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タイトル:主人公の目的と作者としての願望の返信の返信の返信 投稿者: サタン

>3つの要素を繋げて調整しつつ話を書こうとすると、
例えば日陽大工とかでテーブルか椅子かを作ろうとした場合、感覚で作ったら脚の長さが違ってガタガタになりますよね。脚の長さが揃うように 調整 しなきゃならない。
この場合、一本目の長さと二本目の長さをそろえて、二本目と三本目をそろえて、三本目と四本目を…ってやってたら微妙に誤差が出てきて四本目と一本目の長さが違ってしまう。
だから、長さを揃えるなら一本目に全ての脚の長さを揃えたほうがいい。
この例えで何が言いたいのかというと、「調整」というのは行き当たりばったりに右をやったり左をやったり感覚でいじくる事を言うのではなく、「どこに合わせて調整するか」っていう「どこに」って基準を決めなきゃならないってことです。
個性なのか目的なのかやりたい事なのか、決めたらブレないようその話の中での基準にして、基準にしたものを変更しないようにしなきゃ。
その中で、私の前のレスは、要約すると「物語を書いてるんだから物語を基準にして、物語の中でキャラを立てるにはシチュだからシチュを想定して個性や目的をシミュレーションしてみたらいい」って回答でした。

でもたぶん、これは返信をもらって何となく感じた事なんだけど、
単純に、書きたいものをどう表現したらいいかの道筋がイメージ出来てないだけのような気がした。
というのも、スレ主さんと同じ状況は私も経験した覚えがあるし、似たような話を聞くこともよくある。
例えば、弱い主人公が必死に努力して最終的にライバルを下してラスボスと戦えるくらいに強くなった、って話があるとして、この物語を凄く気に入って自分もこういうの書きたいって書こうとする初心者によくあると思うんだけど、
この物語で印象に残るのは、当然のことクライマックスだから「主人公がそこそこ強くなった場面」とか「ライバルと戦ってる姿」とか、そういう場面で、そういう場面に憧れて書こうとしてるんよね。それは悪いことじゃないんだけども。
でも、初心者は「憧れてる場面を書きたい」から、序盤で主人公が努力した過程とかをすっとばして、地の文とかで軽く解説するだけで、序盤の敵を憧れてる場面と同じ感じで倒しちゃう。
こんなん、「なんか違う」のは当たり前じゃん? 元作品では長い過程があってクライマックスがあるんだから、クライマックスだけ真似たって違うのは当然。
じゃあ、それを学んで「長い過程」からちゃんと書こうとすると、でも、そもそも初心者が書きたいのは「憧れてる場面」であって「長い過程」のほうではないから、これをやっても「なんか違う」って感じちゃう。
「憧れてる場面・書きたいもの」を書くためには、こういう設計でこんな感じで道筋を整えてっていう書きたいものを書くための道路の舗装(のやりかた)がつかめてないんじゃないかな。

ぶっちゃけ、自分が書いたものに「なんか違う」って、私もそう思ったことはあるけど、特に初心者の頃は何書いてもそんな感想で首をひねってたけども、物語として成立するものが書ける人は滅多にそんなこと思わないんじゃないかな。
前レスでも少し触れたかもしれんけど、そもそもゴールを決めてからその道程を作ってくので、ゴールである「こういう形になる」ってのは最初に決めてるから、「それを表現しきれなかった」という失敗はあるけど、「なんか違う」と思うことは今はもうない。
なので、自分の経験から、初心者の頃によくわかんなかったアレの事かな(道筋を整えられてない)、って思った。

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