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ラブ★ゆう
高校生・神田俊が、RPGをしながら「女勇者ロザリーが本当にいたらいいな」と空想したとたん、 画面からロザリーが出てきてしまった。 タンスを開け、壷を割り、危機には剣を振り回すロザリーは、俊のことを婚約者だと勘違い。 俊を幸せにするべく大騒動を巻き起こす! 学校を牛耳るツンデレお嬢様・撫子や、俊の“お姉ちゃん”みことも加わり繰り広げる、 スラップスティックラブ・コメディ。
お姉ちゃんやらお嬢様やら勇者やら召還士やら生徒会長やら女装趣味の男やら、 もう個性的なキャラが出てきて主人公を引っ張り回し振り回しします。 RPG好きな人は呼んでみると面白いかも…… 女の子が妄想してるのが大好き……という変わり者にぴったりな本です。
渚ちゃんは甘えてくる仕草が堪らなく可愛い。 撫子はツンデレだけど高飛車過ぎなくて可愛い感じのツンデレで好きです。 碧空に至ってはもう不思議ちゃんなのが本当に好きです。
で、欠点はと言うと渚とロザリーがゲームの中の人であることがバレないことです。 もう絶対に気付くじゃんっという段階でも気付かない。 そこはもう少し何らかの気付かない理由を付けて欲しかった…… といったところです。
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リアルライフ―この時代に生きることを
第4回「エンターブレインえんため大賞」優秀賞受賞作。 新シリーズ「リアルライフ」の第1巻。 県立花野高校演劇部に所属する骨竜七郎は、 同じ演劇部の響奈々子の容赦ないつっこみを受けつつも、飄々と毎日を過ごしていた。 そんな日常の中、響は人けのない駐車場で、 手から火の玉をだす男と骨竜が闘っている所を目撃する。 問いつめる響に骨竜が語る「試合」の真実とは……。 青春エンターテイメント。
この言葉にグッときた人にお薦めです。 前半はボケ連発、ツッコミ全快のお笑い路線ですが、 クライマックスに近づくにつれて命を懸けて戦うカッコええ路線に切り替わります。 「そして、こう思ったんだ。一生この拳で戦うことなく死んでいくのかなぁってね」 主人公の骨竜七郎の言葉です。 男なら一度は思いますよね、しかし、たいていの人が拳で戦うことなく死んでいきます。 平和的ですが、どこか寂しさを感じます。だから骨竜七郎は『試合』に参加します。 骨竜七郎も『試合』の全貌を知っているわけではないのに、 永遠と続く『試合』で戦い続け、勝ち続けます。誰のためでもなく自分のために。 血反吐を吐こうが起き上がり、相手がプロでも勝負を諦めません。 その姿に元気付けられます。 気分が下がり気味の時に読むと、心の底から力が湧いてきます。
もう一つは些細な謎です。例えば、七郎の『七』の意味とか、拳で戦おうと思った理由とか、 わかりそうでわからないことがあります。ハッキリさせてほしいですね。 内容とは関係ありませんが、初版発行が2003年2月5日です。 書店には滅多に置いてありません。悲しいことです。 作品には関係ないですが(爆)坂本和也さんが他に作品を出していないことが残念です。
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