第5回ノベルジャパン大賞「銀賞」受賞
いつもお世話になっております。
マヒリという名で活動させて頂いていた者です。
今回、第5回ノベルジャパン大賞の銀賞を受賞し、8月1日に「白銀竜王のクレイドル」というタイトルで本を出させて頂く事になりました。
これもライトノベル作法研究所という切磋琢磨の場があったお陰です。
ありがとうございました。
Q1: 初めてライトノベルに出会ったのはいつですか?
中学の時に読んだガンダムのノベライズです。
富野監督ご自身がお書きになられた本です。
Q2: 初めて小説を書かれたのはいつですか? それはどのような作品でしたか?
やはり中学の頃。内容は恥ずかしいので言えませんが異世界ファンタジーです。
今回のデビュー作も異世界ファンタジーなので不思議な気持ちです。
Q3: 作品はどのようなソフトを使って書かれていますか? あるいは手書きですか?
一太郎です。
Q4: 作品の書き方で(例:クライマックスを先に書くなど)、自分なりの書き方がありますか?
プロットも何も考えず、いきなり書き始めます。
その方が自分でも先が分からないので楽しく書けます。
ただ、プロになってからは「プロットを提出しろ」と言われるようになったので、プロットを固めてから書いています。
Q5: 初めて作品を新人賞に応募されたのはいつですか?
これも中学生の頃。結果は惨敗一次落ち。
ちなみに私は両手両足を使っても数えられないくらい応募していますが、一次選考を通ったのは三作しか無いので、万年一次落ちの人もめげずに頑張ってください。ある日突然受賞しますよ。
Q6: スランプになった、もしくは作家になることを諦めようと思ったことはありますか?
全くありません。一次落ちとか気にしない。
Q7: アマチュア時代に参考になった本はありますか?(ハウツー本など)
『ミステリーの書き方』(講談社文庫)が面白かったです。
ミステリーとタイトルにありますが、中身は物語全般に関する指南書です。
Q8: 尊敬している作家さんはいますか?
田中芳樹先生。伊藤計劃先生。
あと漫画家ですが石川賢先生を崇拝しています。
Q9: アマチュア時代にどのような方法で筆力を高めていきましたか?
ひたすら一次落ちを繰り返し、今回たまたま受賞したので、よく分かりません(笑)
Q10: 執筆は、いつもどのような時間帯にされていますか?
実家暮らしなので、家族が寝静まった深夜に執筆する事が多いです。
Q11: 一日の執筆速度はどの位でしょうか? また、ノルマを作っていますか?
働いていた頃は長編一作に三ヶ月程度かかりましたが、ニート状態の今はゆっくり書いても三週間で一冊分は書けますね。
Q12: どのような方法でプロットを作られていますか?
受賞してから初めてプロットを書いたので四苦八苦しています。
よく分からないので、登場人物の行動や舞台背景や台詞などを事細かに書いて提出したら「これはプロットじゃ無くて初稿だ!」と怒られました。
とりあえず物語の大まかな流れを箇条書きにすればいいのではないでしょうか?
Q13: 作品を書く上で何か大事にしている、または心に留めていることはありますか?
全ページがクライマックスになるくらい物語の密度を高めたいと思っています。
キャラクターたちが一ページ一ページの刹那を全力で駆け抜けていく。
そんな印象を持って貰えたら嬉しいです。
Q14: 「売れるものを書くべきか」、「書きたいものを書くべきか」、
答え辛い質問ではありますが 、もし良ければ意見を聞かせていただけませんか?
何が売れるか分かったら誰も苦労しませんが、それでもプロなら売れるものを書くべきでしょう。
その売れるものの中に書きたいものをコッソリ混ぜる訳です。
Q15: プロになれた理由を、ご自分ではどうお考えですか?
受賞するまでひたすら送ったら受賞しました。
ちなみに受賞作は異世界ファンタジーですが、今流行(2011年現在)の「魔王」「勇者」「魔法学園」「異世界召喚」などは一切出てこないので、本当に何故受賞できたのか不明です。
Q16: プロになって一番嬉しかったことは何ですか?
働かないで執筆に専念できるぞぉぉぉうぉぉおおおおお!
Q17: 最後に、これからツガワトモタカさんに続け!と頑張っている方達にアドバイスをいただけませんか?
私はレーベルごとの特色や流行などを一切考えていませんでしたが、他の人の話を聞くとそれは駄目らしいです。
プロになってから苦労するので流行は押さえておきましょう。