15回スニーカー大賞ザ・スニーカー賞受賞 『バトルカーニバル・オブ・猿』
初めまして、春日部タケルと申します。
この度、第15回スニーカー大賞において「ザ・スニーカー賞」を受賞いたしました。
タイトルは投稿時の「バトルカーニバル・オブ・猿」という(笑)なものから「ヒマツリ ガール・ミーツ・火猿」に変更となっております。
投稿時代から当サイトには非常にお世話になっております。
創作相談用、雑談掲示板は今でも毎日のように閲覧していますし、3年程前に、受賞作の叩き台となった作品の冒頭を添削用掲示板にアップして、非常に微妙な評価を頂いたのはいい思い出です。
同じ志を持った方々と交流できる場の存在は、非常に心強いですよね。
今後とも是非よろしくお願いいたします。
Q1: 初めてライトノベルに出会ったのはいつですか?
うろ覚えですが、幼少時、角川スニーカーの桃太郎伝説を読んだのが最初だったかと思います。
その後大分間が空きまして、明確な記憶があるところで言うと、電撃のブギーポップシリーズですね。
Q2: 初めて小説を書かれたのはいつですか? それはどのような作品でしたか?
大学3~4年にかけての時期に書き始めました。
処女作は「驚異の再生能力を持った男子高校生が、巨大企業に囚われたヒロインを気合いだけで助け出す異能バトル」という鬼のような中二設定でした。
この前、何気なく読み返してみましたが……ひでえ。
Q3: 作品はどのようなソフトを使って書かれていますか? あるいは手書きですか?
Wordです。PCに標準装備なんで、そのままなんとなく使ってます。
筆圧が高すぎてすぐに手が痛くなるので、手書きは無理ですね。
Q4: 作品の書き方で(例:クライマックスを先に書くなど)、自分なりの書き方がありますか?
冒頭から順に書いていく、という事が出来ません……
まず大雑把なプロットを組んで、先にクライマックス周辺を書いてみたり、会話だけを書き散らしてみたりと、思いついた所から手をつけるというスタイルなので、
とにかくツギハギです。それらをつなぎ合わせる作業に苦労しますが。
Q5: 初めて作品を新人賞に応募されたのはいつですか?
上記の中学二年生的なアレです。投稿時期は大学4年になりたての頃ですね。
なにが恐ろしいかって「もしかしたら受賞するかも」とか本気で思っていた事です。
ええ、そりゃもう容赦なく、完膚無きまでに一次落ちでしたとも。
Q6: スランプになった、もしくは作家になることを諦めようと思ったことはありますか?
投稿時代、今日はもう無理、というのはしょっちゅうありましたが、長期的なスランプというのは無いですね。
今現在、昼の仕事も持っている兼業ですので、スランプというか止まっている暇がありません。
とにかく書きまくらないと時間が、時間が……
Q7: アマチュア時代に参考になった本はありますか?(ハウツー本など)
ハウツー本は多数所持していますが、この一冊! というよりも、雑多な情報をかみ砕いて自分なりに解釈したという感じです。
Q8: 尊敬している作家さんはいますか?
尊敬とはニュアンスが違いますが、ここ数年で一番面白いと思ったのは、茅田砂胡さんの「デルフィニア戦記」ですね。
以前こちらの掲示板にも書きこませてもらいましたが、大学時代に読んで大きな衝撃を受けました。
子供の頃にはよくあった「続きが気になってたまらん!」という気持ちを久しぶりに味わいました。
Q9: アマチュア時代にどのような方法で筆力を高めていきましたか?
実際に書いた云々よりも、子供の頃から好きだった読書が、文章力の下地を作ってくれたのかな、と思います。
Q10: 執筆は、いつもどのような時間帯にされていますか?
前述の通り兼業ですので、勤務日は帰宅から就寝までの2~3時間。
(早番遅番があるので時間帯は定まってません)
休日は、間にネットサーフィンとかゲームとかを挟みながら、終日だらだらと書いている感じです。
Q11: 一日の執筆速度はどの位でしょうか? また、ノルマを作っていますか?
ノルマとして、勤務日は文庫本換算で二ページ。休日は十ページを課してます。
これを守れば二ヶ月で一冊書けるはずなんですよ、理論上は……
Q12: どのような方法でプロットを作られていますか?
なんとなく書きたいシーンやキャラが浮かんで、そこから想像を膨らませていきますね。
僕の場合、詳細な設定を定めてから書き始めるという事ができないので、キャラなんかもとりあえず台詞や掛け合いを書いてみて、ああこいつはこういう奴なんだな、と徐々に詰めていきます。
ストーリーも然りで、大筋以外は書きながら適宜修正していく感じですね。
(都合の良い辻褄合わせともいいます)。
Q13: 作品を書く上で何か大事にしている、または心に留めていることはありますか?
簡潔で意図の明確な文章を書くように心がけています。
読む側に立った時に、抽象的で思わせぶりなのはあまり好きじゃありませんので。
Q14: 「売れるものを書くべきか」、「書きたいものを書くべきか」、答え辛い質問ではありますが 、もし良ければ意見を聞かせていただけませんか?
自分が書きたいものの中に、いかにして売れる要素を盛り込むかが勝負ではないかと。
Q15: プロになれた理由を、ご自分ではどうお考えですか?
なんででしょう (笑)
まあ強いて挙げるとすれば、膨大なインプットがあったから、という点ですね。
大量の漫画、アニメ、ゲーム、ラノベをとり入れた僕の脳が、不可解な化学反応を起こして何かを生み出してくれたようです。
Q16: プロになって一番嬉しかったことは何ですか?
やはり、受賞を聞いた瞬間ですね。まだ発売前なので、プロという自覚はあまりありませんが。
Q17: 最後に、これから春日部タケルさんに続け!と頑張っている方達にアドバイスをいただけませんか?
恐縮ですが一点だけ。
大事なのは一冊書ききる事だと思います。それがどんな黒歴史になろうとも(笑)
僕は、書きまくって送りまくれば、いつかはどこかの賞にひっかかるだろう、という緩いスタンスでやってました。
バトル、って感じです。
炎や鬼や猫又です!
内容があまり難しくないし、登場人物も多くなかったので、読みやすかったです。
また、主人公の祭のドジっぷりがすごいです。
何もないところで転んだりしちゃうのは、本当にすごいです。
お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?
サンジュです。
ゆうきちゃんも好きです。ツンデレな感じが大好きです!
女の子、とわかった後のゆうきちゃんがですね。