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深くておいしい小説の書き方
第一弾で実証した「誰でも小説が書ける」からワンランク・アップ。 「誰でも書ける小説をのりこえ、本物の小説を書く」具体的な方法論を開陳する。 理屈ではなく理論を、理論ではなく技術を会得し、 よりよい素材をより深く生かした「おいしい作品」を書くための指南書。 さあ、あなたも新人賞を目指そう。
第2回 私という現象は一回きりの悲劇である 第3回 文学の未来を拓く「神話的手法」について 第4回 小説はどこまで深くなれるか 第5回 「深さ」と「おいしさ」の実例を分析する 最終回 新人賞応募のコツと諸注意
早稲田大学小説講義で学生たちに教えていることをまとめた本です。 この本で、三田さんは、深くておいしい小説の書き方についてレクチャーしてくれます。 特筆すべき点は、物語をおもしろくするための秘術として、 神話的構造を導入することを勧めているところですね。 神話や伝説は、人々の間で自然発生し、何世代にもわたって伝承され、 そのウチのおもしろいモノが自然淘汰によって現代までに生き残っています。 この神話の構造にこそ、人を惹きつける秘訣があるという訳です。 その例として、三田さんは『水戸黄門』や『スター・ウォーズ』を上げています。 スター・ウォーズは、昔の騎士物語を設定だけSFにして作ったモノだというのです。 この神話的構造は、もちろんライトノベルにおいても有効なものです。 第14回ファンタジア大賞を受賞した『12月のベロニカ』にも、神話的構造が取り入れられています。 また、この本は、新人賞応募のコツと諸注意にも触れています。 その中の、短編小説の書き方と、小説のおいしさの決め手十ヵ条は、まさに必見。 ここで三田さんは、短編小説に深みを出す秘術を教えてくれます。
例として出されるのもドストエフスキーの『罪と罰』など、 若者にはやや取っつきにくいモノです。 その他にもキリストやパスカル、ナポレオンなどを引き合いにだしており、 内容が哲学的で理解しにくい部分があります。 一度に読もうとすると知恵熱が出るかも知れませんね(笑)。 芥川賞受賞作家・三田誠広さんの早稲田大学小説講義を収録した一冊です! >>> |
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誰が書いたのか、いつの時代なのか、そんな偏りも捨ててしまえる「新しい楽しさの基準」。
何故一行目だけかというと、 小説を選ぶ基準としてその小説の一行目を見て決めるのがいいと書いています。 冒頭はどう書いたらよいかと思う人がいると思うので、 この本を読んでみて決めてみるのもいいと思います。 〇〇〇〇〇……… 1ページにこういう風に一行書いています。 解説などはないのですが、全部で300近くの一行目があるので、 参考程度に読んでもいいと思います。 千円以内なのでそう高いものではありません。 もし近くの図書館などでおいてあったなら借りてみるのもいいと思います。
はたしてライトノベルに通じるものであるかと云われたら、難しいでしょう。 あと、どの作品の一行目かは載っていますが、解説は一切ありません。 それを踏まえてもらえれば、おそらく何の問題も無いと思います。 『小説の一行目』のご注文はこちから >>> |
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