≫こういった売れる物重視タイプの人たちは、書きたい物を書けない辛さを完全に割り切っているか、もしくは創作の喜びを書きたいものを書くこと以外に求めているのかな?と思います。
≫いわばマーケティングがすべてである
個人的な意見としては、マーケティングが純粋に楽しい物書きもいるかと。
職人タイプ・・・・特に言うなら詐欺師職人や贋作職人、釣り師みたいな楽しさはあると思います。
クリエイターのすべてが自己承認欲求あるとしたら、特殊メイクや破壊前提の特撮ジオラマ職人、モンスターデザイナー、ひいては他人のテイストを再現するアニメーターなんかは存在しないし、究極的には「騙しきれたらサイコーに楽しい」。自己満足でいいや!!みたいな人も、かつてのなろうは多かったですよ・・・・当時どくしゃとして超楽しかったです・・・・。
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≫売れる物イコール自分の書きたい物ではないので、それでバランスを取っている
という部分に関しても違和感。
わたしが好きな作者は和田慎二というマンガ家なんですが、編集者にリクエストされた彼が嫌々描き始めたサイキックバトル少女漫画『超少女明日香』なんかはひっどいですよ。
アイデアを練るうちに作者が「ひゃっはー!たーのしー!すごーい!」化しており、超能力を持つメアリーポピンズ的なお手伝いさん(17歳ちんくしゃ)が復讐のため、美女に変身しながらニンジャー張りのアクションをぶちかまし、ぼんぼこ爆破し、影分身を使い恐竜を召喚し、全然参考にならないアルティメットお掃除テクニックを披露しながら悪をしばき挙げ、おためごかし的な環境破壊への提唱と自然の友を自称しつつ、淡い恋を抱きつつあった雇用主の主人公ポジの男のもとから春風のごとく去る。
・・・現代から見ても設定が大渋滞なとんでも渾沌ストーリーを爆誕させました(マンガの後書きに作者みずから描いています)
作者本人も気づいていない、新ジャンルへの参戦で悪魔の化学反応が勃発。とんでもストーリーが爆誕★ってのはあるあるな気がします。
描きたい物語と、実は適している物語が違う作者って結構見かけますよ?
売れるジャンル云々は置いておいて、自分の得意分野を知るためにいろいろ挑戦するのは悪くないと思います。