あ、念のために申し上げますが、ザイルや、他の道具もたくさんいりますし、おカネもムチャクチャかかりますからね。
だから小説を書く前にカネをかける、という考えの人がいても、あながちその人が間違っているということに決まらないですし、実は目に見えないだけで、小説を書くために必要な道具(書き方のコツ)は無数に、数え切れないぐらいありますよ。それを才能だけで突破する人は別に気にする必要はありませんが。
別に、プロットを綿密に作ること、設定を作ることだけじゃないんですよ。
壁を破るには、どういう話にするかという発想力が必要です。
飛躍した発想力。話全体をどういう風に決着させるか。
プロットを書いても、この「話の決着」という部分を完璧に作らないと、絶対に書けません。
仮面ライダーのほうが桃太郎よりも参考にしやすいという方がいましたが、実は仮面ライダーには弱点があります。
それは、ずっと同じように、悪役が倒されるだけで話が決着しないということです。
続き物にしてずっと食っていくなんてケチな考えは捨てて、話を「決着させる」ことだけを考えてください。
仮面ライダーは実は「駄作です」。どんどん新しい仮面ライダーに変わっていかないで、同じ話で続いていくならもう、どうしようもありません。サザエさんだって駄作です。
ドラえもんは、一回一回ちゃんと話が完結してますよね。だから名作です。
いやいや、そんなことないだろ? まあ、それはまあそうです。だって、面白くないものね、ドラえもんも。
決着した後も話が続いていくなら続けますし、続かないならもう終わりです。
無理やり続き物にしようとするのはよくある落とし穴で、話というのはダラダラ続くのが、この世界のありとあらゆる話の中で、一番最低です。それだけは絶対に避けなくてはなりません。