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タイトル:四年前の概要と今の概要を書いてみた。添削望むの返信 投稿者: t

四年前の概要は過去に戻るのが面白いです。
ただ、この蒼空(さおとめ そら)では作者の都合が透けて見えます。
何のために矛盾を解消するのか。蒼空(さおとめ そら)がこのお話にとって、絶対に欠かすことのできない存在になっていくからです。
ではどこを膨らませるように書かなければといけなかったか。
全体の文章の方向性がどこに向いていればいいのか、と考えてみてはどうでしょうか。

――――――

今の方の電子恋愛は、記憶の扱いが問題になっていてとても面白いです。
荒川 晃(あらかわ こう)の記憶のお話と、おそらく恋愛に発展するであろう彼女とのお話のふたつがあって。話が整理されていない問題もあるのですがふたつのお話のうち、どちらをメインとして書きたいのか分かりませんでした。
違う言い方をするなら、
機械の荒川 晃(あらかわ こう)は人間の自分を知る。そして自身の記憶がなくなるかもしれないことに考え悩み、何かしらの答えをだすはずが。荒川 晃(あらかわ こう)は記憶にどう決着をつけたのか、そしてそこに彼女がどうかかわっていくのか。そのあたりの一番面白いところが書かれていません。

例えばですが最終行にこうあります。
「記憶の前面に上書きされた彼女の顔を悩んで声を掛けると「遅い」そういってあの時と同じように僕たちは笑った。」(※抜粋)
↑に繋がる道筋をきちんと説明できていますか。
例えば原因が、「親から可動部に油を注された」ことですべては油が見せる幻想だったとも考えられる。
あるいは、「私は記憶とは逆なことをして本体にダメージを与えようとしてるの――」。本体にダメージで頭がおかしくなっただけじゃないのかと読者に思われるかもしれない。
ここらへんは医者が冒頭にルール説明をすればいい話だと思いますが……。

このお話は機械の荒川 晃(あらかわ こう)が記憶の扱いを知って、良い方向か悪い方向かは分かりませんが、この経験で何かしらの成長をしていくわけですよね。
荒川 晃(あらかわ こう)はこう言っています。
「本当の自分はあそこにいる、人間? 急に怖くなってきた、死を意識した。仮に俺が治る歳まで来たら?」(※抜粋)
こうなった経緯ももちろん読者は知りたいのですが、私だったらその先の変化を、自分が読者だったら一番読んでみたいと思います。

概要が終わりに近づくと魅力的な台詞の彼女が登場します。
「私は記憶とは逆なことをして本体にダメージを与えようとしてるの、あなたもしてみない? 人生は一度きりだよ?」(※抜粋)
細かい矛盾はどうとでもなります……たぶん……。
それよりも2人の関係や考え方がどう変化していくか、記憶の扱いがどなっていく……かが大切かもしれません。

何かのお役に立てば幸いです。

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