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新人賞対策

何度応募しても第一次選考通過をはたせぬあなたの必読書はこれだ!

新人賞の獲り方おしえます

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 著者久美 沙織
 初版発行:1999年 11月
 サイズ:文庫 / 362p
 出版社:徳間書店(徳間文庫)
 価格 552円 (税込:580円)

愛里さん、イシカワさんのオススメ!

■ 解説                            

 作家への登竜門といえば新人賞。
 その数は少なくないが、誰もがチャンスを得られるわけではない。
 これまで何度応募しても第一次選考通過をはたせぬあなたの必読書はこれだ!
 なぜ、どこが間違っていたか、どう直せばいいのか。
 アッと驚き、即納得の指摘と解法で目からウロコを落とせ!
 「小説家に限らず、斬新な創作をめざすひとにぜひ勧めたい本」、ついに文庫化。


■ 目次                            

 第1回 小説以前から練習する
 第2回 長編のかきだし
 第3回 エンターテイメントとは何か
 第4回 マクガフィンを使いこなせ
 第5回 登場人物のなかの葛藤
 第6回 なぜ一人称小説は難しいのか
 第7回 ジャンルに合ったことばを選ぶ
 第8回 新人賞応募のための心得
 第9回 プロの下手な作品を基準にするな
 第10回 小説のエロス


■ 愛理さんからの書評(良かった点、役に立った部分など)    

 国文科の友人から借りた本なんですが、初心者向けの小説の書き方の本です。
 池袋コミュニティ・カレッジでの久美先生の小説講座をそのまま本にしたものなのですが、
 就職活動の作文に大いに役に立ちました。

 やはりプロの方の話は説得力があります。
「ひとに読む気を起こさせる書き出しとは」
「インパクトのあるタイトルをつける」
「ケチな感性をはやく身につけよ」
「なぜ一人称小説は難しいのか」
「小説のおもてなしの心」
 など、おもしろいコンテンツがかなり沢山あります。

 他にもファンタジー小説の書き方、エッセイの書き方など、
 物書きとはどういうものかというところまで深く掘り下げています。


 私はこの本を見て文章に対する考え方が変わりました。
 かなりオススメします

この本の欠点、残念なところはどこですか?
 古い本です(1993年発行)。
 もしかしたら本屋にはないかも……ネットオークションや古本屋にあると思います。


■ イシカワさんからの書評(良かった点、役に立った部分など)  

 言うなれば、

 「新人賞という試験の参考書」
 
 内容自体は昔に作者がどこぞでした
 本の学校『作文術』」という講座の内容を校正したものなのですが、
 注目すべきは何より『新人賞の獲り方』そのものに重きを置いている点。
 小説を書くための基本的な心構えから、テクニック、そして日常の意識の持ち方まで、
 小説を書く上での実践的なアドバイスを踏まえながら「いかに面白いものを書くか」、
 ということの具体的なポイントについて書かれています。
 
 原稿用紙1枚分を15分で書く課題例を出しつつ、その添削例も載っています。
 かなり辛らつなことをおっしゃっていますが……。

 別に新人賞を獲る気がなくとも、物書きを自認する以上ぜひ読んでおきたい一冊。
 久美さん自身の体験談をもとにしている話がほとんどですので、説得力には事欠かないかと。
 自身がライトノベル作家ということもあり、結構読みやすいと思います。

 続刊として
 『もう一度だけ新人賞の獲り方おしえます』
 『これがトドメの新人賞の獲り方おしえます』 が出ています。


この本の欠点、残念なところはどこですか?
 講演内容をそのまま小説にしてしまったような感じの注釈付きエッセイテイスト溢れる本なので、
 人によっては読むのが苦痛になってしまうかもしれない点。
 随分昔の書冊(93年)なので、もうすでに一般的な本屋にはないだろうところ。
 ネット通販を利用するか、もしくは古本屋、近くの図書館に行けばあるかもしれません。
 (自宅の近くの図書館にはありました)


■ 所長からの一言                       

 1993年に単行本として発売されましたが、その後99年に文庫本として再発行されています。
 文庫本の方は、単行本の半額以下の値段なのでこちらを買ってみると良いでしょう。

 また、著者の久美 沙織さんは、
 ゲームのノベライズやコバルト文庫などで活躍している女性作家です。
 代表作は、『丘の家のミッキー』などがありますね。
 すでに200冊近い本を執筆している実力派の作家と言えます。
 ライトノベル作家さんですから、本の内容はライトノベル新人賞向けになっています。

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