まあ、一応まとめると、
・語彙はなるべく平易にして、読みやすさを心がける。
・作者の独りよがりに注意し、読者の求めるものを考慮する。
・感情や本能に訴える要素を盛り込む。
ということになるのではないでしょうか。
語彙にかぎって言えば、私のイメージでは無駄に硬い言葉や凝った比喩などは使わず、小学校高学年~中学生くらいが抵抗なく読めて、なおかつ幼稚な印象を与えない文章が理想かなと思っています。しかし小説を読むスキルは語彙力だけではなく、理解力、想像力、経験・知識なども係わってきます。それらは読者のレベルが高いか低いかで測れるものでもなく、それよりも何が好まれるかという方向で考える方がよいのではないかと思うんですね。
端的に言ってエンタメの場合は、読者の感情や本能を刺激する要素は必須。よく言われる「先に希望がもてない時代だから人生リセット型の異世界ファンタジーが好まれる」というのは今の読者の感情を読もうとしているわけだし、エロは本能の領分ですから。