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厳選おすすめ本! 冲方式ストーリー創作塾
「小説や物語が好きだし、なんとなく自分も書いてみたいけど一体どうすればいいの?」 と考えているアナタ。 そんなアナタのために、今ライトノベル界でもっとも旬な作家“冲方丁”が一肌脱ぎます! あの名作『マルドゥック・スクランブル』の書き方など、 秘蔵のストーリー創作のテクニックや秘訣を初公開。 ライトノベルを中心に、アニメ、ゲームのシナリオ・まんが原作に相通ずる創作手法を、 包み隠さず徹底伝授します! 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 冲方 丁 角川スニーカー大賞でデビュー。後に『マルドゥック・スクランブル』でSF大賞を受賞。
【1時間目】マルドゥック・スクランブルの書き方 《休み時間その1》デビューする前に決めたこと 【2時間目】カオスレギオンの書き方 《休み時間その2》アシスタント制度 【3時間目】蒼穹のファフナーの書き方 《休み時間その3》作家性 【4時間目】とりあえず書いてみましょう 《お昼休み》新人を取り巻く状況について 【5時間目】こんな風に言われたんですが 《放課後》読む娯楽から、書く娯楽へ さっそく応募! 新人賞募集要項一覧
ライトノベル作家・冲方 丁さんの書いた本です。 キミにもあの名作『マルドゥック・スクランブル』が書ける!! というキャッチコピーが目を引きますね。 『マルドゥック・スクランブル』は徳間文芸賞のSF大賞を受賞した作品です。 でも、冲方 丁さんの本は、『カオスレギオン』しか読んだことがないので、 『マルドゥック・スクランブル』はこうして生まれた! と言われても、最初は「ほう、そうなんだ」くらいにしか思いませんでした(汗)。 しかし、途中からぐいぐい惹きつけられ、 気づいたら最後まで一気に読破していました。 これはオススメです! この本の良いところは、小説を小難しく捉えていないところです。 芥川賞受賞作家などの大先生の書いた小説ハウツー本は、 どうやって小説を描いたら良いか? 小説とはいかなるモノか? ということについて、小難しい持論を展開していることが多いのです。 そのため、一読しただけでは、なんとな〜くしか理解できず、 ますます小説をどのように描いたら良いかわからなくなることも珍しくありません(汗)。 一体何が言いたいんじゃ、とにかく小説の描き方のコツを教えんかい! と、ツッコミを入れたくなることもしばしば。 事実、初心者が読むと、わけがわからなくなるだけのような本も存在します(汗)。 しかし、『冲方式ストーリー創作塾』は難解な小説論など一切無く、 10代の読者向きに語り口調で、とにかくわかりやすく書かれています。 どのようにして、『マルドゥック・スクランブル』や『カオスレギオン』を作ったのか、 試行錯誤の過程も含めて、すべて公開しているので、非常に参考になりますね。 メモからプロットを起こし、プロットを吟味してストーリーが形になるまでのプロの手法が丸わかり! 自分の小説の制作過程を、ハウツー本で紹介している作家さんはとても珍しいですね。 これから、ライトノベルを描いてみようという初心者の方にはとてもオススメです。
最初のページに書かれている文章を抜粋すると、 >起立ーぃっつ! 気ょをつけーぇい……礼っ! >というわけで学級委員の冲方です。あっ、もう座って良いです。 >というか誰ですか、本当に立った人。ありがとうございます。 >というより、そこで立ち読みしている人。その場で、正座。よし。 このようなかなりフランクな調子で書かれています。 私は結構、楽しめましたけどね(笑)。 また、ページ数が189ページと、やや薄く、もう少しボリュームが欲しかったところですね。 現役ライトノベル作家が自らのストーリー創作テクニックを公開してくれます! >>> |
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1週間でマスター 小説を書くための基礎メソッド
しかし、「よくばりな本」というのは非常に内容が濃いものです。 この本はあたかも小説を書くための授業受けているかのように、 わかりやすく、親しみやすいのが特徴です。 1日づつ進んでいくので初心者にとてもやさしいつくりになっています。 著者である奈良裕明氏は実際、小説を書く人ための講義を行っているエキスパートです。 小説家を志している人、文章を書いてみたいな、と思っている人、ぜひ一度手にしてみてください。 「あっ、こうすればよかったんだ」と目から鱗間違いなし! 背中をポンと押してくれる、そんな1冊です。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 奈良 裕明 作家・小説家。1960年、東京生まれ。89年『チン・ドン・ジャン』にて第13回すばる文学賞受賞。 96年より「松涛スクール/文章の学校」に講師として参加。 また、各地の自治体が主催する文章教室に招かれ、11歳から82歳まで指導した実績を持つ。
文章を書いてみよう 文章を直してみよう プロットを作ってみよう 小説を書いてみよう 作品を読んでみよう―あしたの“小説”のために
という基本的な部分から、徐々に小説作りのコツを教えてくれる本です。 精神論と技術論のどちらかに偏ることなく書かれており、 小説を作るための心構えと技術、両方を吸収するコトができます。 著者の奈良 裕明さんは、冒頭でこのように言っています。 小説を書く上で忘れてはならない大切なことが2つあります。 逆に優れた小説が書かれている時は、 必ず、この2つがバランス良く整った状態にあるとも言えます。 その2つとは意志と技術です。 この言葉には、とても共感を覚えました。 小説の上達を目指していると、どうしても技術ばかりに目がいってしまいがちですが、 おもしろい小説を作りたい! という意志と心構えが無いと、 小説を作り続けるコトって、できないですよね。 初心を思い出すことができるので、中級者以上の方にもオススメです。 ラストの第7日目「明日の小説のために」は、そういった小説の心構えについて書かれています。 読むと気持ちが軽くなり、小説を描くやる気が湧いてきます。 また、講義形式の文章で、小説の授業を受けているような感覚で読むことができるのが特徴です。 設問も用意されているので受身ではなく、考えながら読み進めることができます。
ツッコミやユーモアを交えた授業のような語り口で書かれています。 それなりに楽しめるのですが、 読み返す際には、ツッコミなどが、ちょっと邪魔に感じる時があります。 また、例文の小説があまりおもしろくないです(汗)。 小説書きを基本から学びたい方へ! >>> |
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オススメの創作お役立ち本を教えてください!
創作に役立つ資料やハウツー本などは、個人の力ではなかなか探し出せないモノです(涙)。 おもしろい小説を描くための参考にするために、 資料やハウツー本など、あなたのオススメの創作お役立ち本を紹介してください! 創作お役立ち本の紹介をしてくださる方は、こちらのメールフォーム、 『創作お役立ち本・募集係』 よりお願いします。 |