たぶん単に、「勉強のしすぎ」なんですよ……!
それだと、すでに作品内容から比べても、「文章技術」がズレていってないかな? ……と。
そのときにしか、書けない作品が、あるんですよね。
恐らくは、いわゆる「中級者」の悩みなんです、そういう時期を、通っているんです。
ちなみに、あるシンフォニー作曲家の話ですが……。
人生の8番目にあたる「交響曲」を作ったときに、音楽に費やせる創作技術が、かなり上がりすぎていた、らしい。
そのあまり、楽譜に注ぎこめてあげられる「作曲力」が強すぎて、ジックりと時間をかけまくっていって、ついに書き上がった、にもかかわらず……。
ようやっと指揮者に見せたら、「スゴすぎるので演奏できない!」と突っ返されたらしい。
しかたなく、「演奏しやすいように」あえて直した楽譜を、あらためて書いたらしいんですよ。
それが今日まで残っているのですが、もとの楽譜とは、かなり違ってしまった、ようなのでした。
創作においての「超がつく上級者」にも、それなりの「悩み」はあるらしい……。
いきおいよく書いていられるのは、いまのうちかもしれませんよ~?