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武器

古代から近世にかけて存在した武器600点をイラストつきで紹介。

武器事典

 著者市川 定春
 出版社: 新紀元社
 サイズ: 単行本
 ページ数: 358p
 発行年月: 1996年12月
 本体価格 2,427円 (税込 2,548 円)

凌兎さんのオススメ!

■ 解説                            

 古今東西の歴史上に登場した武器(古代から中世以降まで)をイラスト付きで解説する画期的な事典。
 見開き武器4点の共通レイアウトを基本にし、種別、時代、地域の順に紹介。項目総数600点収録。


■ 凌兎さんからの書評                     

 「私の愛すべきファンタジー小説の主人公。彼に持たせるのはどんな武器がいいのかしらん……」
 などというのは、誰しもが一度は経験のある悩みでしょう。
 
 そんな悩みから作者を解放してくれるのがこの一冊。
 短剣から大砲まで、なんと600にも及ぶ武器を解説しています。


 剛直な反りのない剣を持たせるも良し、優雅な曲線を描く剣を持たせるも良し。やりたい放題です。
 中には「なんじゃこりゃ」なものも多数あり、読み込まなくてもパラパラとページを繰っているだけで、
 武具に興味のある人は十中八九引き込まれることでしょう。
 
 数々の「武器事典」を手にとってきましたが、この本に勝るものには今だ出会っていません。
 ファンタジー系創作活動のお供にいかがでしょうか。


■ この本の欠点、残念なところはどこですか?          

 基本的に中世~近代中心なので、
 最新鋭の銃器やサバイバルナイフのようなものは載っていません。

(先込め式の旧式小銃などは一部載っています)。

 また当然のことながら、神話などに出てくる伝説上の武器ももちろん載っていません。
 解説の量は、一つの武器に対して大体5行ほどです。ご参考までに。

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初心者がわかる!! 銃器に関する基礎知識を網羅

図説 銃器用語事典

 著者小林 宏明
 出版社: 早川書房
 サイズ: 単行本
 ページ数: 373p
 発行年月: 2008年04月
 本体価格 3,800円 (税込 3,990 円)

市尾弘那さんのオススメ!

■ 解説                            

■初心者がわかる!!
 銃器に関する基礎知識を網羅。
 「用語事典の決定版」

■ミステリ・犯罪ノンフィクションの翻訳者、エッセイストであり、
 銃器の研究家として特に銃器初心者向けに数々の書を世に問うてきた小林宏明氏が、
 長年の研究成果を「事典」の形でまとめあげた集大成。

【本事典の特徴】
●イラスト満載で、銃の構造やメカニズム、その動きなどわかりやすさ抜群。
●日本語項目のほかに、アルファベットで始まる項目だけを集めたアルファベット篇では、
 銃器用語に関連して頻出する略語や有名な銃、組織などについて解説した。
 また、数字だけを項目とした数字篇では、銃身長や口径、
 銃や弾薬の型番に付された数字などについて解説した。
●解説文を2色刷りにし、文中の色文字の語は項目があることを示した。
●項目にはアルファベット(欧文)も併記して調べものなどの利便性をアップした。
●項目によっては、解説を【初級】【中級】と分け、銃器についての初心者から、
 銃器ファンを自認する読者まで、よりつっこんで詳しく知りたい要求にも満足のいくような構成にした。
●項目によっては、「ストーリー」「メカニズム」など、
 銃の歴史から最近の銃器事情まで読ませる内容が盛りだくさん。
●欧文(アルファベット)からも引けるように巻末に「欧文索引」を収録。


■ 市尾弘那さんからの書評                   

 銃に関しての本はイロイロありますが、
 そのほとんどは「銃」を使い方や歴史などを説明しているだけで専門的な用語、
 銃に使用されているパーツ、弾、口径や谷径の意味などは解説されていないものがほとんどです。

 『ナイクラッド』、『ミリと口径の違い』や『コーム』などを読んでも
 「専門的すぎてわからん!」「何これ?」と言った時などに重宝します。

 
 それにある程度、世界で使用している、またはされた主な銃も解説されているので、
 銃についての解説書としても使えますよ。
 ただそんなに多い種類カバーしているのではありませんが……
 それでも有名な銃はイラスト込みで掘り下げられているので、
 スペックや写真だけでは物足りない人でも大丈夫でしょう。
 
 「銃器使用マニュアル」と併用すれば、
 銃についての知識は完璧とは行かなくても問題ないレベルにはなるかと思います。



■ この本の欠点、残念なところはどこですか?          

 言ったとおり「銃」の種類はあまりそろっていません。
 さらに多くの種類の銃を知りたければ専門の図鑑が必要になるでしょう。

 
 後は作者がガンスミスと言った専門家ではなく、
 翻訳の傍ら知識を増やした人なので、どこかはおかしなところもあるかと思います。
 値段も高い方ですが……

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爆弾、毒ガス、麻薬…。「理科のダークサイド」

図解アリエナイ理科ノ教科書―文部科学省不認可教科書

 著者薬理凶室
 出版社: 三才ブックス
 サイズ: ムックその他
 ページ数: 225p
 発行年月: 2004年03月
 本体価格 1,714円 (税込 1,799 円)

市尾弘那さんのオススメ!

■ 解説                            

 ネットに出回っている爆弾の作り方って本当かよ? ダイオキシンって本当に猛毒なんだろうか?
 テレビや本で紹介されてる健康法が嘘くせえ! ドラッグはどうして効くんだろ?
 理科とは、本来このような素朴な疑問を解決し、知識欲を満たしてくれる学問である。
 あるべきなのである。
 学校で教えてくれる理科ではそんなことは到底出来ないし、ワカラナイ。
 本書は爆弾やドラッグを合成しろと言っているんじゃない、
 そんな最低限の教育すらされてないのが問題だと言いたいのだ。

 理科の本質を覗けば、ラジコンの燃料とおがくずがあればダイナマイト程度の爆弾を作れる、
 ボールペンと塩酸性洗剤から世界大戦で禁止されているような毒ガスができ、
 脱色剤で完全犯罪放火もできてしまう。このように悪用ができてしまうのも科学の側面である。
 そんなアブナイことをやって・・・・と眉をしかめる自称良識人もいるだろう。
 これらは立派な理科の実践であり、教科書で取り上げている目的不明瞭な実験より、
 よっぽど理科らしくないだろうか?

 危ないって? だから何? 兵器も毒物もドラッグも、先人たちによる研究のたまものです!
 それらを支えて発展させてきたのは、地道な科学の発展にほかなならない。
 危険だから、悪趣味だからといって問答無用で拒否し、
 思考停止するヤカラには科学の歴史を馬鹿にするなとおしりペンペンしたい。
 
 そんなわけでダークサイドから「理科」を学んでいく。
 そのことが、理科の世界に新しい入口を用意してくれると企画立案され、
 今回誕生した傀儡型教科書「アリエナイ理科ノ教科書」。
 究極のブラックジョーク? マッドサイエンスの入門書? 気軽なトリビア的読み物?
 どうとらえようがそこは貴方の自由。
 みなさんが「理科」を好きになるキッカケの一つになってくれれば筆者は成仏でき・・
 チガウ、喜びのあまり穴という穴からいろいろ漏らします。

 イラストもいっぱいでとってもわかりやすいぞ。
 コレ1冊で暗黒偏差値急上昇間違! 開運幸福間違いなし。科学のチカラを信じなさい。

●理科の基本事項から暗黒理科をサポート !!( д ) ゜ ゜


 モルって何? 還流って何? コッククロフウォールトン回路? ナンジャソレ? 
 そんな理科に免疫の無い貴方も、アヤシイコトが好き! マッドサイエンス萌え! 
 なホットな思いがあれば無問題。
 本書を入門書に誰もがおののくマッドサイエンティストへの道が開けます。

●ギャグ満載 笑いすぎに注意 !!( д ) ゜ ゜

 本書には随所にくだらないギャグからド●フギャグ、ネタ、ブラックジョークがめいっぱい詰まっています。
 その手の笑いが大好きな人には堪えられないマンガも6本収録。爆笑死にご注意を。


●充実の講師陣 秘密結社 薬理凶室 !!( д ) ゜ ゜


 専門知識があるだけでは教えることは難しい。各著者揃ってみんなキ印。
 そんなアリエナイ思考回路からスピンアウトされる理科の教え方は、読者をとらえ、
 そのまま暗黒のどぶの中に引きずり込むこと請け合いである。
 テンポの良い文章の中に、ブラックジョークとマッドさ、そして専門知識が埋め込まれ、
 ムツカシイなぁと言いつつも、どんどん読み進めれること請け合い。読み過ぎて視力を落とさないように。

●まっどさいえんすミニミニ用語辞典 !!( д ) ゜ ゜

 マッドサイエンスをかじる上で、理科用語とスラングが立ちはだかるでしょう。
 そんな貴方のために巻末にはそういった用語を押さえた、
 マッドサイエンスミニ用語辞典が付属しています。
 ネタと専門用語が入り乱れる高度な笑いに、
 いつの間にかお笑いにウルサイ理科フェチになっていることうけあいです。たぶん。

●世の中の見方が変わる 生物・化学・物理 !!( д ) ゜ ゜

 読者にもっとも期待していること。
 それぞれの教科を通して世の中の裏を見ることの出来る能力を身につけて欲しいと思っている。
 これは仰々しいものではありません。
 本書を読むことで、科学に目覚め、インチキを見抜き、
 そしてなんでも自分で判断し行動できる気になるアグレッシブな読後感をお約束します。たぶん。


■ 市尾弘那さんからの書評                   

 人間の体の切断すべき部分だとか、手軽な毒薬の作り方などなど、
 実際の手順や用意するべきものなどがきっちり書かれている本です。

 わたしは爆発物の作り方を知りたくて(もちろんリアルにやる為じゃないですよ!!)買った本ですが、
 思いがけず、小説内で使用したいアンダーグラウンドな知識がいろいろと手に入りました。


 まさしく教科書と言いますか、数種類の項目に分かれて掲載されており、更に分類されているので、
 ピンポイントで具体的な知識を必要とする……例えば「毒薬についてもっと知りたい!!」と言う場合には、
 少し物足りないかもしれませんが、基礎知識としては、
 幅広く十分な範囲をカバーすることが出来るかと思います。

 広く浅く、場合によっては具体的な「作り方の一例」なども目を通して、
 いろいろ知っておきたいと言う方にはオススメかなと思います。


 ただし、悪用する方にはオススメ出来ません。
 ちなみに、同じシリーズで「図解 アリエナイ理科ノ教科書 2B」と言うのもあります。
 (こちらはわたしは買ってませんが)。


■ この本の欠点、残念なところはどこですか?          

 あくまで「現代」対象で書かれており、爆発物や毒薬など、時代背景によっては
 「未だ手に入らないだろう」「存在してないだろう」と言う機材や物質が必要になる可能性もあるので、
 異世界ファンタジーにそのまま流用出来ない場合もありますね。

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