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タイトル:和風ファンタジーで守るべき事の返信 投稿者: サタン

こういうのは作者個人の工夫なので、これから書くことはあくまで「私ならこういうところを重視するかな」という意味でしかありませんが、
まず、西洋ファンタジーの場合特に気にせずとも読者は「それが異世界のファンタジーである」と認識できますが、東洋の中でも中華はともかく和風となると、初見で「時代モノかな? 江戸? 戦国?」となるかなと思います。
つまり「時代物」と「和風ファンタジー」とで差別化が必要ではないかなと。
呪術や妖怪が出てくるとしても、江戸や戦国を舞台にしたファンタジーも山程ありますから、そもそも「戦国時代を舞台にしたファンタジー」なのか「中世の日本っぽい異世界」なのか、正直質問内容からはわからないのでそれをハッキリさせたほうが良いかと思います。
いえね、「戦国時代風の異世界ハイファンタジー」とあるしそれなら異世界なんだから後者だと思うんだけど、質問には「どこまで再現すればよいか?」と書いてある。戦国時代に似せるならそりゃ前者で戦国時代を舞台にしたファンタジーでしょう。
どっちにしたいのか、よくわからない感じがあります。

「戦国時代っぽさ」は、正直ラノベでは難しいかなと思う。
言葉遣いからしてけっこう違うでしょ。
例えば有名なところで江戸時代の廓言葉(「あちき」「わっち」など女郎の言葉)ですが、吉原を出しておきながら廓言葉を使わないキャラがいたら「吉原っぽくない」でしょ。
でも一方で、そんなに「っぽさ」を出していったらラノベとして受け入れられるキャラにはならないんじゃないかな、とも思う。
一人二人が特徴的な喋り方をするなら個性になるけど……
幕末なら坂本龍馬の土佐弁が有名だけど、標準語を決める前の事だから現代以上に方言もキツいんだよね。それが「土佐っぽさ」「昔の日本の地方の人っぽさ」になるから、そういうのラノベで出してくのは厳しい。
セリフに直に関わってくるから、ぶっちゃけ雰囲気は出るけど読みにくいしね。

となると。
「戦国時代っぽさ」はそれほど気にしなくてもいいと思う。
妖怪が主役なら「人の里では風呂屋は混浴なのが普通らしいぞ」とか「人とすれ違うときは、必ず左に避けるらしい。右に避けると鞘が当たって喧嘩になるんだそうだ」とか、古い日本での豆知識を書いてくくらいでいいんじゃないでしょうか。
「っぽさ」は感性の問題だから、「鯉口を鳴らして挑発する」とか、当時の風習や俗習なんかを知らないと、「こういうことを書けばいい」とは一概に言えないかなと。
ならいっそ、「設定上戦国時代というだけの、ファンタジー」としてしまったほうが楽だし、物語としても楽しめる形になると思う。
「設定上戦国時代」なだけで、そんなに「戦国時代っぽさ」を出す必要はないんじゃないかな?
戦国時代のラノベで思い浮かぶのは「織田信奈の野望」だけど、あれも「っぽさ」はないよね。
あくまで「戦国時代をモチーフにしたラノベ」というだけで、設定上戦国時代が舞台になってるだけかと思う。
というか、主役は妖怪たちなんだし、「戦国時代っぽさ」よりも「妖怪たちの社会っぽさ」を重視すべきでは。

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