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ゆらゆらと揺れる海の彼方
第二次エルメロー沖会戦にて、自軍の優勢を見ながら不吉な予言を放った男が一人。 戦いの天才ジュラである。 傍若無人、傲岸不遜を絵に描いたようなジュラであったが、ただ一人頭の上がらない相手がいた。 その男―腹違いの兄、ラシードは、弟の天才を信じ、 ジュラの予言どおり敗北したレールダム福音連邦の中で、 ローデウェイク辺境州を守るべく奮闘するのだが……。 様々な特殊能力を持つ海獣と、戦術、戦略、新兵器が幾多の個性豊かな英雄たちの誕生を彩る! 感動の戦記ファンタジー、登場。
さらにはバカみたいに強い人物が主人公というのがオーソドックスですが! この作品は違います! たしかに主人公は天才だし、一人で敵をバッサバッサ倒していきます。 ですが!戦場での主役は彼ではありません! ラグナと呼ばれる海獣こそがこの世界での主戦力です! 簡単に言うなら軍事モノです。 もちろん人間同士の戦いもありますが、ファンタジックな能力を駆使するのはラグナ達です。 ラグナは大型のモンスターのような外見で、人々はこれに乗って戦をします。 勿論、軍事モノならではの数々の知将による駆け引き、戦術合戦もまた見所の一つです。 自国を守る為にラグナに乗って戦う主人公達の騎士団が、 時代の覇者たる王の国に挑むお話しです。
一城の主として誰よりも冷静に、そして誰よりも仲間や民のことを考えてくれるラシード。 こんな人が納める国なら住んでみたいですよ!
文体、イラスト、ストーリーと全てにおいて今の主流ラノベからかけ離れています。 萌えキャラも出てこないし、デフォルメ的なギャグもない。 主人公達も十代なんか過ぎたオジさんお兄さん世代。 でも、だからこそ深みのあるストーリーが楽しめると思います。 今のラノベが合わない方、小説のスキルアップを考えてる方などにオススメです!
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ライタークロイス
「召喚!」騎士の声に応えて現れる聖獣―竜。 初めて騎士を見たあの日、カインの心は決まった。 村のみんなも槍の師匠もカインの夢を聞くと「馬鹿か、お前は」と言ったけれど、 ついにカインは騎士登用試験の最終段階までやってきた。 帝都に集まった騎士志願者たちは、みんな自分より強そうだけれど、ここまできたらやるしかない! カインは夢の実現へ向けて確実に一歩踏み出したのだが―。 そんな彼の気持ちとは裏腹に、スリにあうは、宿をあてにしていた家は破産しているはで、災難つづき。 騎士を目指す仲間が出来たはいいけれど、何かとトラブルのタネを持ち込んでくる。 こんなことで、無事に騎士になれるのか!? 第18回ファンタジア長編小説大賞の川口士が贈る、青春成り上がりファンタジー!! 夢は自分でつかみとれ。
また主人公の強さが完成し切っておらず、まだまだ発展途上の部位にいるのも大きな魅力です。 余談でいうなれば、クーデレツンデレ好きにもお勧めできると思います。
自分はあえてサブキャラクターのアブァルを挙げたいと思います。 一巻では単なるモブキャラでしたが巻を追うごとに次第に味が出てきています!
欠点ではないですけど、いきなり出てきた新兵器があんまり役に立たないシーンには面喰らいます。 あと、最新刊で惜しい人を……。
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