フェヌグリーク

フェヌグリークは、ラテン語で「ギリシアの干草」を意味します。

水溶性植物繊維(ガラクトマンナン)を含んでいるので満腹感を得やすく、お通じがスムーズになります。

このため膨張性の下剤としての効果があり、便秘症の人に福音をもたらします。もちろん、便秘薬ではありませんから、習慣性や副作用の心配は全くありません。

日本ではあまり栽培されていない植物ですが、その匂いを嗅ぐと、「あれ? どこかで嗅いだことがある?」と思われるはずです。そうです。フェヌグリークは、私たちの大好きなカレーの原料なのです。カレー好きにはたまらない独特の香りと風味で、上手にお料理に使えば「良薬この上なく美味」です。

また、医学の父と言われるヒポクラテスに高く評価されていたという、古い歴史を持っています。昔から伝統的に怪我、気管支炎、消化器疾患、関節炎、腎臓障害、男性生殖能力再生等の治療に薦められてきました。
さらに女性にとってうれしい効果があります。実はフェヌグリークは、「クレオパトラ愛用のハーブ」としても知られ、現在でも北アフリカや中東では、

「男性をうっとりさせるような、丸みを帯びた魅力的な乳房にする」と、女性の間で広く愛用されているのです。


◇次へ
◇戻る

◇目次へ
◆トップへ