「あれ、一字下げが消えちゃった!?」
Wordで書いた文章をコピーして、Web上の投稿ページなどに貼り付けようとすると、なぜか段落頭のスペースが消えてしまう。
こんな困った症状にでくわしたことはありませんか?
じつはこれ、Wordのインデント機能が邪魔をしているのです。
[どうすればいいの?]
あなたの書いた文章を、一度テキストファイル(TXTファイル形式)で書きだしましょう。
1.Word画面の上部、いちばん左にある「ファイル(F)」という文字をクリックしてください。
2.「名前をつけて保存(A)」をクリックしてください。
3.ファイルの種類を「Word文書(*.doc)」から「書式なし(*.txt)」」に変更してください。
(これでTXTファイル形式で保存されることになります)
4.たとえばデスクトップなど、あなたの好きな場所に保存してください。
5.手順4で保存したファイルを開いてください。
6.自由にコピーして貼り付けましょう。一字下げが反映されるはずです。
[どうして反映されないの?]
じつは、Wordは空白を挿入してくれているわけではありません。
文字のスタート位置をやや左にずらすことで、空白があるように「見せかけている」だけなのです。
つまり、もともと空白なんて入っていないのですね。
だからコピーしても反映されないのです。
しかし、一度テキストファイルにしてしまえば、Wordはインデントにしたがって空白を挿入してくれます。
[これからの対策]
毎回、テキストファイルに変換するのは意外に面倒なものです。
それに、テキストファイルでは、文字のフォントまでは反映してくれません。
それならばいっそのこと、一字下げに見せかけるWordの機能を切ってしまいましょう。
1.Wordを立ち上げてください。
2.Wordの画面の上部には、左から「ファイル(F)」「編集(E)」……と項目が並んでいますが、そのなかの「ツール(T)」をクリック。
3.現れた項目の中から「オートコレクトのオプション」をクリックしてください。
(注意)
もし「オートコレクトのオプション」が見当たらない場合は、一番下にでてくる「下矢印が二個重なったようなマーク」をクリックしてください。項目が増えるはずです。
4.「入力オートフォーマット」という文字の上にカーソルを合わせてクリックしてください。
5.下の方にある「Tab/Space/BackSpaceキーでインデントとタブの設定を変更する」のチェックを外してください。
6.「OK」ボタンをクリックしてください。
※注意
ふたたびこの機能を戻したい場合、1~4までは同じ手順で進めてください。
「Tab/Space/BackSpaceキーでインデントとタブの設定を変更する」のチェックを入れて「OK」ボタンをクリックしてください。