文学を彩る様々な色は、これまで実際にその正しい色を見ることができず、文献を模索して推理する以外になかった。本書は、色彩学の権威者である著者が長年にわたって蒐集した古文献・古裂・染見本帳など、権威ある典拠により考証し、さらにそれを試染して色調を確かめた本。225色すべてに、染料・古染法・色調や流行沿革などを収載、あわせて文献年表・和洋色名対照一覧表・参考文献・英名を付し、また活用に至便なようにカラー・チャートを添えた、日本色彩芸術事典。
小説を書いていみたいと考えていますが、「色の描写をどうしよう?」と悩んでいました。
知っている色名を挙げるだけだと、どうしても単調になってしまいますかね。この本は参考になりますよ。
【良い点】
カラーで色が載っている。
「日本の伝統色名」「JIS一般色名」「英語名(アルファベット、カタカナでの読み、和訳)」が明記されている。
その色名が遣われ出したり、流行したりした時期など、その色の文化背景が解説されている。
強いて挙げれば、「文庫本にしては高い」(税抜き1500円)ぐらいです。
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