痙攣性便秘
腸が何らかの原因で緊張したままになって、便の通過が困難になるタイプの便秘です。弛緩性便秘の反対で、大腸の運動が強すぎて、けいれんを起こした状態になります。
特徴としては、とくかく便は出したいが、なぜか踏ん張ってもまったく出ず、強い腹痛が続き、腹がゴロゴロ鳴ったり、張ったりします。出てくる便は、ウサギの糞のようなコロコロの便や、細くて切れ切れの便で、少しも出した感じになれません。正直、地獄の苦しみを伴います。
この便秘の原因は、主にストレスです。大きなストレスを受けて腸が緊張すると、急激に縮んでけいれんを起こし、便の流れを阻害します。また便秘解消のため、便秘薬を常用していると起こりやすくなります。
このタイプの便秘に下剤はあまり効きません。むしろ、より悪化する危険があります。大腸の緊張をとる漢方薬や、痙攣を抑える薬を飲みましょう。
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