ライトノベル作法研究所
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  4. 恋詠クロニクル公開日:2014/10/23

恋詠クロニクル

ジャンル:学園
著者:田渕 リョウ
出版社:一迅社
発行年月:2014年9月20日

ラノベの王女様(女性・17歳)さん一押し!

■ 解説

 男女の校舎が高い壁で阻まれた、恋愛禁止の弥勒院学院には、百日連続で恋文を結びつければ想いが叶う―と言われる“宿願の樹”があった。風邪で倒れた友人の代わりに恋文を結んだ俺は、黒髪の美少女・藤原恋詠と出会う。「―あなただったのですね、百日参りを続けていたのは」表向きは短歌部、裏の顔は学校非公認の「片想い部」に無理矢理入らされることになった俺の周りには、様々な女の子たちが集まってきて…!?
 ハーレム片想いラブコメディ

■ ラノベの王女様さんの書評2014/10/23

 男子学部と女子学部が高さ四メートルの壁で二分された高校、弥勒院学園。
 異性間の交友が固く禁じられたこの高校には、「百日連続で恋文を“宿願の樹”に結び続ければ恋が実る」という伝説――通称百日参り――があるわ。

 風邪のせいで最後の一日が達成できない友人。彼に代わって百日参りを引き受けた主人公の高村集は、ふとしたトラブルをきっかけに、同じ二年生である藤原恋詠が所属する短歌部のメンバーに。
 実は短歌部は表向きの名称で、生徒の片思いを影で支える「片思い部」というのが実態なの。

 時には雅に短歌を嗜み、時には部員たちとゆるく交流したり、時には胸が張り裂けんほどの苦しい恋があったり。

 大げさに誇張された展開があるわけでも、説明不足で物足りない描写があるわけでもない、もしかしたらこんな学生生活だってあるのかもしれない、そう感じさせてくれる青春物語よ。

お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?

 ヒロインの藤原恋詠。
 丁寧な物腰で読者を優しく温かく包み込んでくれるわ。

この作品の欠点、残念なところはどこですか?

 良くも悪くも淡白。そしてマイナー。
 信者やアンチが付くタイプの作品じゃないわね。。

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