陸海空を縦横無尽に駆けめぐる89の乗り物!
神話・伝説などに登場する「乗り物」を、陸・海・空と三つのカテゴリに分けて紹介。
天地創造に始まる神話の時代から近代の物語までを幅広く網羅し、領域的にはヨーロッパからアラビア半島、インドを経て中国、日本まで、「乗り物」の概念が高度に発達していた地域を重点的に扱う。実力派イラストレーターによる美麗イラスト60点を掲載。
「ファンタジーの乗り物」といっても、西洋モノならともかく、和風や中華風だと、イメージが湧きにくいことはありませんか。
そこで役立つ1冊を紹介します。
この本で主に取り上げた地域は、ケルト神話・ギリシア神話・北欧神話・ロシア民話のヨーロッパ、古代エジプトやアラビア半島、インド、中国、日本です。
そのため、西洋風はもちろん、和風・中華風と、どんな世界観でも使える重宝な1冊です。しかも、文庫本で本体価格648円と手軽な割に、情報の質・量ともに十分で、お買い得です。
近代の小説に登場する「架空の未来の乗り物」についても、若干ではありますが書かれています。
「三国志」や源頼朝の馬のように、神話・伝説・歴史上の人物が乗った動物と、水の上だけでなく、空を飛ぶ船が多く出てきます。
特に不満点はありませんが、強いて指摘するとすれば以下の3点です。
まず、カラーイラストが表紙だけです。
そして、空が4分2、海と陸が4分の1ずつと、やや空に偏っています。もっとも、空さえ飛べれば、大抵の所に行けます。また、「空飛ぶ馬」の類が多いので、陸とかぶっている面もあります。ですから、それで用は足るのですが。
最後に、まえがきに、『本書では、人類初の飛行機であるライト兄弟のライトフライヤー号や悲劇の豪華客船タイタニック号など歴史に残っている乗り物ではなく、こうした神々や英雄の乗り物、神話や伝承に残る乗り物などを主に収録している
』とあります。ですので、近現代の実在の乗り物は原則として取り上げられていません。
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