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剣の女王と烙印の仔
周囲の者の命運を喰らう《獣の烙印》を、両手と額に持って生まれた少年クリス。 彼は傭兵としてひとり戦場を放浪していたが、一人の少女との出逢いがすべてを変える。 彼の前に舞うように現れたのは、白い衣に身を包み大剣をふるう少女、ミネルヴァ。 未来を予見する力と圧倒的な剣技を備え、死神と怖れられた伝説的な剣士であった。 「おまえが、わたしを殺す者か」 その夜、クリスに殺されるはずだったミネルヴァの運命は、烙印によってねじ曲げられることになる―。 さまざまな作風で活躍する杉井光が満を持して贈る、 星の流れと運命に立ち向かう少年少女の王道ファンタジー。
主人公であるクリストフォロは、『命運を喰らう』という力を持っていて、 一方、ヒロインであるミネルヴァは、『自分の未来を見通す』という託宣女王の力を持っている。 この2人の力は対照的な力になってしまっていて、 2人が出逢うことにより、定められていた運命がどんどん狂っていく、という物語です。 2人をとりまく魅力的な人々、そして“刻印”を持つ者達がいるこそ、 この世界が成り立ってるのではないのかと思います。 予想外の事が起こったりするので、先読みしにくい、という所が結構おもしろかったりします!
大剣を持ちつつも、単身で大勢の人に立ち向かい、 その功績によって『戦場に塩を撒く死神』や『塩撒き』などと呼ばれ怖れられている存在なのですが、 たまに見せる可愛い表情・態度などが最高です! 妹(同じ託宣女王のシルヴィア)の事を考えて、 クリストフォロと逢うまで1人で聖王国を滅ぼそうと考えていたのですが、 彼と逢い、生き方を見直していく所が彼女の強い部分なのだな、と感心します。
重苦しい雰囲気や悲劇的な場面、世界観が複雑で重みがあるなど、 他のファンタジー小説と比べて暗いイメージを抱く可能性があると思います。 感じ方は人それぞれだと思いますが、 読んでいて重いな、と感じてしまう場面がいくつかある作品です。
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光炎のウィザード
リティーヤは、「学園」の基礎課程を修了したばかりの見習い魔術師。 がさつと生意気を絵に描いたような彼女は、 幼いころ生き別れになった家族と命の恩人を捜している。 そんなある日、リティーヤは無口・無表情・超甘党の青年ヤムセと出会った。 どうやらこのヤムセ、リティーヤの担当教官らしいのだが…? 命の恩人は誰? なんでも願い事を叶えられる『グリーンワードの魔導書』って何? 愛と冒険のファンタジーが幕を開ける。
時にシリアス、時にコミカル(っていうか大半?)なとこがいいです。 色とりどりの登場人物たちがとても個性的で印象に残ります。 でも、それが彼らの行動や物語の流れに違和感をあまり感じさせません。 スケールや伏線がけっこう多いので初めの方は少し読みにくいかもしれませんが、 読み進めていくうちに明かされていく謎は『そうだったのか』と思わせてくれます。 三人称だけど視点は主人公に合わせられているので無理なく読み進めていけます。 感情移入もしやすいんじゃないでしょうか。 恋愛ものなんかに疲れてきたら読んでみると結構新鮮に感じられるでしょう。
リティーヤの暴走っぷりとヤムセの変人っぷりが絶妙にマッチしていて笑いが誘われます。 その他のキャラたちも印象深い人ばかりで、彼らは彼らなりにそれぞれ色々なものを背負っている。 それが物語のなかで解き明かされていくところがまたおもしろいです。 自分的には嫌いなキャラというものができません。
読み進めていけばそれ徐々に分かってくると思うのですが、 そこはちょっと根気が必要かもしれません。
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鋼鉄の白兎騎士団
いまだ神々の居た残滓が残る世界エスペリテ・ウモルの一角バスティア大陸。 そこには、うら若き清純な乙女だけで構成されるという騎士団、 人呼んで「鋼鉄(はがね)の白兎騎士団(しろうさぎ)」がその名を轟かせていた。 強く、そしてなによりも美しく?? 今、亡き母への誓いを胸に少女ガブリエラが入団試験に挑む! ……のだが試験種目は駆けっこに宝探し!? アノ手コノ手なんでもあり! 女の子だらけくんづほぐれつの試験の行方は??? 舞阪洸が贈る美麗(プリ)☆絢爛(キラ)最強乙女戦記、満を持して遂に登場!!
登場人物がほぼ女性ばかりで、個性的なキャラクターがいっぱい出ています。 例えば、上級貴族のお嬢様・ドゥイエンヌ。 ちょっと変わった副団長・レフレンシア。 お笑いキャラである・ジアン。 そして、変わった考え方をする主人公・ガブリエラ。などなど・・・・・ 色んなキャラクターが事件や反乱などを起こします。挿 絵の伊藤ベンさんのイラストも凛々しくて、可愛いです。(萌え系と言ってもいいほどです。) 是非、異世界ファンタジーが好きな人、読書好きな人、萌え系が好きな人・・・・・ 一度でいいから読んでみて下さい。ハマリますよ。
ガブリエラの性格は結構、私によく似ていて変わった考え方をすることが気に入ります。 ヨーコはとても渋いキャラクターで、剣術の達人ってところが憧れです。
その温泉シーンでキャラの乳首がもう少しで見えそうなほどギリギリなところです。 H系が嫌いな人はご注意下さい。
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