です。
Q2: 初めて小説を書かれたのはいつですか? それはどのような作品でしたか?
20代半ば、ハイファンタジーを書きました。もっとも、完結させることができませんでした。
Q3: 作品はどのようなソフトを使って書かれていますか? あるいは手書きですか?
「O's Editor2」です。
Q4: 作品の書き方で(例:クライマックスを先に書くなど)、自分なりの書き方がありますか?
各シーンごとにこのような項目を埋めてから書き出します。
■テンプレート1
概要:
情景描写:
モブ描写:
空気、雰囲気:
触覚:
嗅覚:
視覚:
聴覚:
味覚:
比喩:
情報:
伏線:
演出目的:
Q5: 初めて作品を新人賞に応募されたのはいつですか?
31歳の頃ですね。
Q6: スランプになった、もしくは作家になることを諦めようと思ったことはありますか?
諦めようと思ったことはありません。
ただ、時折体調を崩すことがあり、臥せっていることがあります。
Q7: アマチュア時代に参考になった本はありますか?(ハウツー本など)
ハウツー本はほとんど読まなかったです。
Q8: 尊敬している作家さんはいますか?
大勢います。
Q9: アマチュア時代にどのような方法で筆力を高めていきましたか?
チームせいほーという文芸サークルに入り、そこで切磋琢磨してきました。
特に他者を批評するという行為が重要だったと思っています。
Q10: 執筆は、いつもどのような時間帯にされていますか?
早朝と夜です。
Q11: 一日の執筆速度はどの位でしょうか? また、ノルマを作っていますか?
3000から4000字くらいです。
一つのシーンを書いたら筆を置きます。
体調を崩さないため、無理はしないことにしています。
Q12: 一日にどれくらい執筆に時間をかけておられますか?
2、3時間です。
Q13: どのような方法でプロットを作られていますか?
三幕構成をもとに作っています。
Q14: 作品を書く上で何か大事にしている、または心に留めていることはありますか?
空気感と言いますか、世界観を損なわないような物語にしようと考えています。
Q15: 「売れるものを書くべきか」、「書きたいものを書くべきか」、答え辛い質問ではありますが 、もし良ければ意見を聞かせていただけませんか?
書きたいものを売れるように書くことが重要です。
少なくとも、売れると編集が期待してくれる作品である必要があります。
Q16: プロになれた理由を、ご自分ではどうお考えですか?
チームせいほーに参加し、他者の批評を真摯に受け止めたこと。
小さな新人賞にも積極的に投稿していったこと。
自分の持ち味を理解したこと。
そういった理由ではないかと思っています。
Q17: プロになって一番嬉しかったことは何ですか?
チームせいほーのみんなからお祝いの言葉をもらったことです。
Q18: 最後に、これから北生見理一さんに続け!と頑張っている方達にアドバイスをいただけませんか?
自分の持ち味を見出した人は有利です。
文章、世界観、登場人物、設定、構成など、なにか飛び抜けたものがあるとデビューはぐっと近づくと思います。