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光の精煉師ディオン
猟師見習いの少年・ディオンの夢は、「精煉」で飼い犬・アッシュの病気を治すこと。 父親の才能をうけついで、ディオンの精煉術はピカイチだけど、一緒に暮らす祖父はなぜか渋い顔。 そんなある日、ディオンは山で、クマに襲われている天然系美少年・フェルナンドを助ける。 時を同じくして、帝国陸軍のエリート精煉師部隊、『蒼い鷹』の入隊試験通知が届き……!? 天才少年×クールな軍人たちの、友情&成長ファンタジー。
主人公とその親友を始め、個性豊かなキャラクターが大活躍の物語です。 個性豊かと言えば聞こえはいいですが、中には変人とも取れる愉快な人物も混ざっています。 彼らが様々な考え・美学を持って、それに忠実に行動している様は見ていてとても爽快です。 作品の特徴として上げられるのは「精煉」という特殊技術。 「玲石(クレイノット)」と「源石(シュテイン)」という特殊な物質を用いて、物体を再構築する技術です。 以下はネタバレが入ります。 主人公のディオンは天才博士と名高い精煉師のひとり息子で、 父が精煉によって創り出した犬アッシュと頑固者の祖父とともに暮らしてしました。 精煉師を目指しながら山奥で猟師として暮らしていた彼は、 祖父を訪ねてきたという少年フェルナンドとの出逢いにより、人生の転機を迎えます。 亡くなったと思った父が敵国に囚われているのを知った彼は、 並外れた精煉の腕とフェルナンドの口利きにより、帝国陸軍の特殊部隊「蒼い鷹」に入隊します。 敵国の父を救出するため。また皇太子であるフェルナンドを助け、争いのない国作りを目指すために。 ――と、ここまで聞けば壮大な物語のように思えますが、 蓋を開ければギャグ混じりののほほんとした描写もたくさん見ることができます。 もちろんシリアスなシーンも多いですが、 個性的なキャラクターが創り出す笑いには思わず口元を緩めてしまうのです。 軍隊ものでありながらほのぼのできると思えるのは、女性レーベルならではなのかもしれません。
作中一番の変人ですね。 その正体は連邦軍に籍を置く敏腕軍人で、最終的には連邦の首相に上りつめるのですが、 羽根飾り付きの帽子に銀のマントに仮面を身に着けているとなればまったくの形無し。 でもそのギャップがおもしろくて憎めない、厄介なキャラです。
いざ敵地に乗り込んで戦闘、ということになっても、主人公たちは 「人を殺さないように」を前提に戦っているため、攻撃の手はいずれも緩いです。 ハードな戦闘シーンを求めている方には満足できないところが多いと思います。
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火魅子伝
サッサともとの世界へ帰しやがれ!! 久峪雅比古は、とつぜん2世紀の九洲へとタイムスリップしてしまった。 彼を喚びよせたことを誇らしげに自慢する耶麻台国の妖精“キョウ”の胸ぐらをつかんで迫る久峪。 そこで、かつて滅びた耶麻台国を復興し、更に今ではどこにいるとも知れない王家の血をひく女王 “火魅子”の能力をかりなければ、もとの世界には帰れないことを告げられる。 途方にくれる久峪であったが、驚くべきことに、 女王の血をひく美少女たちが次々とあらわれた!? いったいどの娘が“火魅子”の座を受け継ぐのか? 恋と波乱に満ちたジャパニーズファンタジー、鮮烈にスタート。
初めは主人公が現代にもどるために騒いでいたが段々そこに完全になじんでいる。 ヒロインも魅力的な人ばかりで男なら是非見るべきである。 ゲームやアニメ、マンガにもなったたほどなので、かなりおもしろい。
初めは純情なのに、どんどん個性的になっていくのが、いい。
この作品はイラストの美少女たちが、肉感的というか、エロいタッチで描かれています。 というのもイラストを描いているのが、漫画家の大暮維人さんだからです! 大暮維人といえば、知る人ぞ知る「天上天下」(ウルトラジャンプ連載)の作者です。 そのため挿絵が抜群にハイクオリティですね。
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その小説、105円で売られているかも…… |
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