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煉獄のエスクード
「それの解読のために、何人もの人間が発狂し、命を失った」 フランスの古書店で発見された一枚の紙片。 それには呪われた文字で“扉”の場所が記されていた。 「やつらは人の肉を喰らい、血を啜る」“扉”―それは魔界とこの世を繋ぐ門。 その封印が破れた時、世界は“魔族”に蹂躙され地獄と化す。 退魔の妖剣ブラディミールに選ばれてしまった少年・深津薫は、 教皇庁の影の組織エスクードの一員となり、 “扉”を封印する力を持つ美少女“レディ・キィ”の護衛の任務につくことになる。 「やつらにレディ・キィを奪われてはならない。護れない時はお前が彼女を殺せ」 17歳の少年に託された残酷な使命…… だがそれは、薫の長い闘いの始まりにすぎなかった―― 大賞受賞作家本格始動! 現世と地獄の狭間で魔族と闘う戦士たちの壮絶な生き様を描くネオ・ハード・ロマン登場。
敵役の貫く哲学、大切な相手を想う気持ち―――― とにかく全てが面白く感慨深い! 作り込まれた設定には有無を言わさぬリアリティがあり、 個々のキャラクターに必ず用意される見せ場は否応なく読み手の気持ちを昂らせます。 卓越した描写はテンポよく流れ、双方向から高まる物語は一気に収束するッ! 巧みに違和感なく張られた伏線も、解き明かされた瞬間恍惚に変わります。 二巻以降も著者にしては順調に執筆されており、嬉しい限りです(汗) 皆さんのレビューでは全く触れられていませんが、 私はヒロインはレイニーの姐さんだと思ってます(笑) 格好良く戦う女性が好きな方には、確実にオススメします。 お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? レイニーの姐さんが格好良過ぎて泣けます。 が、真澄も格好いいし、薫もやる時はやる男だし、なんだかんだでソフィアもいい娘だし、 アルフェルムも敵役ながら見事な物です、ギーエンもリラフォードも…… と全てのキャラがすごくいいんですが、 以下ネタバレです。 二巻に出てくる真澄の師クラウディアが一番私は好きですね。 格好いいし、茶目っ気もあるし……完璧です(笑) この作品の欠点、残念なところはどこですか? 物語に『欠点は無い』と思います。 でもまあ、二点だけ。 1、私だけかも知れませんが、モノクロページのイラストがたまにイメージから外れている気がします。 2、それと二巻以降多少性描写が激しくなる時があるので、 そういう物が嫌いな方には辛いかも知れません。
文章が分かりやすく、 物語は一筋縄では終わらず、 なにより登場人物の気持ちがダイレクトに伝わってくる。 アクションシーンもふんだんに盛り込まれており、戦慄と燃えを感じます。 私はこの作品を「富士見の顔」作品の一つと数えます。 アクション好きの人は読んでみてください。 次が楽しみになってきます。 所長さん。読んでみてください。いけますよ、これ。 お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? かっこよすぎる真澄さんかな。 この作品の欠点、残念なところはどこですか? ない! 思いつかない!
この作品のできは、富士見の中でも『1・2』を争うものだと思います。 まだ、あまり巻が出てないので大きく言えませんが これから続いていく物語 つまり、長編の序章である今――― 俺は、泣きました。 今、ライトノベル界の中心にあるのは、『萌え』です。 しかし、この作品は、『萌え』があまりありません。 あるとしたら、ソフィアのツンデレぐらいでしょうか…… てっ、何話してんだ俺。 なんと言うかこの作品は、 『俺は、イラストで萌え萌えして、内容でも、萌え萌えしたいんじゃー』 てな人には、あまりお勧めできません。 でも、大賞受賞作家なので、普通に面白いのですけどね お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? ギーエン!! なんか、とっても面白いから。 この作品の欠点、残念なところはどこですか? やっぱ、専門用語の多さでしょうか…… いや、作者が遅筆な事か!!
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その小説、105円で売られているかも…… |
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