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もっと知りたい武術の極意
「絶対に負けない」ことを可能とする身体操法と心法のメカニズムを追求した果てに見つかった…… 「発想の転換」。 女性や老人、体力的・体格的に劣る者が勝てるからこそ、武術。 武術、武道、格闘技……その流派には、 その流派としての徹底的に合理的な稽古法、戦闘理論、技、心法、理合が秘められています。 それらに共通する原理がわかれば、どんな流派を学ぼうとも、 必ずや参考になるであろう「極意」が本書では述べられています。 そして、本書は単に身体の動かし方や格闘の技だけに目を向けるのではなく、 「現代に生きる者の生命を護る多角的な視点を与えてくれる身体文化」 としての武術について語る『武術』シリーズ第4弾です。 無構え、正中線、沈身、化勁、練体─極意は睫毛の先に在り!
に続く形で出版されたもので、いわゆる「スポーツ競技」ではなく、 より実践的な本来の意味での「武術」について書かれています。 この本で紹介されている「武術」は実に幅が広く、 「武術は若者だけのものではない」とのコンセプトのもと、 老人や女性でも出来る日常的な(?)護身術から、 中国の長拳や酔拳に至るまで実にさまざまなものが取り上げられています。 各武術の基本の構えや、歩行法、拳の形、練習法、 そして技の掛け方までイラストと写真つきで詳しく説明されています。 本書の特徴は、素手で戦う「武術」と剣道のように武器を用いる 「武器術」の両方が取り上げられている事。 そして何より特筆すべきは、本書では老人や女性にも出来る(しかも効果的な!)護身術を 紹介しているので、例えばヒロインが敵を格闘技でやっつけるという描写の参考になります。 強いヒロインを描きたい方お薦め!
あと、細かい動きなどが、静止画だけでは判りづらい部分もあるので、 DVDが付いてたらもっと良かったのになあ、という感じです。 『もっと知りたい武術の極意』のご注文はこちらから >>> |
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図説 剣技・剣術
「惣捲・そうまくり」(5人の敵をなで斬りにする連続技) 「信夫・しのぶ」(暗闇の敵を倒す技)、 「暇乞・いとまごい」(暗殺剣)など、 剣の技を中心に長刀(薙刀、槍、棒・杖)や暗殺・護身用に使われた仕込み刀の技も紹介します。
第2章 日本刀(日本刀の技とは 日本刀の構造と形状 日本刀の構え ほか) 第3章 長刀(長刀の技とは 槍の構造と形状 薙刀・長巻の構造と形状 ほか) 第4章 仕込み刀(仕込み刀の技とは 武器の仕込み刀 日用品の仕込み刀)
また、色んなネタになってくれます。 そして、歴史上や創作作品の中の剣豪たちも紹介してあり、その列伝は楽しめます。
それ以外はとても役に立ちますよ。 日本の剣技・剣術を登場させたい方にオススメです >>> |
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武道の科学―時代を超えた「強さ」の秘密
一撃必殺の突き技、急所への当て身、余分な力をかけずに瞬時に相手を倒すくずし技、 そしていまでは伝説とされている秘術・三年殺しなど、 武道の技には一見不思議なものが数多く存在します。 しかし、そこに現代科学の光をあてると、 人間のからだの仕組みを徹底的にきわめつくした武道の知恵と合理性が見えてくるのです。 武道のどこが科学なのか? バイオメカニクスと解剖生理学を中心に武道の技と秘伝を解きあかし、 さらに「活法」とよばれる「からだを治す」武道、真剣斬りと古武器の秘密に迫ります!
第2章 倒す、くずす、関節技をきめる! 第3章 一撃必殺、急所と突き技 第4章 活法殺法の不思議 第5章 古武器の科学
手を触れないで相手を倒す古武術の『遠当て』、中国武術の『空勁』なんて言えば、 漫画やゲームの世界ではすっかりお馴染みですよね。 その他にも、急所を的確に突くことによって、相手に甚大なダメージを与えて戦闘不能にする まさに奥義とも言うべき当て身技というのがあります。 北斗神拳みたいな技と言えば、わかる人にはわかるでしょう(笑)。 『遠当て』や『空勁』のメカニズムについては、 あらゆる本と同じようにこの本でも完全には解明されていませんが、 (運動催眠、心理的な誘導などが一説としてあげられています) 人体の急所の位置と名前を紹介し、そこを突くとどのような効果があるか? どうして急所は他の部分と違って、急所となっているのか解説されている点が良かったです。 例えば、経穴の中でも『丹田』と並んで、特に有名な『人中』。 ここは鼻と口の間の部分のことで、 東洋哲学では天の気を呼吸して、目に見えない五気を感じる部分だとされています。 突くことによって、ある時は人間を蘇生させたり殺したりできるツボです。 『人中』を解剖学的に見ると、ちょうど骨と骨の接合面となっており、 位置的にもろくなっているのですね。 だから、ここを的確に攻撃されると、骨が砕けて大ダメージとなるようです。 こういった急所を利用した殺法の奥義『無界拳』『風摩殺』なども紹介されており、 なかなか興味深い内容になっています。 もちろん、こういった奥義だけでなく、くずしや関節技、突きなどの基本的な技を、 力学や神経生理学などの面から解明しており、武道とはどういうもなのか知るのに適しています。
扱っている知識は広く浅いもので、もっと突っ込んだことが知りたい場合には歯がゆさを感じます。 人体急所への攻撃効果とか、もっとたくさん紹介して欲しかったのですけどね…… 水月、雁下、頬車、などといったメジャーどころへの攻撃効果しか書かれていません。 武術を小説内で扱う際に押さえておきたい基礎知識を知るための入門書、 といった感じで読むと良いでしょう。 『武道の科学』のご注文はこちら! >>> |
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