女の子をもうちょっとだけ可愛く描くための本、完全決定版。

クリエイターのためのおんなのこデータベース ファッション編

著者：おんなのこデータベース制作委員会 　出版社：ジャイブ 　サイズ：単行本 　発行年月：2009年04月 　本体価格 2,100円(税込 2,205 円)

ルークさんのオススメ！

■ 解説

　プロの仕事をしている３０名以上の絵描きが総力を結集したイラスト＆絵で
　見て分かるおんなのこの服の種類や構造が盛りだくさん！
　女の子をもうちょっとだけ可愛く描くための本、完全決定版。

■ ルークさんの書評（良かった点、役に立った部分など）

　この本の強みは、女の子のファッションについての『基礎知識』がお手軽に手に入る所です。

　具体的には、髪型・頭の小物、化粧品、トップス、ボトム、素材、手足、靴、下着、アクセサリー、
　水着、特殊着(メイド服等)についての知識です。

　名前だけ聞かされても『それってどういうものなの？』と疑問が湧くでしょうが、
　この本はそれらを萌えキャラが実際に着用している絵がメインなので、
　それらがどういう形をしているのか分かる(素材以外)のが嬉しいですね。

　更に種類豊富なそれら一つ一つに分かりやすい解説や豆知識が付いているというオマケ付き。

＊化粧の項目に関しては順を追って説明されていますので、
　『化粧道具が分かってもやり方が分からないんじゃ困るよ！』という人も、大丈夫！

　他にも『女の子の平均体格』や、

・女はどこが辛い？
・彼氏がオタクだって分かったら、どうする？
・どんなデートがしたい？
・カバンの中身は？

　といった、１００人の女の子に聞いたアンケートもあります。

　普段から女性ファッション雑誌を読みこなしている人にとっては、あまり買う意味は無いですが――

　女の子のファッションに疎い人には、福音の書となる事でしょう。

■ この本の欠点、残念なところはどこですか？

　これはあくまでも女の子のファッションについての『基礎知識』を身に付けるもので、
　女の子の『ファッションセンス』を磨く為の本ではない、という事ですね。

　自作の女の子キャラのファッションにこだわりたい、という方は別の方法で調べるしかありません。
　また紹介されているのは現代衣装なので、異世界ファンタジーの資料としては使えないかと。

　後、商品の内容上、萌え絵の女の子が下着姿や際どい水着姿になっている絵があります。
　私の感覚が古臭いんだろうとは思いますが、
　個人的には小学生にはちょっと見せづらいかなーと。

　後、アマゾンのレビューによると、女性の視点から見ると少し間違っている所もあるみたいなので、
　『全て』鵜呑みにするのは危険かなと。
(具体的にどこがどう間違っているのかは書いてませんでした。
　女性とはいえあくまでも一個人の意見なので、気にしなくてもいいかもしれませんが)

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『働く男の制服図鑑』『戦う男の制服図鑑』に『競う男たち』を追加した豪華本。

男の制服図鑑 完全版

著者：桜遼/制服を愛でる会 　出版社： エンターブレイン／角川GPエンターブレ 　サイズ： 単行本 　ページ数： 271p 　発行年月： 2007年05月 　本体価格 1,575円（税込）

ナザレ記狸子さんのオススメ！

■ 解説

　男の制服図鑑完全版がついに刊行です。
　制服好きに大好評の「働く男の〜」「戦う男の〜」シリーズ２冊を完全収録。
　そして武道・スポーツ選手の制服をフィーチャーした
　「特別収録　競う男たち」（完全描き下ろし）を追加した豪華本です。

■ ナザレ記狸子さんからの書評（良かった点、役に立った部分など）

　題名のとおり、出ている制服は全て男物です。

　警察官や自衛隊、鉄道員、医者、サラリーマンなどが仕事で使う服は勿論、
　サッカーや野球などスポーツのユニフォームの説明がイラスト付きで紹介されています。
　
　日本だけではなく、アメリカやヨーロッパの軍服も少し出ています。
　なんと第二次世界大戦中の各国の軍服も紹介されています。

　それだけではなく、自衛隊の階級章、エンブレム、
　仕事で使う道具など細かい部分の名称や説明までもイラスト付きで詳しく書かれています。

　また、随所には制服についてのコラムもあります。

　小説だけではなく漫画やイラストを書く時も参考になると思います。
　制服に関するアンケートも出ているのでそれらも参考になるかもしれません。

■ この本の欠点、残念なところはどこですか？

　個人的な意見ですが、カラーのページがもっと出てほしかったですね。

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