放浪癖さん一押し!(男性・16歳)
「人はデルタtの狭間に生まれ、そして死んでいく」
ビルから落ちていく儚い少女。彼女の背中に、一瞬、羽が見えた気がしたー
それが、高校生の俺、冴上誠一と“数秘術師”羽鷺雪名との出会い。
ある日突然、俺の妹・愛架が誘拐されてしまう。
血眼になって探す俺は、虚空に浮かぶ、ノイズがかった無数の数字を見た。
混乱する俺に雪名は告げる。
「残念だね。君には“無次元数の異常を視認できる才能”が開花してしまった」
数を書き換えることで奇跡を起こすことができる能力者の雪名は、“確率”を操る怪人との戦いにひとり、身を投じようとしていたー。
“数”の異能力アクション、開幕。
タイトル通り、数を操って戦う少女と、普通の少年の物語です。
まずタイトルに惹かれて、おそらく自分は最短で読み切ってしまった作品だと思う。
それだけ続きが気になる内容。だけど早く読み終わるのが勿体なかった。矛盾してますが・・・
キャラクター同士が、本人たちの知らないところでつながってたりして面白いです。
以下ネタバレ
初っ端からヒロインが飛び降り自殺します。そこに偶然主人公が居合わせたところから話が始まります。
そのあとから妹が誘拐されたり、変な才能が開花したりします。
他にもゾクゾクする単語がたくさん登場します。
お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?
羽鷺雪名。
戦闘時などはとってもクールなのに、虫が苦手だったり、とても無防備だったりとギャップに萌えます。