ライトノベル作法研究所
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  4. 人を惹きつける技術公開日:2012/08/13

人を惹きつける技術

ジャンル:キャラクター
著者:小池 一夫
出版社: 講談社+α新書
サイズ: 新書
ページ数: 189p
発行年月:2010年01月20日
匿名希望さんのオススメ!

■ 解説

 対人関係に使える「弱点」と「欠点」を魅力に変える法。「3つの願い」「癖」「噂」「謎」を活用せよ。『子連れ狼』は博多人形から生まれた―ヒットキャラ創りの「必勝!ノウハウ」。 

(「はじめに」より)
  私は、こういう、キャラクターの起て方とか、創り方、動かし方、活かし方なんていう、いわば「キャラクター活用の虎の巻」を、これまで、大学で教えてきました。
 そこで授けた、私の弟子にしか教えてこなかった門外不出の奥義のようなことを、お話しします。
 (略)この世界を「キャラクター」の世界として認識してみると、いろいろなことが見えてきます。
 たとえばそれは、相手を「キャラクター」という概念を通して深くプロファイリングする「対人関係論」でもあり、同時に不特定多数の人に情報を伝える際に、いかにインパクトを与え、効率的に印象づけるかというプレゼンテーション論としても役立つのではないか、とも思います。
 また、多くの後進を育てた私自身の教育論であるともいえます。

■ 匿名希望さんの書評2012/08/12

 はじめまして。執筆中に調べ物をしている際にこちらのサイトにたどり着きました。
 私はプロ作家としてデビューして5年になりますが、まだまだ売れているとは言い難く、浅学による未熟さもあらも目立つ状態です。こちらのサイトには、基本的だけどゆえに普遍で、だからこそ忘れてはいけないことがとてもわかりやすく具体的にまとめられているので、大変勉強になりました。私自身いろいろと知識を集めたつもりではいましたが、やはり、何度でも勉強するのはとても意義のあることだと改めて思い知らされました。折につけ、何度もサイトに伺いたいと思います、ありがとうございます。

 先に感想が長くなり申し訳ありません、以下、推薦図書の書評です。

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 高橋留美子、原哲夫、堀井雄二などを輩出したかの「小池一夫劇画村塾」の塾長であり、大阪芸術大学で「キャラクター原論」を教える小池一夫先生の著書です。「子連れ狼」の原作者と言えば、誰もが思い出せるあの方です。
 「作品の面白さはキャラクターを起てることにある」。これが、小池先生の一貫した教えです。小池先生のキャラクター論はたくさんの著書が出版されていますが、根本が同じなのでいずれも伝えたい内容は一緒です。どの本を読んでもさほど差異はありません。
 そんな中で、一冊だけ選ぶなら、こちらをお勧めします。

 こちらには、物語を面白くするためのノウハウが端的に、ピンポイントに記されています。要点のみです。

 だからこそわかりやすく、とっつきやすい。
 もったいぶらずに「答え」をさっさと提示しています。
 「主人公にはオーラと弱点を、ライバルにはカリスマと欠点を」「キャラクターに3つの願いを持たせよ」等、大事なコツだけを惜しみなく伝えています。

 小難しい指南書で頭でっかちになる必要はありません。欲しい情報だけさくさく欲しい、そんなせっかちな人にはもってこいです。その読みやすさから、必要なとき何度も読み返すことが出来るのも利点です。

■ この本の欠点、残念なところはどこですか?

 あまりにピンポイント過ぎて、少し内容を端折り気味な所でしょうか。
 もしも小池先生の教えが自分の肌に合うと感じたなら、同じテーマの他の著書も読んでみるといいと思います。

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