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おもしろいライトノベルの探し方

1・自分の好きなジャンル、おもしろいと思える作品を買う。
 人気作だから自分に合うとは限りません。興味のない作品を無理に読む必要はないです。

2・人気ランキング、レビューサイトの書評、アニメ化、といった情報は参考にするべき。
 アニメ化された作品はおもしろい傾向があります。また、アニメでストーリーを掴むこともできます。

3・立ち読みして、自分に合ったものを吟味する。合わないと思ったら買わない。
 アマゾンやレーベル公式サイトでは、一部、冒頭が読める作品があるので参考にできます。

4・連載物はおもしろいから連載が継続される。一巻を読んでみて、自分に合うか判断する。
 ただし、一巻完結予定だった物が、売れたから続編を出す場合、二巻以降が地雷になる危険性ありです。

5・既に他の本を出している作者の場合、その評判を調べておく。
 実力のある作者は、おもしろい小説を出し続ける傾向があります。
 これまで出した作品の評価を知っておくと、購入の参考になります。
 好きな作者を見つけて、その著書を買う、「作者買い」も正解の1つです。

6・未知のジャンルや作者の作品を読む場合は、ブックオフや図書館を活用する。
 ブックオフで100円の本を買って、読み終わった後に20円で売ったら1000円で12冊読めます。
 「1」と矛盾しますが、興味の薄い分野に挑戦してみなければ、新しい刺激や感動には出会えません。
 この際に生じる金銭的リスクを減らすには、ブックオフや図書館を活用するのが最も良いです。
 図書館は無料で本が借りられますが、順番待ちの時間や、貸出期限、交通の便などの問題があります。
 東京や横浜などの大都市に住んでいるのなら、図書館のインフラが整っているので、図書館でライトノベルを検索して借りるのが最良の手です。注文をすれば、買い寄せてくれます。

7・ネットでたくさんレビューされている作品を選ぶ
 大勢の人がレビューしている作品、アマゾンでたくさんのレビューが付いてる作品は、おもしろい傾向があります。
 レビューを書かれるということは、良くも悪くもその人の心に響いたことの証であり、平凡な作品とは違うオリジナリティや、尖った部分があるということです。
 例えば、アマゾンで15人がレビューしていて、☆の数が平均3の作品の方が、一人がレビューしていて、☆の数が5つの作品より、おもしろい可能性が高いです。
 おもしろい作品には、それだけアンチが付きますから、賛否両論が湧き起ることになります。
(人気作は増刷されたり、続編が出たりして、大勢の人の目に触れるため、賞賛だけでなく、批判も多く受けることになる。批判や酷評は、ある意味、人気のバロメーター。凡作は、そもそも売れないので読者が少なく、批判の的になりにくい)

・発売されて日が経つのに、レビューがまったく書かれない作品は危険。売れていない、凡作の証拠。
・酷評しか書かれていない作品は、本当にひどいので危険。
・良作は経験則的に賞賛7、批判3、以上の対比になる(賞賛8、批判2、くらいなら、名作と言える)。
 批判の相対数が4割を超えるようなら、重大な欠点がある可能性があるので慎重になるべき。

8・発行回数が多い作品を買う
 著者名や発売元が書かれている巻末ページには、その本が何度、発行されたのか書いてあります。
 例えば、「二〇〇七年六月二十五日 初版発行」というように。
 増刷された場合、その隣に「二〇〇九年十月九日 十八版発行」というように、その本が刷られたのが何番目なのか書かれています。
 人気作はたくさん売れるため何度も増刷され、発行部数を重ねていきますので、書店で手に取った場合、ここをチェックして、何度発行されたのかを確認してみましょう。
 発行回数が、人気のバロメーターとなります。ここの数字が大きければ当たりの可能性が高いです。

9・インスピレーションに任せる。迷ったら直感に従う。
 作品と出合った瞬間、「これは良さそう!」と直感したら、ごちゃごちゃ考えずに買ってしまうのも良いです。
 後で、もっとよく調べてから買おうとしても、その本のタイトルを忘れてしまい、結局、再び巡り会えずに終わるという場合もあります。これはもったいないです。
 人間の直感というのは馬鹿にできないので、地雷を踏むリスクを承知で、インスピレーションに任せてみることもお勧めします。
(この本はおもいしろいのか否か? つまらない本を買って損をしたくない!
 という自己防衛の意識を常に働かせておくのは、心理的な負担になります。
 財布に余裕があれば、たまには衝動買いをするのも、悪くありません)


●上級者向け
 2chの各レーベルの総合スレをブックマークしておきます。
 購入予定の作品が発売されたら、スレが立つので、そこでのネタバレ交じりの会話を生暖かい視線で眺めて吟味し、自分にあった物を探すのが(お金を無駄にしないという一点に関して)最適解だと思います。



●良いレビューの見分け方
 基本的に1つの作品に対して、長文のレビューを書いている人の意見は参考になります。
 たくさんの言葉を費やしてレビューを書くということは、それだけ作品を深く読んでいる、伝えたいことがあるということなので、信憑性が高くなります。
 どんな作品にも欠点はあるものなので、欠点や残念な点にも言及してくれているとグット。

 また、すべての作品を絶賛しているようなレビューサイトはNG。
 ちゃんと、自分がつまらないと感じた作品は、おもしろくない、これこれこういった点がダメだったと、正直に書いてくれているところが良いです。
 自分と好みが似ている人のレビューは参考になります。


●異性向けレーベルにも手を出してみる
 ライトノベルは、少年向けレーベル、少女向けレーベルなど、各レーベルで想定読者層が異なっています。
 例えば、ルルル文庫、コバルト文庫などは少女向けレーベルなので、男性読者は避けてしまうかもしれませんが、

 読んでみると、新しい刺激や発見があって、意外とおもしろい場合があります。
 異性向けのレーベルは自分には合ないという先入観は捨てて接してみてください。

 
 少年向け作品は、バトルがメインだったり、男性が好む美少女キャラが登場する傾向があります。
 また、細かな人間関係より、シチュエーション(萌える・燃える)を重視するので、ストーリーは比較的単純で、わかりやすい内容のものが多いです。

 少女向け作品では、より人間関係が複雑で、バトルはこれを盛り上げるための脇役だったり、 男性向けにはないタイプのキャラが登場したりと、異なる傾向があります。
(登場人物の数も女性向けレーベルの方が多い傾向がある)
 また、女性向けレーベルだから、恋愛要素が強いということもありません。
 恋愛要素がほとんどない女性向け作品も多数、存在します。


●古典(過去の名作)に当たる
 最新作ばかりに目が行ってしまいがちですが、過去に一世を風靡した人気作を手に取ってみることもお勧めします。
 スレイヤーズ、ロードス島戦記、魔術師オーフェン、吸血鬼ハンターD、十二国記など、何十冊もシリーズが刊行され、アニメ化などのマルチメディア展開もしている不動の名作があります。
 2000年以前の作品は、多少、内容が古臭く、流行遅れに感じるかもしれませんが、後のライトノベル界に大きな影響を与えた古典的名作には、やはり当たりが多いです。
 古くて手に入らない場合は、中古書店や図書館を利用すると良いです。


●新人賞受賞作品は慎重に
 新人賞受賞作品は、まだ作者の話運びや、文章力が未熟なため、地雷となってしまう危険があります。
 発売後、しばらく様子を見て、どのような評価を受けているのか、吟味した方が良いです。




 この他にも、おもしろいライトノベルの探し方、見分け方、購入を失敗しないコツをご存じの方は、メールフォームより情報提供をしていただけると、ありがたいです。

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