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マンガでわかる小説入門
本書が楽しいのは『ゲームセンターあらし』などで知られる漫画家&娯楽小説家のすがやみつると、 同じく漫画家の横山えいじがタッグを組んで、小説の書き方をマンガで指南している点だ。 小説新人賞応募データも必見。 「小説を書いてみたいが、どうやって書いたらいいのかわからない」 「小説を書きはじめてみたが、どうもうまく書けない」 というあなたに贈る小説入門書の最終兵器。
このマンガはそんな小石川雷太が一つの小説を完成に導いてゆくというストーリーを通じて、 小説の書き方について学んでいくといったものです。 このマンガはまさにこの小石川雷太のように、 小説を書くと決めた初心者がはじめて手にするのにふさわしい入門書だと思います。 一番の長所は、小説に関し、非常に広範囲にそしてわかりやすく説明されているところです。 小説にはどういうジャンルがあるかというところから始まり、 文章作法、プロット、視点、描写、推敲についての詳述。 くわえて、小説を書くのに欠かせないパソコンの使い方と、 資料集め・取材の仕方に関して記述されています。 それだけにとどまらず、小説家になった後に待ち伏せている厳しい現実まで幅広く書かれています。 初心者や駆け出し作家がやってはいけない禁則なども所々で教授されており、 小説を書くにあたっての始めての心構えができる本であると私は思います。 小説家になるためには何をするべきか? その答えがこの一冊のマンガに凝縮されているといっても過言ではありません。 初心者が一読するべき本であると私は断言します。
このマンガには出版社の現実、プロ作家の現実について厳しく書かれています。 もしかしたら、このマンガを読んだ一部の人は、小説家になることを諦めてしまうかもしれません。 できるならば、自分は絶対に小説家になるんだという意気込んだ人に、 この一冊を読んでもらいたいものです 『マンガでわかる小説入門』を買ってみる? >>> |
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書く人はここで躓く―作家が明かす小説作法
あとはそれが「読んでもらえる小説」かどうかだ。 「小説を書きたい」人たちの原稿を読んで10年。 伸び悩んでいる人たちの前には、共通の壁が立ち塞がる。 「読んでもらえる小説」を書くために、実例から躓きの原因を探る。 『そして』連載の「小説・私の方法」に加筆。 実例から躓きの原因をさぐる。 待望の中級者向け小説論。
他ジャンルのハウツー本を図書館で借りあさっております。 こちらで紹介された本も有名なものは、目を通しております。 この本の著者は小説講座の講師をしている方です。 たくさんの投稿作を見たうえで多くの人が陥りやすい話の作り方の姿勢、 (どういうスタンスで話を作っていけばいいか、など)をかなりわかりやすく説いています。 内容は 1、ファーストシーンは後に書け 2、時間芸術 3、十作って一書け 4、ストーリーかヒーローか 5、神は細部で罰したまう 6、無声映画のつもりで 7、尾頭付きと切り身 8、文は顔なり 9、神様が降りてくる 10、作者と読者の間には など、章ごとのタイトルは小難しい感じですが あらゆる創作に対して通じることが多いと思います 小説の文章の書き方というより、話の構成の仕方に重きを置いてます。 特筆すべきなのは、設定過多になりがちな話より、 人間描写の大事さが素直にわかる点だと思います。 文章畑で育ってないので上手く表現できませんが、一番心にきた言葉は 「苦悩が人物を魅力的にするのではなくて、 人物の魅力が苦悩を魅力的にするのだ」 という一説です。当たり前のことかも知れませんが、 ストレートに表現されてて、何本か作品を仕上げたことある人には 耳に痛い言葉が結構あると思います。 一読の価値はあると思います
図書館にあるなら、ぜひ借りたほうがいいと思う一冊。 大塚英二さんの「物語の体操」と、またチョット違ったベクトルで 創作を語っていると思う。
躓いたのは何が原因かを書かれた本ですね。 少なくとも一作は書きあげた方、初心者から中級者の方にお勧めします。 自分の小説の『どこが悪いのか』が分からないなら、この本は絶対に目を通した方が良い。 上級者の方も、基本を見直すのに良いと思います。 基本的だけれど忘れがちなことが書かれています。 例え話・実例・対比などが多く使われ、 「ここはこういう所が問題だ」と書かれているので、とても分かり易い。 文章も、納得させられる書き方をしています。 思い込んでいたことが実は違うと分かり、目から鱗でした。
まずは図書館で借り目を通した方が確実だと思います。 さらに上手くなりたい人にための中級者向け小説論です >>> |
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ショートショートの世界
70年代から80年代にかけて、内外の多くの作家たちが愛し、 書きまくった独特なフィクションの形式ショートショート。 本書は、自身も実作者である著者の手による、おそらく世界初の入門書です。
第一章 ショートショートの定義 第二章 ショートショートの歴史 1 世界の流れ 2 日本の流れ 第三章 ショートショートの書き方 1 新鮮なアイデア 2 完全なプロット 3 意外な結末 4 私のショートショート作法 あとがき
現行の公募でも、長編の新人賞ばかりでなく、短編の新人賞も増えて、 今後はショートショートの新人賞も増加していくかもしれません。 こうした現状は、本作の著者である高井信さんがデビューなさった、 七十年代後半と似たような状況と言っていいでしょう。 多くの同人誌が立ち上がり、ショートショートを通じて大きなブームを起こした七十年代―― わたしたちは、もしかしたら、その時と同じような環境の中に身を置いているのかもしれません。 ご紹介する『ショートショートの世界』は、読み手に合わせて、いくつもの顔を持っています。 文芸批評が好きならば、「ショートショートの定義」という入門書として、 本好きならば「ショートショートの歴史」という通史的な概説書として、 そして作家を志すのなら、 「ショートショートの書き方」という小説作法本としての表情を見せてくれます。 個人的には、六十年代から七十年代のシーンがよく伝わる「ショートショートの歴史」が、 一番面白かったのです。でも若い読者さんはむしろ、 「ショートショートの定義」と実用的な「ショートショートの書き方」に大きな魅力を感じることでしょう。 この二つの部分を読み、しっかりと理解するだけで、 ショートショート作品のクオリティが上がることは間違いないと思いますよ(笑)。 ちなみに、本書の議論を少しだけ取り上げるなら―― ショートショートの定義とは、「四百字原稿用紙約二十枚以内のアイデア・ストーリー」。 アイデア・ストーリーとは、 「初めにアイデアがあり、そのアイデアを最も効果的に生かすために登場人物を決め、 ストーリーを構築する――アイデア最優先の物語」とのこと。 ――こうした論点から、本作では、 都筑道夫さん、山口瞳さん、星新一さんや阿刀田高さんなどの言葉を紹介しながら、 ショートショートの三つの重要な要素として、 「1)完全なプロット、2)新鮮なアイデア、3)意外な結末」を挙げています。 続きが気になるようでしたら、今すぐ本屋に行き、本作を手に取ってくださいませ♪
たとえば、ディアワークスの「電撃short3」だけでなく、「電撃hp短編小説賞」や、 集英社の「コバルト短編新人賞」といったライトノベルのレーベルにおけるショートショート。 あるいは、一般文芸でもメディアファクトリーの 「WEBダヴィンチ 心にくいこむ短編小説」賞やフェリシモ社の「フェリシモ文学賞」など。 あくまで本作は、著者の活躍した同時代のショートショートに再び脚光を当てる、 通史的な概説書という側面が強いということなのでしょう。 逆に言えば、これからのショートショートの時代は、 これを読んだ若い読者が担っていくということなのかもしれませんね♪ ショートショート小説を作りたい方は、ぜひどうぞ >>> |
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