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そこは理想郷、天国のようなところなんだって……

ニライカナイをさがして


 ○読者投票結果
 最高です!一押し。 20
 おもしろいです! 11
 なかなか良いです。 5
 ふつうです。 0
 イマイチです。 0
 おもしろくないです。 0
 買うと損します。 0

ジャンル恋愛・ラブコメ
著者葉山 透
出版社:富士見ミステリー文庫
発行年月:2005年12月
本体価格 560円 (税込 588 円)
ロストマンさん一押し!(男性・14歳)

■ 解説                               

 ニライカナイ―僕たちの住むこの世界とは別の異境―神々の国。
 そこは僕たちにとっての理想郷、天国のようなところなんだって……。
 朝の羽田空港で僕が出会ったのは、ポスターの中の女の子、宮沢梨花。
 彼女は、人気絶頂のアイドルだった。
 僕は彼女に手をひかれるまま、搭乗ゲートをくぐることになる。
 彼女が持つのは、楽園行きのBoarding pass―。
 羽田から那覇、石垣島、そして波照間島。南へと続く二人の旅。
 ―この青い海の果てには、ハテのウルマと名づけられたこの島の、
 もっと先の果てには、〈ニライカナイ〉があるのだろうか……?
 「ねえ、タクロー。ニライカナイは、どこにあるの?」
 リカとタクロー。秘密を抱えた二人が南の島で織りなす恋物語。



■ この作品について、熱く語ってください!            

 9Sの葉山先生が書くラブコメです!

 空港で主人公が人気絶頂中のアイドルモデルのポスターを見ていた場面から始まります。
 そこから人気絶頂中のアイドル=リカに連れられて沖縄に行くことになります。
 旅をしていくうちに親しくなっていく二人……
 二人とも大きな隠し事をしたままストーリーは進んでいきます。

 (下はネタバレ)
 経歴も全て偽っていて死ぬために沖縄に来たリカ……
 そしてやはり注目はタクローでしょう。
 実は天才少年で総資産額は国家予算並という超がつく億万長者です。
 最後の方では今まで隠し事をしていたタクローはリカと最悪の別れ方をしてしまいます。

※以上ネタバレ終わり

 その後がもぅ……最高でした。

 9Sとは全然違うストーリーであるし書き方も結構違っていると思います。
 表紙に著者名が書いてなければ葉山先生の作品とは分からないことだったでしょう。
 まぁ「百聞は一見にしかず」(合ってるかな?)
 とりあえず読んでみてください!!


■ お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?  

 リカですね。
 いつもは強引でワガママですが時たま弱みを見せます。
 デコピンの威力も一度見てみたいですね(笑 )。


■ この作品の欠点、残念なところはどこですか?          

 僕にはないと感じさせる作品でした。


■ あなたはこの作品についてどう思いますか?(読者投票)     

最高です!一押し。
おもしろいです!オススメします。
なかなか良いと思います。
ふつうです。
イマイチです。
おもしろくないです。
買うと損します。


-Mini Vote-
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妖精と話の出来る少女リディアの痛快冒険ファンタジー!

伯爵と妖精―あいつは優雅な大悪党


 ○読者投票結果
 最高です!一押し。 72
 おもしろいです! 20
 なかなか良いです。 6
 ふつうです。 2
 イマイチです。 0
 おもしろくないです。 0
 買うと損します。 2

ジャンル恋愛・ラブコメ
著者谷 瑞恵
出版社:コバルト文庫(集英社)
発行年月:2004年03月
本体価格 514円 (税込 539 円)
Arutemisさん 未来さん一押し!(女性)一押し!

■ 解説                               

 リディアは、妖精が見えて、彼らと話ができる女の子。
 父に会うためロンドン行きの船に乗った彼女は、突然現れた若い男に誘拐されてしまう。
 エドガーと名乗るその男は、自分は伯爵だと言い、
 彼の身分を明かすための宝剣探しをリディアに依頼する。
 胡散臭いと思いながらも、彼と契約してしまうリディア。
 一方ちまたでは凶悪な強盗事件が噂になっていた。
 犯人の特徴はエドガーに似ていて……。


■ Arutemisさんの書評                      

 リディアへのエドガーの口説き文句がイチオシ!

 リディアも最初は心を許さなかったエドガーにしだいに心を開いていく――

 けれど、妖精がらみの事件で、次第にふたりはキズナを深くしていく……
 というところがいいです。

 両思いだとわかってからも、ふたりを数々の試練が待ち受ける!
 そういう、危険の中で成長していくふたりのエピソードがとってもおもしろい!



お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?
 ケルピーです!
 エドガーよりも強いしカッコイイ!
 水と馬がよく似合う。
 悪い妖精なのに、リディアにだけやさしくするところがいい!
 わたしがリディアだったら、エドガーじゃなくてケルピーにします!


この作品の欠点、残念なところはどこですか?
 両思いなのに、ずっとじらしているところ。。。

 あと、ロンドンで、絶対になさそうなことが数多くある!
 かなり現実離れしている……


 そして、リディアがものすごくエドガーを嫌っていたので、
 運命で結ばれた恋、というよりは、
 エドガーがつくりあげた絆って感じがする。



■ 未来さんの書評                        

 リディアは妖精が見える女の子。妖精博士を名乗るも周囲の反応は冷ややか。
 そんなある日ひょんなことからアシェンバート伯爵と名乗る若者に出会って・・・

 19世紀イギリスを舞台にした冒険ラブコメ。
 リディアの雇い主であるアシェンバート伯爵ことエドガーはプレイボーイで名高い。
 当然リディアにも甘い言葉をことあるごとにささやいて口説こうとして、リディアは翻弄されっぱなし。

 エドガー・リディアそれぞれの心の葛藤やなかなか進展しない二人の仲も見所のひとつ。

 またエドガーと対立するプリンス率いる謎の結社との対峙や、
 各巻ごとに登場する妖精も見逃せない。
 現代に近い時代設定なのに妖精がからむので幻想的な雰囲気を醸し出してます。

 お互い大切だって思ってるのになかなか距離が近づかない・・・
 そんなじれったい恋模様・ラブコメが大好きって方にお勧めです。



お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?
  ケルピーという妖精。
 人の姿は黒髪の美青年。
 その正体は獰猛な水棲馬
 人などを惑わして食らうはずなのにリディアにはほれた弱みで案外?紳士的。
 ただ、根が馬なので人間の事情に疎く、しょっちゅうリディアに怒られてます。
 そのリディアとのやり取りがお気に入り。


この作品の欠点、残念なところはどこですか?
 リディアが恋に慎重すぎて肝心のところで一歩引いてします。

 また作者の作風としてゆっくり物語を進めていく傾向があるんですが、
 そろそろリディアにも一歩前に進んでほしい。


■ あなたはこの作品についてどう思いますか?(読者投票)     

最高です!一押し。
おもしろいです!オススメします。
なかなか良いと思います。
ふつうです。
イマイチです。
おもしろくないです。
買うと損します。


-Mini Vote-
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普通の大学生が、血のつながらない三姉妹を引き取ることに!?

パパのいうことを聞きなさい!


 ○読者投票結果
 最高です!一押し。 28
 おもしろいです! 6
 なかなか良いです。 3
 ふつうです。 0
 イマイチです。 0
 おもしろくないです。 0
 買うと損します。 1

ジャンル恋愛・ラブコメ
著者松 智洋
出版社:スーパーダッシュ文庫
発行年月:2009年12月
本体価格 571円(税込 600 円)
TenHie(男性・21歳)さん akira(男性・20歳)さん akuaさん(男性)一押し!

■ 解説                               

 大学に合格し、新生活をスタートさせたばかりの瀬川祐太は、
 新しい友人や憧れの人に巡り会い普通の大学生活を送っていた。
 しかし、姉夫婦の乗った飛行機が行方不明になった事から事態は一変。
 一人暮らしの六畳間に、中学生の空、小学生の美羽、保育園児のひなが
 同居することになってしまったのだ!
 いきなり思春期の少女達のパパになってしまった祐太の運命は!?
 ドキドキの同居生活に、祐太を慕う少女達に憧れの先輩との恋も絡んで大騒動!
 愛と感動満載で贈るドタバタアットホームラブコメ開幕。


■ TenHieさんの書評                       

 とても温かい作品です! 

 この作者特有の文章タッチも相まって、
 主人公である瀬川祐太と小鳥遊家三姉妹との絆の深まってゆく様子が温もりと共に伝わってきます。

※ここから先は若干のネタバレエリア
 色々あって中学生の空、小学生の美羽、3歳児のひな三姉妹のパパとなることを決意した祐太。
 保護者としての自分の至らなさを自覚しながらも、時に親戚や友人、近所の方の助けを借りつつ
 三姉妹のために奔走する姿は読んでて胸が温かくなりました。

 そしてそんな祐太の頑張りを姉妹もちゃんと分かっていて、
 空と美羽はだんだんと仄かな恋心を孕んだ信頼を祐太に寄せてゆくこととなります。
 
 『アットホームラブコメ』とはよく的を射た表現で、
 両者とも好きな人には限りなくツボにはまる作品なのではないかと思います。


 祐太は三姉妹を養うために多忙を極め、大学でも何とか単位を貰えるという状況になっても
 彼女らを手放したりはしません。
 それは姉妹を支えることで、祐太自身も肉親を失った悲しみに負けないための元気を
 彼女たちから貰っているから。
 
 祐太や小鳥遊三姉妹の身に起こったことは不幸ですが、
 家族の絆はそんな不幸もはね返すような大きく温かい何かに満ちているんだなと。
 あって当たり前と思いがちな家族ですが、
 自分を今まで育ててくれた家族に対して本当に感謝したいと思います。

 そしてロ研メンバーをはじめ周囲もいい人たちです。
 難しい年頃の三姉妹の保護者なんて、どう頑張っても大学生一人の身には重いです。
 そういうときに祐太の人柄に惹かれた仁村や佐古先輩、香さんが
 祐太を励ましたり助けてくれるというのは友達として理想的だと思いました。
 
 祐太と姉妹を支える優しい人たちによるストーリーの厚みは申し分なく、同時にこんな人たちに出会い、
 自分もこういう優しさを持てるような人になりたいと心から思えた作品でした。

※ネタバレエリア終了

 泣けるかどうかは人それぞれだと思いますが、この作品から多かれ少なかれ
 『人と人との絆の温かさ』を感じてもらえれば嬉しいです。
 
 こういう胸が温かくなる作品はいつまでもあり続けてほしいと思います。


お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?
 美羽かわいい!
 年のわりにしっかりしている面もあれば、年相応なわがままを言うときもある所が何とも!!


この作品の欠点、残念なところはどこですか?
 強いて言うなら大学生が3姉妹の面倒を見るのは経済的に不可能ではないかという
 現実的な懸念でしょう か?あまりツッコんではいけないとも思います。



■ akiraさんの書評                        

 家族の絆について考えたことがありますか?

 当たり前の幸せは当たり前ではなくて、
 本当はもろく、すぐに消えてしまうようなものだと、知っていますか?

 そのとき行動しなければ遅いときもあります。
 ありたいていの思考は、そのときの一瞬の判断に劣るときがあります。

 何が大切で、何が足りないのか、それを判断するのはやはり、自分なのです。

 とまあ、なにやら重い雰囲気で紹介してしまいましたが、
 本編のテンションはとてもラノベらしいコメディのものです。

 女の子に振り回される人間って、こんなものだよなー、とか思ってみたり。
 コメディとシリアスの混ぜ具合がうまい。



お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?
 美羽。
 気配り上手、でも本当のところは我慢している。そんな健気な気配り上手を応援したい。

 莱香。
 本当に自分に足りないものを模索する。その姿勢がすき。


この作品の欠点、残念なところはどこですか?
 オタク要素は今後の絡み具合によりますが、本当に必要なのか?

 そう疑問に思う人もいるかと思います。
 へんに盛り込むよりストレートに楽しみたい方には、少々疑問点が多いかも。



■ akiraさんの書評                       

 題名に惑わされてはダメ!!
 内容はとても感動的で萌える。


お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?
 空。
 とにかくかわいい。


■ あなたはこの作品についてどう思いますか?(読者投票)     

最高です!一押し。
おもしろいです!オススメします。
なかなか良いと思います。
ふつうです。
イマイチです。
おもしろくないです。
買うと損します。


-Mini Vote-
『パパのいうことを聞きなさい! 』のご注文はこちらから >>>

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